WHAT MUSEUM、2023年4月28日(金)より公開制作:能條雅由「うつろいに身をゆだねて」を開催
本展では、展示室を公開制作スペースとし、作家の新作を展示した空間に作家が通い、新たな作品を制作していきます。第1弾は、自然現象からインスピレーションを受け、作品の中に偶然性や現象的要素を取り込みながら多様な視覚体験を生み出す試みをしている能條雅由氏をお迎えします。今回の公開制作では、作家が新たに取り組んでいる樹々の年輪や細胞の蠢きを思わせる「Links」シリーズを制作、箔を用いた代表作「Mirage」シリーズの新作もあわせて展示します。また、本展のために撮影した作家へのインタビューや作品の制作プロセスを記録した映像を通して、作家の思考や制作方法に迫ります。
WHAT MUSEUMは、公開制作という作家と直接的な接点が生まれる場を提供することで、来館者が普段目にすることのない作品が生まれるプロセスに立ち会い、作家の思考や作品への深い理解といった新たな発見を得る機会を創出します。また作家にとっても、通常とは異なる環境と空間に身を置き、来館者とコミュニケーションを取りながら制作することで、新たな作品を生み出すきっかけになることを願います。来館するたびに、時とともに移り変わっていく作品の姿を鑑賞いただき、ここでしか出会えない作品と作家とのコミュニケーションをお楽しみいただけます。当館では、多彩な作家たちをみなさまにご紹介するため、今後も公開制作を開催していく予定です。
本展会期中に制作した作品を販売するほか、関連イベントとしてワークショップやトークイベントを開催します。詳細は公式ウェブサイトで順次公開します。
開催概要
展覧会名:公開制作:能條雅由「うつろいに身をゆだねて」
会期:2023年4月28日(金)~2023年8月27日(日)
会場:WHAT MUSEUM 1階SPACE2(〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-10 寺田倉庫G号)
開館時間:火~日 11:00~18:00(最終入場17:00)月曜休館(祝日の場合、翌火曜休館)
入場料:一般1,500円、大学生/専門学生 800円、高校生以下 無料
※オンラインチケット制
※同時開催の展覧会の観覧料を含む
※本展会期中に何度でも入場できるパスポートを販売
WHAT MUSEUM PASSPORT 2,000円
※当ミュージアムの「建築倉庫」では、建築家や設計事務所からお預かりした600点以上の建築模型を保管し、その一部を公開しています
料金:建築倉庫入場料700円、セットチケット(本展入場料+建築倉庫入場料)2,000円
主催・企画:WHAT MUSEUM
企画運営協力:アートマネジメントオフィス アホイ!
協力:丸尾隆一
グラフィック:氏デザイン
URL:https://what.warehouseofart.org/exhibitions/opencreation1
作家滞在日程(予定)
4月29日(土)
5月3日(水)、6日(土)、10日(水)、13日(土)、17日(水)、20日(土)、24日(水)、27日(土)、31日(水)
6月3日(土)、7日(水)、10日(土)、14日(水)、17日(土)、21日(水)、24日(土)、28日(水)
7月1日(土)、8日(土)
※滞在時間は各日13:00から17:00までです
※滞在日程は変更になる可能性があります。最新情報はWHAT MUSEUM公式SNSよりご確認ください
※作品の完成は7月上旬を予定しており、それ以降は完成した作品をご覧いただけます
能條雅由(のうじょう まさよし)氏について
1989年生まれ、2015年に京都芸術大学(旧:京都造形芸術大学)大学院修士課程を日本画専攻で修了。コンテンポラリーな表現と日本美術の美学を融合した独自の表現方法で、人々の記憶や時の流れといったテーマを追求。大学在学中、社会における記憶(集合的記憶)に興味を持ち、様々なメディウムや技法でその追求を行ってきた。また、創作から恣意性を取り去るために、写真を取り入れたミクストメディアによる表現方法として、記憶のイメージを構成する最小単位としての色とフォルムを写真から抽出し作品に反映させている。撮影した写真を分解・再構築し、銀箔の表現に落とし込むことによって、写真は持っていた事実性や具体性をなくし、誰もが何処かで見たことがあるようなぼんやりとした印象を作品に与える。このような独特な方法でつくられた作品は、鑑賞者の深くにある記憶と結びつき、心の中に“ある既視感”を生む。(YUKIKO MIZUTANI)
【同時開催】
WHAT MUSEUM1階SPACE1および2階にて、高橋龍太郎コレクション「ART de チャチャチャ −日本現代アートのDNAを探る−」展を開催します。
【出展作家のインタビュー映像を公開】
WHAT MUSEUM公式YouTubeチャンネルでは、「WHAT ARTIST INTERVIEW」と題して展覧会に出展する作家のインタビュー映像を公開しています。本展覧会に関するインタビューは会期中に順次配信予定です。
公式YouTube:https://www.youtube.com/c/WHATMUSEUM
【WHAT MUSEUMについて】 https://what.warehouseofart.org
2020年12月、東京・天王洲にオープンした「WHAT MUSEUM」。寺田倉庫が作家やコレクターからお預かりしている貴重なアート作品を公開する芸術文化発信施設です。倉庫会社としての美術施設はどう在るべきかを模索し、たどり着いたのは「倉庫を開放、普段見られないアートを覗き見する」というユニークなコンセプトでした。作家の思いはもちろん、作品を収集するコレクターのこだわりを大切な作品とともに展示。アートとの出会いの場を創出します。倉庫内で静かに光を放つ文化的価値を暗示した、WHAT(WAREHOUSE OF ART TERRADA)の名のもとに展示されるのは、平面や立体のアート作品をはじめ、建築模型、写真、映像、文学、インスタレーションの数々。これらの多様な芸術文化を、倉庫会社ならではの美術館のかたちとして、新たな切り口で企画・展示を行っています。
【寺田倉庫について】
社名:寺田倉庫株式会社(Warehouse TERRADA)
代表者:代表取締役社長 寺田航平
所在地:〒140-0002 東京都品川区東品川2-6-10
設立:1950年10月
URL:https://www.terrada.co.jp
【本展覧会およびWHAT MUSEUMに関するお問い合わせ先】
寺田倉庫 WHAT MUSEUMチーム E-MAIL:info.what@terrada.co.jp
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