「第25回 国際博物館会議(ICOM)京都大会」の全160セッションを『おもてなしガイド™』で13言語に多言語同時通訳
日本初開催、世界141の国と地域が参加する3年に一度の国際会議で「SoundUD™」が採用 - 博物館向けの新機能「音声ガイド」も発表 -
ヤマハ株式会社が開発し、国内外約296もの組織とその共通規格化・普及に取り組む、音をICT化するプラットフォームおよびテクノロジー「SoundUD」※1が、現在開催中の「第25回 国際博物館会議(ICOM)京都大会」(以下、「ICOM KYOTO 2019」)※2で採用され、講演や会議など、全160セッションの内容を『おもてなしガイド』※3によって同時通訳し、13言語の文字情報を会場のスクリーンや来場者のスマートフォン上に表示するというサービスの構築を実現しました。また9月3日(火)には、『おもてなしガイド』の新機能として博物館向け「音声ガイド」の発表も行いました。
※1: Sound Universal Design(音のユニバーサルデザ
※2: 主催:ICOM本部事務局、ICOM日本委員会、ICOM京都大会2019組織委員会、日本博物館協会 共同主催:日本学術会議
※3: 当社が提供する「SoundUD」対応アプリケーションの一つで、アナウンスやショー、国際会議などの音声と連動して、文字やさまざまな情報をスマートフォンなどに提供することができる。
ポイント
9月1日(日)から9月7日(土)にかけて京都で開催されている「ICOM KYOTO 2019」は、文化の祭典として日本国をあげて招致を叶えた、3年に一度開催されるミュージアムに関する世界最大・唯一の国際会議です。日本での開催は今回が初となり、世界141の国と地域から約3,000名の美術館・博物館・科学館関係者など、文化領域のオピニオンリーダーが京都に集まります。
秋篠宮皇嗣同妃両殿下がご臨席された開会式をはじめ、基調講演やパネルディスカッションなどの全体会議、国際委員会の委員会セッションなど、全160セッションで『おもてなしガイド』の「多言語同時通訳ガイド」機能が採用され、英語をはじめとする各セッションで使用された言語が分からない来場者をはじめ、聴覚障がい者や、音が聞こえづらくなった高齢者の方々にも、講演や会議の音声の内容を13言語の文字で届けました。
また9月3日(火)には、『おもてなしガイド』の新機能である博物館向けの「音声ガイド」機能の公開も行いました。
「多言語同時通訳ガイド」と「音声ガイド」の詳細については以下詳細をご覧ください。
<『おもてなしガイド』―「多言語同時通訳ガイド」機能概要>
『おもてなしガイド』の「多言語同時通訳ガイド」は、講演や会議中の音声を13言語の文字に翻訳し、翻訳内容を会場のスクリーンに表示したり、『おもてなしガイド』アプリを通じて聴講者のスマートフォンに表示したりできる機能です。既存の音響設備やスマートフォンを利用して情報を提供することができるため、簡単に導入することが可能です。また、『おもてなしガイド』のアナウンス機能を利用して、講演・会議中に放送される注意喚起・非常放送アナウンスなどを届けることもでき、安心・安全な講演や会議の運営を実現できます。
主な特長
1.タブレット1台だけで簡単に多言語同時通訳ガイドを実現
会場のPA機器に「多言語同時通訳ガイド」配信アプリをインストールしたタブレットを接続するだけで、講演・会議中の音声を13言語の文字にして提供できます。さらに自動翻訳機能を活用することで、話者の話した内容をその場で翻訳することも可能です。また、あらかじめ人力翻訳しておいた原稿を、講演・会議の内容や進行に合わせて提供することも可能となっています。
2.会場のスクリーンや聴講者のスマートフォンに多言語表示
「多言語同時通訳ガイド」で翻訳された内容を会場内のスクリーンに言語別に表示することができます。スクリーンに表示しきれない言語は、『おもてなしガイド』アプリを通じて聴講者のスマートフォンに表示することも可能となっています。
3.会場内でのみ利用可能、「SoundUD」トリガー技術による受信範囲のコントロールが可能
『おもてなしガイド』の中核技術である「SoundUDトリガー」によって、会場内のみを受信可能範囲とすることができ、その場にいる人にのみ、翻訳内容を届けることを可能にします。聴講者は『おもてなしガイド』アプリを開くだけで、会場IDやパスワードを入力することなく、すぐに利用を開始して翻訳内容を確認できます。
<『おもてなしガイド』―「音声ガイド」機能概要 ※新機能>
展示物の音声ガイドの制作から多言語での配信までをワンストップで行うことができる『おもてなしガイド』の新機能です。スマートフォンなどから解説音声を録音するだけで、ユニバーサルデザインに対応した多言語対応音声ガイドを作成して、その場ですぐに提供することができます。また、音声ガイドを利用している最中でも、館内アナウンスや非常アナウンスが流れた際には、その内容を優先して多言語で表示させることもできます。
主な特長
1.スマホ1台だけで簡単に音声ガイド化
誰よりも展示物に精通し愛着を持つ、学芸員の方々の声を直接吹き込める録音機能を提供します。専用アプリをインストールして、スマートフォンに声を吹き込むだけで配信音声の録音が完了。場所にとらわれず、必要とする時にすぐに音声ガイドを作成・修正・追加することを可能にします。専門業者に制作などを依頼する必要はなく、時間もコストも大幅に削減できます。
2.受信も簡単、スマートフォンにアプリをインストールするだけ
『おもてなしガイド』アプリをスマートフォンにインストールするだけで、コンテンツを受信できます。レシーバーなどの専用受信端末は必要とせず、ハードウェアのメンテンスも不要です。アプリは無料で公開されているため、来場者が自身のスマートフォンにアプリをインストールする形を取れば、コスト削減にも繋げられます。
3.訪日外国人や聴覚障がい者にも優しい、『おもてなしガイド』の文字化・多言語化機能
外国語に精通したスタッフやナレーターがいなくても、音声を録音するだけで、瞬時に多言語の翻訳テキストを作成できます。音声と連動して多言語の文字情報を提供することで、訪日外国人や聴覚障がい者の方々にも役立つガイダンスを提供できます。
4.館内でのみ利用可能、「SoundUDトリガー」技術によるコンテンツ保護
音声ガイドをスマートフォンアプリで提供した場合、どこでもコンテンツを閲覧できてしまうおそれがあります。『おもてなしガイド』の中核技術である「SoundUDトリガー」によって、館内のみを受信可能範囲とすることができ、コンテンツの保護を容易に実現できるようになっています。
5.地域活性化や他の博物館との連携を促進する、共通システムとしての『おもてなしガイド』
『おもてなしガイド』は、博物館のみならず、交通機関や観光地、商業施設などさまざまな場所で業界横断的に利用されています。その情報配信規格は共通化されており、どの対応スポットでも、同じスマートフォンアプリで情報を受け取ることができます。これにより、地域の交通機関、観光地、商業施設などと連携したスタンプラリーや割引券配布、アンケート収集、そして他館との相互集客、告知などを容易に実施することを可能にします。
6.みんなで博物館を活性化、UGC型「音声ガイド」としても活用可能
博物館側が許可をすれば、誰もが自由に「音声ガイド」を投稿できる機能を提供できます。地域出身の有名人やインフルエンサー、地域ガイドの方々などが独自に「音声ガイド」を作ることが可能となり、さまざまな視点や解説を取り入れた、地域共創型のユニークな「音声ガイド」を提供することができます。
※UGC:User Generated Contents(インターネット上でユーザーが生成し投稿したコンテンツ)
<『おもてなしガイド™』>
当社が、音のユニバーサルデザインを支えるために開発した「SoundUD」対応アプリケーションおよびシステムです。交通機関や商業施設、観光地など、街中で流れるアナウンスをはじめ、エンタテインメントショーや、講演や会議、博物館展示に関する内容など、各空間で必要とされる情報を誰にでも伝えることを可能にします。
『おもてなしガイド』アプリ 対応OS:iOS 9.0以降/Android 4.4以降
公式サイト:http://omotenashiguide.jp/
<「SoundUD™」とは>
当社が開発し、提唱する、音のある空間とICT機器をつなぐためのプラットフォームおよびテクノロジーです。一般的なスピーカーから再生できる“音声トリガー”を利用した音響通信技術をはじめ、Bluetooth®やGPSなどとも連動できる「SoundUDトリガー」を用いることで音のICT化を容易に実現します。
2017年には、言語や聴力への不安がない「音のユニバーサルデザイン」化社会づくりを推進するための組織「SoundUD 推進コンソーシアム」(事務局:ヤマハ)を組成し、現在、296社団体を超える会員と「SoundUD」の共通化と普及に取り組んでいます。コンソーシアムの会員は、「SoundUD」に関連した多数の取得・出願済特許を用いた事業展開が可能となっています。
「SoundUD 推進コンソーシアム」:https://soundud.org/
おもてなしガイド 公式サイト
http://omotenashiguide.jp/
ヤマハ 企業情報サイト/ニュースリリース
https://www.yamaha.com/ja/news_release/
※「音のユニバーサルデザイン」「SoundUD」「OMOTENASHI GUIDE」「おもてなしガイド」は、当社の登録商標です。
※そのほかの文中の商品名、組織名などは当社や各社、各機関の商標または登録商標です。
※このニュースリリースに掲載されている情報などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。
イン)
※2: 主催:ICOM本部事務局、ICOM日本委員会、ICOM京都大会2019組織委員会、日本博物館協会 共同主催:日本学術会議
※3: 当社が提供する「SoundUD」対応アプリケーションの一つで、アナウンスやショー、国際会議などの音声と連動して、文字やさまざまな情報をスマートフォンなどに提供することができる。
ポイント
- 当社『おもてなしガイド』が日本初開催で3年に一度の国際会議の通訳システムとして採用
- 全160セッションの会議内容をリアルタイムに13言語に翻訳し会場スクリーンや来場者のスマホに表示
- 期間中、博物館向けの多言語対応音声ガイドを容易に構築できる新機能「音声ガイド」も発表
9月1日(日)から9月7日(土)にかけて京都で開催されている「ICOM KYOTO 2019」は、文化の祭典として日本国をあげて招致を叶えた、3年に一度開催されるミュージアムに関する世界最大・唯一の国際会議です。日本での開催は今回が初となり、世界141の国と地域から約3,000名の美術館・博物館・科学館関係者など、文化領域のオピニオンリーダーが京都に集まります。
秋篠宮皇嗣同妃両殿下がご臨席された開会式をはじめ、基調講演やパネルディスカッションなどの全体会議、国際委員会の委員会セッションなど、全160セッションで『おもてなしガイド』の「多言語同時通訳ガイド」機能が採用され、英語をはじめとする各セッションで使用された言語が分からない来場者をはじめ、聴覚障がい者や、音が聞こえづらくなった高齢者の方々にも、講演や会議の音声の内容を13言語の文字で届けました。
また9月3日(火)には、『おもてなしガイド』の新機能である博物館向けの「音声ガイド」機能の公開も行いました。
「多言語同時通訳ガイド」と「音声ガイド」の詳細については以下詳細をご覧ください。
<『おもてなしガイド』―「多言語同時通訳ガイド」機能概要>
『おもてなしガイド』の「多言語同時通訳ガイド」は、講演や会議中の音声を13言語の文字に翻訳し、翻訳内容を会場のスクリーンに表示したり、『おもてなしガイド』アプリを通じて聴講者のスマートフォンに表示したりできる機能です。既存の音響設備やスマートフォンを利用して情報を提供することができるため、簡単に導入することが可能です。また、『おもてなしガイド』のアナウンス機能を利用して、講演・会議中に放送される注意喚起・非常放送アナウンスなどを届けることもでき、安心・安全な講演や会議の運営を実現できます。
主な特長
1.タブレット1台だけで簡単に多言語同時通訳ガイドを実現
会場のPA機器に「多言語同時通訳ガイド」配信アプリをインストールしたタブレットを接続するだけで、講演・会議中の音声を13言語の文字にして提供できます。さらに自動翻訳機能を活用することで、話者の話した内容をその場で翻訳することも可能です。また、あらかじめ人力翻訳しておいた原稿を、講演・会議の内容や進行に合わせて提供することも可能となっています。
2.会場のスクリーンや聴講者のスマートフォンに多言語表示
「多言語同時通訳ガイド」で翻訳された内容を会場内のスクリーンに言語別に表示することができます。スクリーンに表示しきれない言語は、『おもてなしガイド』アプリを通じて聴講者のスマートフォンに表示することも可能となっています。
3.会場内でのみ利用可能、「SoundUD」トリガー技術による受信範囲のコントロールが可能
『おもてなしガイド』の中核技術である「SoundUDトリガー」によって、会場内のみを受信可能範囲とすることができ、その場にいる人にのみ、翻訳内容を届けることを可能にします。聴講者は『おもてなしガイド』アプリを開くだけで、会場IDやパスワードを入力することなく、すぐに利用を開始して翻訳内容を確認できます。
<『おもてなしガイド』―「音声ガイド」機能概要 ※新機能>
展示物の音声ガイドの制作から多言語での配信までをワンストップで行うことができる『おもてなしガイド』の新機能です。スマートフォンなどから解説音声を録音するだけで、ユニバーサルデザインに対応した多言語対応音声ガイドを作成して、その場ですぐに提供することができます。また、音声ガイドを利用している最中でも、館内アナウンスや非常アナウンスが流れた際には、その内容を優先して多言語で表示させることもできます。
主な特長
1.スマホ1台だけで簡単に音声ガイド化
誰よりも展示物に精通し愛着を持つ、学芸員の方々の声を直接吹き込める録音機能を提供します。専用アプリをインストールして、スマートフォンに声を吹き込むだけで配信音声の録音が完了。場所にとらわれず、必要とする時にすぐに音声ガイドを作成・修正・追加することを可能にします。専門業者に制作などを依頼する必要はなく、時間もコストも大幅に削減できます。
2.受信も簡単、スマートフォンにアプリをインストールするだけ
『おもてなしガイド』アプリをスマートフォンにインストールするだけで、コンテンツを受信できます。レシーバーなどの専用受信端末は必要とせず、ハードウェアのメンテンスも不要です。アプリは無料で公開されているため、来場者が自身のスマートフォンにアプリをインストールする形を取れば、コスト削減にも繋げられます。
3.訪日外国人や聴覚障がい者にも優しい、『おもてなしガイド』の文字化・多言語化機能
外国語に精通したスタッフやナレーターがいなくても、音声を録音するだけで、瞬時に多言語の翻訳テキストを作成できます。音声と連動して多言語の文字情報を提供することで、訪日外国人や聴覚障がい者の方々にも役立つガイダンスを提供できます。
4.館内でのみ利用可能、「SoundUDトリガー」技術によるコンテンツ保護
音声ガイドをスマートフォンアプリで提供した場合、どこでもコンテンツを閲覧できてしまうおそれがあります。『おもてなしガイド』の中核技術である「SoundUDトリガー」によって、館内のみを受信可能範囲とすることができ、コンテンツの保護を容易に実現できるようになっています。
5.地域活性化や他の博物館との連携を促進する、共通システムとしての『おもてなしガイド』
『おもてなしガイド』は、博物館のみならず、交通機関や観光地、商業施設などさまざまな場所で業界横断的に利用されています。その情報配信規格は共通化されており、どの対応スポットでも、同じスマートフォンアプリで情報を受け取ることができます。これにより、地域の交通機関、観光地、商業施設などと連携したスタンプラリーや割引券配布、アンケート収集、そして他館との相互集客、告知などを容易に実施することを可能にします。
6.みんなで博物館を活性化、UGC型「音声ガイド」としても活用可能
博物館側が許可をすれば、誰もが自由に「音声ガイド」を投稿できる機能を提供できます。地域出身の有名人やインフルエンサー、地域ガイドの方々などが独自に「音声ガイド」を作ることが可能となり、さまざまな視点や解説を取り入れた、地域共創型のユニークな「音声ガイド」を提供することができます。
※UGC:User Generated Contents(インターネット上でユーザーが生成し投稿したコンテンツ)
<『おもてなしガイド™』>
当社が、音のユニバーサルデザインを支えるために開発した「SoundUD」対応アプリケーションおよびシステムです。交通機関や商業施設、観光地など、街中で流れるアナウンスをはじめ、エンタテインメントショーや、講演や会議、博物館展示に関する内容など、各空間で必要とされる情報を誰にでも伝えることを可能にします。
『おもてなしガイド』アプリ 対応OS:iOS 9.0以降/Android 4.4以降
公式サイト:http://omotenashiguide.jp/
<「SoundUD™」とは>
当社が開発し、提唱する、音のある空間とICT機器をつなぐためのプラットフォームおよびテクノロジーです。一般的なスピーカーから再生できる“音声トリガー”を利用した音響通信技術をはじめ、Bluetooth®やGPSなどとも連動できる「SoundUDトリガー」を用いることで音のICT化を容易に実現します。
2017年には、言語や聴力への不安がない「音のユニバーサルデザイン」化社会づくりを推進するための組織「SoundUD 推進コンソーシアム」(事務局:ヤマハ)を組成し、現在、296社団体を超える会員と「SoundUD」の共通化と普及に取り組んでいます。コンソーシアムの会員は、「SoundUD」に関連した多数の取得・出願済特許を用いた事業展開が可能となっています。
「SoundUD 推進コンソーシアム」:https://soundud.org/
おもてなしガイド 公式サイト
http://omotenashiguide.jp/
ヤマハ 企業情報サイト/ニュースリリース
https://www.yamaha.com/ja/news_release/
※「音のユニバーサルデザイン」「SoundUD」「OMOTENASHI GUIDE」「おもてなしガイド」は、当社の登録商標です。
※そのほかの文中の商品名、組織名などは当社や各社、各機関の商標または登録商標です。
※このニュースリリースに掲載されている情報などは、発表日現在の情報です。
発表日以降に変更される場合もありますので、あらかじめご了承ください。
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