アンペロプシン・キトサンにより血清尿酸値が低下

株式会社ファンケルはこのほど、藤茶(1)由来アンペロプシン(2)とキトサン(3)を含む食品(以下「アンペロプシン・キトサン含有食品」と表記)を継続して摂取することによって、血清尿酸値が高め(6.0 mg/dL以上7.0 mg/dL以下)の男性に対して、血清尿酸値を低下させることを臨床試験で確認しましたのでお知らせします。本研究成果は、「薬理と治療」(Vol.46, No. 1, 2018)に論文として掲載されております。
<試験方法と結果>
【方法】
 
医師が試験参加に問題がないと判定した20歳以上65歳未満で、血清尿酸値が6.0 mg/dL以上7.0 mg/dL以下の男性80名を、アンペロプシン・キトサン含有食品を摂取する群(アンペロプシン・キトサン含有食品群)とアンペロプシン・キトサンを含まない食品(以下「プラセボ」と表記)を摂取する群(プラセボ群)に無作為に分けました。両群ともに各食品を12週間摂取していただき、血清尿酸値を測定しました。本試験は公正に実施するため、先入観や意図的な操作ができない二重盲検法(4)で実施しました。

【結果】 
被験者80名中、試験の所定のスケジュールを完了した78名の摂取12週後の血清尿酸値を調べたところ、プラセボ群は摂取前から血清尿酸値が0.28 mg/dL上昇したのに対し、アンペロプシン・キトサン含有食品群は、摂取前から0.15 mg/dL低下したことを確認しました(図1)。これにより、アンペロプシン・キトサン含有食品の摂取は高めの血清尿酸値を低下させることが分かりました。
 


<研究背景と今後
血清尿酸値が7.0 mg/dLを超えると、高尿酸血症と診断されます。血清尿酸値が高い状態が続くと、痛風や尿路結石、慢性腎臓病、高血圧などの疾患の発症リスクが高まることが知られています。このため、痛風などの種々の疾患を予防するために血清尿酸値を適切に管理、コントロールすることは重要です。当社では、血清尿酸値を適切にコントロールするための研究を以前から行っており、その過程でアンペロプシンに尿酸の合成を抑制し、排泄を促進する作用があることを発見しています。今後、今回の臨床試験の結果を用いて、新しいサプリメントを発売する予定です。

【用語解説】
(1)藤茶:中国でお茶として飲用されているブドウ科の植物で、アンペロプシンを豊富に含む。
(2)アンペロプシン:藤茶に多く含まれるフラボノイドの一種。体内での尿酸の合成を抑制し、排泄を促進する働きがあると考えられます。
(3)キトサン:エビやカニの殻に含まれるキチンを加工して作られる食物繊維。尿酸の原料となるプリン体の体内への吸収を抑制する働きがあると考えられます。
(4)二重盲検法:評価する試験食品について、どの食品を摂取しているのかを試験に関係するすべての人(医師、解析担当、被験者など)に対して分からない状態にする方法。

 

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