【「運転免許証の返納に関する調査」をウェブクルーが実施(後編)】自主返納の勧め、70代より上の世代では4回以上説得した人が半数!説得のカギは「根気強い説明」と「第三者の声」

株式会社ウェブクルー

 「ズバット」を中心とした比較サイトを展開する株式会社ウェブクルー(本社:東京都世田谷区、代表取締役社長:藤島義琢)は、2022年4月に「ズバット 車買取比較」「ズバット 引越し比較」「保険スクエアbang! 自動車保険」利用者において『運転免許証の返納に関する調査』を実施いたしました。今回は、「運転免許証の返納を誰かに勧めたことがあるか(説得したことがあるか)」にスポットを当てて調査結果をまとめました。
  • 調査結果トピックス
・「運転免許証を返納した人が周りにいる」と回答した人(682名)のうち、「返納するよう説得したことがあ
 る」と答えた人は38.9%を占める。一方で、「説得したことがない」人の割合は61.1%という結果になり、過
 半数の人は説得の経験がない。
・「運転免許証を返納するよう、誰かを説得したことがある」と回答した人(396名)のうち、「返納に至った」
 と答えた割合は66.9%、「返納に至らなかった」と答えた人は33.1%であった。
・運転免許証の返納を説得した相手については73.7%が「親」と回答し、最も多い結果に。
・説得を試みた相手が返納に至った割合を見ると、「配偶者」「親」「兄弟・姉妹」といった比較的近い家族関係
 の場合では返納した割合が7割を超えているが、「祖父母」「親戚」「その他」ではおよそ半数が返納に至らな
 かった。
・運転免許証を返納した人の返納時の年齢について、最も多かったのが「80代」で49.5%。続いて「70代」が
 40.2%で、70~80代が全体の89.7%を占める結果に。
・どのような方法で説得したかを問う質問では、「運転の危うさについて根気強く話した」と回答した人が最も多
 く、83.3%という割合に。また、身近な人の例を伝えたり、孫に車を譲るようお願いしたりと、返納を直接促す
 のではなく、第三者を引き合いに出して説得にあたったという回答も見られた。
・何回目の説得で納得したかについては、「4回以上」と答えた割合が最多で48.0%。およそ半数の人が、説得に
 難儀していることが窺える。年齢別に見ると、60代以下では約8割が「3回目」までの説得で納得しているが、
 70代以上ではその割合が約半数にまで低下。説得に「4回以上」かかっている割合が半数近くで最多となった。
 
  • 調査結果詳細
ウェブクルーの比較サイト「ズバット 車買取比較」「ズバット 引越し比較」「保険スクエアbang! 自動車保険」の過去利用者にアンケートを行った結果、「運転免許証を返納した人が周りにいる」と回答した人(682名)のうち、「返納するよう説得したことがある」と答えた人は38.9%となりました。一方で、「説得したことがない」人の割合は61.1%という結果になり、過半数の人は説得の経験がないということがわかりました。

■「運転免許証を返納した人が周りにいる」と回答した人(682名)のうち、「返納するよう説得したことがある」と答えた割合


さらに、「運転免許証を返納するよう、誰かを説得したことがある」と回答した人(396名)のうち、「返納に至った」と答えた割合は66.9%、「返納に至らなかった」と答えた人は33.1%となりました。

■「運転免許証を返納するよう、誰かを説得したことがある」と回答した人(396名)のうち、「返納に至った」と答えた割合


続いて、「どなたの運転免許証の返納を説得しましたか?複数いらっしゃる場合は、最も身近な方についてお答えください」と質問したところ、73.7%が「親」と回答しました。それ以外の回答では、「親戚(8.6%)」「祖父母(6.6%)」「兄弟・姉妹(2.5%)」「その他(8.6%)」が全体の2割強を占めています。

 ■運転免許証の返納について、説得を試みた相手の割合


なお、返納に至った割合について説得を試みた相手別に算出してみると、「配偶者」「親」「兄弟・姉妹」といった比較的近い家族関係の場合は返納した人が7割を超えているのに対し、「祖父母」「親戚」「その他」ではおよそ半数が返納に至らなかったという結果に。自身との関係性が遠ければ遠いほど、返納を促すのは難しいようです。

■運転免許証の返納について、説得を試みた相手が返納に至った割合


運転免許返納の説得を試みた相手について、「運転免許証を返納した人の返納時の年齢を教えてください」と尋ねたところ、最も多かったのは「80代」で49.5%。続いて「70代」が40.2%で、70~80代が全体の89.7%を占める結果となりました。

■運転免許証を返納した人の返納時の年齢


さらに、運転免許返納の説得について、「どのような方法で説得しましたか?」と質問したところ、「運転の危うさについて根気強く話した」と回答した人が最も多く、83.3%という割合に。「身分証明書の代わりになるもの(運転経歴証明書)や特典があることなどのメリットを伝えた」が19.9%、「医師から勧めてもらった(6.8%)」「警察署または運転免許センターの相談窓口から勧めてもらった(4.3%)」などは少数でした。
「その他」の具体的な回答としては、「返納について、身近な人の例を伝えた」「孫(私の娘)が免許を取ったので、車を譲ってほしいと伝えた」「テレビの高齢者事故の放送をYouTubeで見せて、事故の危険度を説いた」など、直接「返納してほしい」と伝えるのではなく、第三者を引き合いに出して説得にあたったという例が見られました。

■どのような方法で説得したか


免許証返納の説得にあたって、「説得された方は何回目の説得でご納得されましたか?」と尋ねたところ、全体では「4回以上」と答えた割合が最多で48.0%と、およそ半数を占める結果に。説得に難儀していることが窺えます。
また、年代別に説得の回数を見てみると、60歳未満~60代では「3回目」までの説得で納得しているケースが約8割であるのに対し、70代以上ではその割合が約半数にまで低下。説得に「4回以上」かかっている割合が半数近くで最も多く、90歳以上では56.5%にも達します。年齢が上がれば上がるほど、返納を促すのが難しいようです。

■説得を試みた相手が、何回目の説得で納得したか(返納に至ったか)
<全体>


<年代別>

  • 調査結果より
運転免許証の返納の説得にあたっては、親を相手とすることが最も多く、返納に至った割合で見ると「配偶者」「親」「兄弟・姉妹」といった近い家族関係の場合は比較的スムーズに応じてもらえるようです。一方で、「祖父母」「親戚」「その他」を相手とするケースでは返納に至らなかった割合が高く、自身との関係性が遠いと説得が難しくなることを表しています。

また、「運転の危うさ」について根気強く説明することも必要不可欠であることがわかりました。直接返納を促し続けるのではなく、医師や警察署に口添えしてもらったり、身近な人の事例を挙げてみたりと、第三者の存在に頼ることも一定の効果を発揮するようです。

さらに、説得に要した回数については「4回以上」と答えた割合が最も多く、返納を促すことが難しい様子が見て取れます。特に70代以上ではその傾向が顕著で、90歳以上に至っては実に56.5%もの人が4回以上の説得を要しています。

先日、2022年5月13日に施行された改正道路交通法(※)にて、75歳以上の免許更新手続きにおいて「運転技能検査制度」が導入されました。75歳以上で普通自動車対応免許を保有し、一定の違反歴がある人は、運転免許証の更新時に運転技能検査を受験しなければならず、基準点に達しない場合は更新手続きができないというものです。この運転技能検査制度の導入により、今まで自主返納を迷っていた人や拒んでいた人に対し、納得感を持った自主返納のきっかけを与えることが予想されます。

■こちらの調査結果は「ズバット 車買取比較」でもご覧いただけます。
https://www.zba.jp/car-kaitori/cont/column-20220607/

また、前編では「運転免許証の返納とその経緯、返納後の生活」についての調査結果を公開しています。そちらもあわせてご覧ください。
https://www.zba.jp/car-kaitori/cont/column-20220603

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※出典:「令和4年5月13日施行改正道路交通法について」 警視庁(2022年4月19日)
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/menkyo/oshirase/kaisei.html
 
  • 調査概要
・調査期間:2022年4月6日(水)〜4月11日(月)
・調査対象:「ズバット 車買取比較」「ズバット 引越し比較」「保険スクエアbang! 自動車保険」の過去利用者
・有効回答数:2,173件
・男女比率:男性1,717人(79.0%)、女性442人(20.3%)、無回答14人(0.6%)
・年代比率:20代 20人(0.9%)・30代 101人(4.6%)・40代 369人(17.0%)・50代 778人(35.8%)・
 60代 560人(25.8%)・70代 298人(13.7%)・80代 45人(2.1%)・90代 2人(0.1%)
・平均年齢:57.5歳

■「ズバット 車買取比較」概要
「ズバット 車買取比較」は全国的に有名な車買取業者から地域密着型の車買取業者まで、282社(2022年5月時点)の車買取業者が参加している、日本最大級の規模を誇る車買取比較サイトです。簡単な情報入力だけで最大10社の車買取業者に一括で査定を依頼することが可能です。また、中古車オークションでの取引データをもとに中古車の査定相場を独自に算出。車種ごとに査定相場を確認することができます。
日本全国どこからでも気軽に一括査定の依頼が可能、かつ査定を依頼できる車買取業者の数が多いため、高価買取の可能性が高まります。
URL:https://www.zba.jp/car-kaitori/

 

 



 

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会社概要

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業種
サービス業
本社所在地
東京都世田谷区三軒茶屋二丁目11番22号 サンタワーズセンタービル4F
電話番号
050-3354-5072
代表者名
藤島 義琢
上場
未上場
資本金
-
設立
1999年10月