『奇界遺産』佐藤健寿による廃墟の王「軍艦島」写真集が発売!
謎多き一編の「詩」に導かれた、新たな軍艦島の光景とは ──
TV番組「クレイジージャーニー」や写真集『奇界遺産』『世界の廃墟』でおなじみの写真家・佐藤健寿氏。その最新刊『THE ISLAND 軍艦島』(朝日新聞出版)が2018年1月19日に発売されます。今回のテーマは長崎県にある世界遺産「軍艦島」。世界中の廃墟をめぐった佐藤さんにして、「廃墟の王」という軍艦島の写真集です。 https://goo.gl/nRuK64
”この町には耳をふさぎたくなるほどの静けさがある”
謎多き一編の「詩」に導かれた、新たな軍艦島の光景とは ──
「クレイジージャーニー」『奇界遺産』『世界の廃墟』
佐藤健寿が廃墟の王、軍艦島へ。
・・・古くはローマの遺跡群から今日の東日本大震災の跡地まで、あらゆる文明=社会はいつか荒廃して自然に帰すことを、実は私たちは、経験的に、あるいは歴史的に、よく知っている。ところが私たちは永続的な進歩という共同幻想を維持することで、この社会をどうにか成立させなければならない。それは文明が本質的に抱えるパラドックスである。だからこの欺瞞からすでに解放された軍艦島に立つとき、むしろ私たちが矛盾だらけの存在であることに気付かされる。そして社会を成立させる幻想と無常の現実との境界に浮かぶ島で、語るべき言葉を失うのだ。
(あとがき「幻想と現実の境界に浮かぶ島」より)。
【著者略歴】
佐藤健寿(さとう・けんじ)
写真家。武蔵野美術大学卒。世界各地の“奇妙なもの"を対象に、博物学的・美学的視点から撮影・執筆。著書に『奇界遺産』『奇界遺産2』(エクスナレッジ)、『世界の廃墟』(飛鳥新社)、『世界不思議地図』『SATELLITE』(共に朝日新聞出版)、『奇界紀行』(角川学芸出版)、『TRANSIT 特別編集号~美しき不思議な世界~』(講談社)、『ヒマラヤに雪男を探す』『空飛ぶ円盤が墜落した町へ』『諸星大二郎 マッドメンの世界』(すべて河出書房新社)など。テレビ朝日「タモリ倶楽部」、TBS「クレイジージャーニー」、NHK「ニッポンのジレンマ」、NHKラジオ第一「ラジオアドベンチャー奇界遺産」ほか出演歴多数。
【書籍情報】
書名:『THE ISLAND 軍艦島』
著者:佐藤健寿
発売日:2018年1月19日
定価:2200円+税
判型:A4判変型・上製 オールカラー112頁
発行:朝日新聞出版
Amazon購入ページ https://goo.gl/nRuK64
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