ベーリンガーインゲルハイムと3T Biosciences社、次世代がん免疫療法の開発で提携
2023年1月9日 ドイツ/インゲルハイムおよび米国カリフォルニア州サウス・サンフランシスコ
ベーリンガーインゲルハイムと3T Biosciences社は本日、患者さんの高いアンメットニーズに応えるため、次世代がん治療薬の創薬・開発に関する戦略的提携およびライセンス契約を締結したことを発表しました。この提携により、3T Biosciences社のベストインクラスの3T-TRACE(T-Cell Receptor Antigen and Cross-Reactivity Engine:T細胞受容体抗原・交差反応エンジン)創薬プラットフォームと、がん細胞標的療法と免疫細胞標的療法を2本柱とするベーリンガーインゲルハイムの研究戦略を組み合わせて、パイプラインのさらなる強化を図ります。
がん免疫療法は劇的な進歩をもたらしましたが、全てのがん患者さんが恩恵を得られるまでには至っておりません。3T Biosciences社のプラットフォームは、生産的な免疫反応を引き起こす新規の共有T細胞受容体(TCR)標的を特定し、TCRとTCR標的化合物の特異性とオフターゲット交差反応を包括的にスクリーニングすることにより、この課題に対処することを目指すものです。このプラットフォームでは、多様な標的ライブラリと機械学習におけるアクティブラーニングを独自に組み合わせ、固形がんにおいて最も関連性の高い免疫原性ターゲットを特定します。これにより、腫瘍特異的で安全性の高い、より高用量の投与が可能な治療薬の実現につなげることができます。
ベーリンガーインゲルハイムのがん免疫および免疫制御部門グローバルヘッドのLamine Mbow(Ph.D.)は次のように述べています。「ベーリンガーインゲルハイムは、患者さんの生活を変えるべく取り組んでいます。3T Biosciences社との新たな提携を通じて、がん患者さんのためにファーストインクラスのT細胞に基づいた治療薬パイプラインの開発を加速・拡張していきます。」
3T Biosciences社の社長兼CEOのStefan J. Scherer氏(M.D., Ph.D.)は、次のように述べています。「3T Biosciences社のチーム全体を代表し、変革的ながん治療薬の発展に取り組んでいるベーリンガーインゲルハイムと提携することができ、大変嬉しく思います。当社の3T-TRACE創薬プラットフォームは、がん治療を一変させるだけでなく、それ以上の可能性を秘めています。患者さんのために患者さんのデータを使用することで、複数の腫瘍適応および患者集団に最適な免疫原性ターゲットを探索することを目指します。」
本契約に基づき、ベーリンガーインゲルハイムは、患者由来のTCRデータを提供し、3T TRACE創薬プラットフォームを用いて抗原を特定する3T Biosciences社のターゲット探索を促進します。3T Biosciences社は、前払金と研究開発活動支援を受けるとともに、将来的なベーリンガーインゲルハイム製品の売上高に対するロイヤリティに加え、創薬、前臨床、臨床、薬事申請、販売の各段階に合計2億6,800万ドルのマイルストーンペイメントを受け取る権利を獲得します。ベーリンガーインゲルハイムは、本契約の下で3T Biosciences社に生じる将来的な製品売上高に対するロイヤリティを受け取る権利を獲得します。
ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムは、今日そして次世代にわたり、暮らしを変革する画期的な医薬品や治療法の開発に取り組んでいます。研究開発主導型のバイオ製薬企業のリーディンクカンパニーとして、アンメットメディカルニーズの高い分野において、イノベーションによる価値の創出に日々取り組んでいます。1885年の創立以来、ベーリンガーインゲルハイムは、株式を公開しない独立した企業形態により長期的視野を維持しています。医療用医薬品、アニマルヘルスおよびバイオ医薬品受託製造の3つの事業分野において、52,000人以上の社員が世界130ヵ国以上の市場で事業を展開しています。
ベーリンガーインゲルハイムのオンコロジーへの取り組みの詳細は、Boehringer Ingelheim & Taking Cancer On | Boehringer Ingelheim (https://www.boehringer-ingelheim.com/oncology/oncology-overview) をご覧ください。
3T Biosciences社について
3T Biosciences社は、免疫反応誘導によるターゲット探索のアプローチに基づき、治癒の可能性を持つ次世代治療薬の発見と開発に重点を置いて免疫療法を研究する企業です。3T Biosciences社の3T-TRACEプラットフォーム技術は、T細胞受容体(TCR)に基づく治療法の課題を克服することを目的として設計されています。3T Biosciences社はサウス・サンフランシスコに本社を置き、経験豊富なマネジメントチームの指揮の下、Westlake Village BioPartners、Lightspeed Venture Partners、Parker Institute for Cancer Immunotherapyなどの主要投資家の支援を受けて活動しています。詳細については、https://3tbiosciences.comをご覧ください。
詳細は、下記をご参照ください。
https://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
https://www.boehringer-ingelheim.jp/
(日本ベーリンガーインゲルハイム)
https://annualreport.boehringer-ingelheim.com
(アニュアルレポート 英語)
ベーリンガーインゲルハイムと3T Biosciences社は本日、患者さんの高いアンメットニーズに応えるため、次世代がん治療薬の創薬・開発に関する戦略的提携およびライセンス契約を締結したことを発表しました。この提携により、3T Biosciences社のベストインクラスの3T-TRACE(T-Cell Receptor Antigen and Cross-Reactivity Engine:T細胞受容体抗原・交差反応エンジン)創薬プラットフォームと、がん細胞標的療法と免疫細胞標的療法を2本柱とするベーリンガーインゲルハイムの研究戦略を組み合わせて、パイプラインのさらなる強化を図ります。
がん免疫療法は劇的な進歩をもたらしましたが、全てのがん患者さんが恩恵を得られるまでには至っておりません。3T Biosciences社のプラットフォームは、生産的な免疫反応を引き起こす新規の共有T細胞受容体(TCR)標的を特定し、TCRとTCR標的化合物の特異性とオフターゲット交差反応を包括的にスクリーニングすることにより、この課題に対処することを目指すものです。このプラットフォームでは、多様な標的ライブラリと機械学習におけるアクティブラーニングを独自に組み合わせ、固形がんにおいて最も関連性の高い免疫原性ターゲットを特定します。これにより、腫瘍特異的で安全性の高い、より高用量の投与が可能な治療薬の実現につなげることができます。
ベーリンガーインゲルハイムのがん免疫および免疫制御部門グローバルヘッドのLamine Mbow(Ph.D.)は次のように述べています。「ベーリンガーインゲルハイムは、患者さんの生活を変えるべく取り組んでいます。3T Biosciences社との新たな提携を通じて、がん患者さんのためにファーストインクラスのT細胞に基づいた治療薬パイプラインの開発を加速・拡張していきます。」
3T Biosciences社の社長兼CEOのStefan J. Scherer氏(M.D., Ph.D.)は、次のように述べています。「3T Biosciences社のチーム全体を代表し、変革的ながん治療薬の発展に取り組んでいるベーリンガーインゲルハイムと提携することができ、大変嬉しく思います。当社の3T-TRACE創薬プラットフォームは、がん治療を一変させるだけでなく、それ以上の可能性を秘めています。患者さんのために患者さんのデータを使用することで、複数の腫瘍適応および患者集団に最適な免疫原性ターゲットを探索することを目指します。」
本契約に基づき、ベーリンガーインゲルハイムは、患者由来のTCRデータを提供し、3T TRACE創薬プラットフォームを用いて抗原を特定する3T Biosciences社のターゲット探索を促進します。3T Biosciences社は、前払金と研究開発活動支援を受けるとともに、将来的なベーリンガーインゲルハイム製品の売上高に対するロイヤリティに加え、創薬、前臨床、臨床、薬事申請、販売の各段階に合計2億6,800万ドルのマイルストーンペイメントを受け取る権利を獲得します。ベーリンガーインゲルハイムは、本契約の下で3T Biosciences社に生じる将来的な製品売上高に対するロイヤリティを受け取る権利を獲得します。
ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムは、今日そして次世代にわたり、暮らしを変革する画期的な医薬品や治療法の開発に取り組んでいます。研究開発主導型のバイオ製薬企業のリーディンクカンパニーとして、アンメットメディカルニーズの高い分野において、イノベーションによる価値の創出に日々取り組んでいます。1885年の創立以来、ベーリンガーインゲルハイムは、株式を公開しない独立した企業形態により長期的視野を維持しています。医療用医薬品、アニマルヘルスおよびバイオ医薬品受託製造の3つの事業分野において、52,000人以上の社員が世界130ヵ国以上の市場で事業を展開しています。
ベーリンガーインゲルハイムのオンコロジーへの取り組みの詳細は、Boehringer Ingelheim & Taking Cancer On | Boehringer Ingelheim (https://www.boehringer-ingelheim.com/oncology/oncology-overview) をご覧ください。
3T Biosciences社について
3T Biosciences社は、免疫反応誘導によるターゲット探索のアプローチに基づき、治癒の可能性を持つ次世代治療薬の発見と開発に重点を置いて免疫療法を研究する企業です。3T Biosciences社の3T-TRACEプラットフォーム技術は、T細胞受容体(TCR)に基づく治療法の課題を克服することを目的として設計されています。3T Biosciences社はサウス・サンフランシスコに本社を置き、経験豊富なマネジメントチームの指揮の下、Westlake Village BioPartners、Lightspeed Venture Partners、Parker Institute for Cancer Immunotherapyなどの主要投資家の支援を受けて活動しています。詳細については、https://3tbiosciences.comをご覧ください。
詳細は、下記をご参照ください。
https://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
https://www.boehringer-ingelheim.jp/
(日本ベーリンガーインゲルハイム)
https://annualreport.boehringer-ingelheim.com
(アニュアルレポート 英語)
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
- 種類
- その他