【イベント案内】子ども虐待防止世界会議 名古屋 2014 ユニセフ本部専門家も基調講演
災害時に子どもを守るには?インターネット上で子どもを守るには? 9月14日(日)~15日(月)名古屋国際会議場
子どもに対する暴力に国境はありません。すべての国で、何らかの形で、子どもたち
は虐待や暴力の被害にあっているのです。今般、9月14~17日、「子ども虐待防止
世界会議 名古屋 2014」が開催されます(主催:国際子ども虐待防止学会(ISPCAN)・
一般社団法人日本子ども虐待防止学会 (JaSPCAN)、2年ごとに開催されているISPCAN
世界大会の日本での開催は初めて)。本会議を後援する公益財団法人 日本ユニセフ協会
(東京都港区・赤松良子会長)は、各国の専門家や実践者が集う同世界会議において、
国内外の知見や経験を広く共有することをめざし、以下並びに次ページ詳細のとおり、
2つのセッションを開催いたします(14日と15日)。 また、世界会議の基調講演者の
1人として、ユニセフ本部で子どもの保護部門を統括するスーザン・ビッセルが来日し、
世界の子どもに対する虐待・暴力の現状を伝え、その予防や保護の取り組みを紹介
する講演を行います(15日)。
(スーザン・ビッセルは、当協会の2つのスポンサード・セッションにも参加)。
当協会の14日のスポンサード・セッションでは、世界の災害や緊急支援の現場で、
子どもたちの心理社会的ケアのためにユニセフなどによって実施されている「子どもに
やさしい空間(Child Friendly Spaces-CFS)」の意義を考えます。東日本大震災後に
実施されたCFSの事例や、同震災での経験を元に、将来の“万が一”に備えて編纂した
「子どもにやさしい空間ガイドブックー日本版」(日本ユニセフ協会・国立精神神経
医療研究センター、2013年)の紹介を通し、災害時においてどのような子どもの心の
ケアが必要なのかを検討し、「次」への備えにつなげます。
15日は、インターネット上での子どもへの暴力をテーマにしたスポンサード・
セッションを開催します。スマートフォン等、子どもが利用するインターネット
接続機器が世界的に急速に普及する中、インターネットを介したいじめや暴力の問題は、
多くの国に共通する問題となっています。本セッションでは、国内外の調査に基づき、
ネットいじめをはじめ、インターネット上で子どもが直面している問題やその要因を
考察するとともに、ネット問題の「先進国」である日本の学校現場の実態や対策を
共有し、ネット上で子どもたちを守るために関係者がどう取り組んでいくべきかを
検討します。
16日には、ユニセフが作成した、子どもの性的虐待・搾取の予防と対応に関する指針
についてのワークショップも開催されます(英語のみ・日本語通訳なし)。
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報道機関のみなさまにおかれましては、是非ご取材いただけますよう
ご案内申し上げます。
※ご注意
本イベントのご取材にあたっては、「子ども虐待防止世界会議 名古屋 2014」
実行委員会より取材許可を取得いただく必要がございます。
お手数をおかけいたしますが、本信3ページ目にご紹介するURLより、直接
お手続きいただくようお願いいたします。
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子ども虐待防止世界会議 名古屋 2014
~ 日本ユニセフ協会企画セッションならびにユニセフ専門家による基調講演 ~
●スポンサード・セッションA●
『災害時における「子どもにやさしい空間(Child Friendly Spaces-CFS)支援の
意義と可能性:東日本大震災支援活動における試みから考える』
■日時: 9月14日(日)14:00~15:30
■会場: 名古屋国際会議場 白鳥ホール(4号館)名古屋市熱田区熱田西町1-1
■企画: 日本ユニセフ協会 (協力:独立行政法人国立精神・神経医療研究センター)
■プログラム:
◆ビデオメッセージ 独立行政法人 国立精神・神経医療研究センター所長 金吉晴
◆報告
1. CFS事例発表
コープみらい埼玉県本部参加とネットワーク推進室企画課企画担当 根岸公江
東日本大震災圏域創生NPOセンター いしのまき寺子屋 太田美智子
2. CFSガイドブックの紹介
日本ユニセフ協会 心理社会的ケアアドバイザー 本田涼子
3. 被災地の子どもの状況について
仙台市精神保健福祉総合センター所長 林みづ穂
◆パネル討論
ユニセフ本部子どもの保護セクション・チーフ スーザン・ビッセル、小野道子
(日本ユニセフ協会)も参加
司会:
国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 災害時心の情報支援センター
研究員 大滝涼子
日本ユニセフ協会 心理社会的ケアアドバイザー 湯野貴子
●基調講演●
■日時: 9月15日(月・祝)11:40-12:40
■会場: 名古屋国際会議場 センチュリーホール 名古屋市熱田区熱田西町1-1
■講演: ユニセフ本部子どもの保護セクション・チーフ
スーザン・ビッセル(Susan Bissell)
『子どもに対する暴力の撤廃 - グローバルな現実とローカルなコミットメント』
●スポンサード・セッションB●
『インターネット上の子どもへの暴力: 私たちはいかにしてネット上で子どもたちを守るか』
■日時: 9月15日(月・祝)16:10~17:40
■会場: 名古屋国際会議場 白鳥ホール(4号館)名古屋市熱田区熱田西町1-1
■企画: 日本ユニセフ協会(協力:安心ネットづくり促進協議会)
■プログラム:
◆報告
1. インターネット上の子どもの保護に関する世界の現状と行動のための枠組み
ユニセフ本部子どもの保護セクション・チーフ スーザン・ビッセル
2. ネットいじめの現状とそれに影響する要因 お茶の水女子大学 教授 坂元 章
3. 日本の学校現場で起きてきたネットいじめ 兵庫県立大学 准教授 竹内 和雄
◆パネル討論
司会: 日本ユニセフ協会 広報室 中井 裕真
●ワークショップ●
『子どもの性的虐待・搾取の予防と対応-ユニセフの指針』
■日時: 9月16日(火)16:00-17:30
■会場: 名古屋国際会議場 2号館 234号室 名古屋市熱田区熱田西町1-1
■プログラム:
◆報告および討論 (英語のみの予定です)
子どもの性的虐待・搾取の予防と対応に関するユニセフの指針(主に低中所得国向け)
の活用に向けて
発表・進行:
ユニセフ本部子どもの保護セクション クララ・ソマリン(Clara Sommarin)
◆ご取材手続き◆
本イベントのご取材に関しましては、「子ども虐待防止世界会議 名古屋 2014」実行
委員会の取材許可を取得していただく必要がございます。お手数をおかけいたしますが、
同実行委員会宛に「取材申込書」をご提出いただきますようお願いいたします。
詳細は実行委員会ホームページ http://www.ispcancongress2014.org/media を
ご覧ください。
取材規定および取材申込書は以下からダウンロードいただけます。
●取材規定:http://www.ispcancongress2014.org/wp-content/uploads/2014/07/media_regulation.pdf
●取材申込書:http://www.ispcancongress2014.org/wp-content/uploads/2014/07/media_apply.pdf
◆本プレスリリースに関するお問い合わせ先:日本ユニセフ協会 広報室◆
TEL:03-5789-2016 FAX : 03-5789-2036 Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
当日お問い合わせ: 090-6015-1632(中井・高橋)
■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています
■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)