80％以上が将来に不安を感じていると回答！その内最も多かったのは「生活費の不安」

株式会社フォーイット

2024年2月2日 08時10分

パフォーマンステクノロジーネットワーク「afb（アフィビー）」< https://www.afi-b.com/ >の開発運用をおこなう株式会社フォーイットは、全国の20代～60代までの男女500人を対象に将来の不安に関するアンケートを実施し、年代別・男女別等の特徴についてまとめました。

本プレスリリースの転載ではなく、記事内容/グラフ/データなどを引用される際は、必ず下記リンクを出典元としてご記載いただくよう何卒ご協力お願い申し上げます。

https://www.afi-b.com/beginner/archives/tsushin/14215/

（nofollow属性不可）

【調査概要】

対象者：20歳～69歳の男女

サンプル数：500人

居住地：全国

調査方法：ネットリサーチ

アンケート実施日：2023年10月27日

【質問：将来にどんな不安を感じますか？】

質問に対しての回答選択肢は以下（※複数回答可、但し「将来に不安はない」を選択した場合は単一回答）

1.生活費の不安

2.健康・医療費の不安

3.子供の教育費用の不安

4.仕事やキャリアの不確実性

5.住宅問題への不安

6.自然災害や緊急事態への不安

7.年金や社会保障の不透明さ

8.人間関係の不安

9.家族や親の介護の不安

10.その他（※記入してください）

11.将来の不安はない

全体

全国の20代～60代の男女を対象に、「将来にどんな不安を感じますか？」というアンケートを実施したところ、最も多かった回答は「生活費の不安」で59.2%でした。次いで、「健康・医療費の不安」が46.8%、「年金や社会保障の不透明さ」が36.4%で続くという結果になりました。また、「将来の不安はない」と回答した方は17.6%に留まっており、80％以上の方が将来に何らかの不安を感じていることが明らかになりました。

男女別

男女別で見ると、ほとんどの項目で女性の回答率が上回る結果となりました。特に上位3項目はお金に関する不安となっており、男性に比べて女性は金銭的な不安を抱えている方がより多いことが伺えます。内閣府男女共同参画局によると、令和3年の女性の給与水準は男性を100とした場合75.2となっており、25％近く低い水準となっています。男女の賃金格差も、今回のデータのような差が生まれている大きな理由の一つだと考えられます。

（出典：内閣府男女共同参画局「男女間賃金格差（我が国の現状）https://www.gender.go.jp/research/weekly_data/07.html」）

年代別

年代別で見ると、将来に何らかの不安を抱えている人の割合は20代で最も少なく、年代が上がるにつれて増加していき50代でピークに達しています。金融広報中央委員会が発表している、世帯主の年齢別金融資産保有額に関する調査によると、保有額の中央値が20代の世帯で20万円、30代で150万円、40代で200万円、50代で260万円と、年代を重ねるごとに金額も増加しているものの、50代では”定年”という近い将来年金以外の収入がなくなることを考えて、生活に関する不安を感じている方が多いのかもしれません。

（出典：金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[総世帯]」https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/yoron/sosetai/2022/）

未婚・既婚別

未婚・既婚別で見ると、「生活費の不安」に関してはともに59.2%でしたが、「健康・医療費の不安」や「年金や社会保障の不透明さ」、「家族や親の介護の不安」など多くの項目で既婚者の回答率が上回りました。結婚して家庭を築くことで、パートナーや子供の将来についても自分ごととして考えるようになり、未婚者に比べて将来への不安を感じるケースが多くなっていると考えられます。

2019年には、老後の30年間を暮らすには2,000万円が必要だとする、いわゆる「老後2,000万円問題」が大きな話題を巻き起こしました。この問題は金融庁金融審議会が発表した報告書に端を発したものですが、実際には各世帯や個人の貯蓄状況や収入額に差があるため、統計的な値通りになるとは限りません。現状の収入や将来の年金収入に不安がある方は、NISAやiDecoなどを利用した資産運用や、副業を検討してみてはいかがでしょうか。

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