フィリピン投資促進セミナーを開催
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、1月26日、東京プリンスホテルにおいて「フィリピン投資促進セミナー」を開催しました。
本セミナーは日・フィリピン両国間の良好な関係の強化および将来のビジネス創出を目的とし、フィリピン側からフィリピン環境天然資源省、フィリピン鉱業協会等、日本側からは経済産業省、JOGMECおよび日本企業等、合計約190名が参加しました。
JOGMEC黒木理事長による開会挨拶では、フィリピンからの参加者に対する感謝の辞のほか、フィリピンはニッケル等の日本への主要な資源供給国であることから、今後の鉱業政策が注目されている旨の発言がありました。
開会挨拶の後には、感謝の辞としてモンカノ鉱山地球科学局長より、両国の関係強化は双方の利益につながるものであるとし、フィリピンでの日本企業による鉱物資源開発投資を促していきたい旨の発言がなされました。その後のパラガス鉱山地球科学局地方部長による講演では、鉱業規制の最新の状況についての説明が行われました。
フィリピン政府側の講演の後は、フィリピンの民間企業を代表してブリモフィリピン鉱業協会会長兼ニッケルアジア社長より、鉱業分野への投資促進にむけた民間企業の観点からの見地等について発表がなされました。また、大東経済産業省資源エネルギー庁資源・燃料部鉱物資源課長より、フィリピンにおける持続維持可能な資源開発のための日本の政策についての講演、JOGMECより同国におけるこれまでの探査活動や現行のプロジェクト、鉱害防止における活動および今後の環境保護に関する協力プロジェクトの提案が行われました。
さらにはフィリピンを拠点に活動している日系民間企業を代表して住友金属鉱山、大平洋金属、双日フィリピンの各現地代表より、フィリピンにおける事業およびフィリピン政府に対する意見・要望等についての講演が行われました。
閉会の挨拶としてJOGMEC辻本理事から本セミナーについての総括と、日本企業のフィリピンへの投資が促進されることを期待する旨の発言があり、セミナーは大盛況のもと、終了しました。
JOGMECは今後も鉱物資源を取り巻く情勢や資源国のニーズを把握しつつ、資源国との協力を進めていく予定です。
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http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000355.html?mid=pr_180202
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