note、AI時代のコンテンツの権利を守る国際標準「RSL」の日本初、公式プラットフォームパートナーに

note株式会社

noteは、AI時代のクリエイターや出版社の利益を守る国際的な団体、RSL Collectiveの日本初の公式プラットフォームパートナーになりました。

RSL Collectiveには、すでにReddit、Yahoo、Medium、O’Reilly Media といった主要なグローバルインターネット企業やメディアが参加しています。


同団体が策定する、RSL(Really Simple Licensing)は、AI事業者がコンテンツを利用する際の条件提示・同意・報酬支払いを自動化するオープンなライセンス規格であり、数百万規模のウェブサイトに適用できる分散型プロトコルとして、AI時代の新たなコンテンツ管理の仕組みの標準化を目指しています。

この仕組みを採用することで、クリエイターや出版社、メディア企業は、自身の著作物がAIの学習や生成に利用される際に、適切な許諾と対価を受けられるようになります。

これまでもnoteは、クリエイターの権利を守るため、AI学習の許諾と対価還元の仕組みの実験をしたり、 国や関係省庁とも連携し、AIの発展とクリエイターの権利が共存する新しい環境づくりに取り組んでいます。

RSL Collectiveというグローバルなパートナーと協力することで、国内のクリエイターや出版社、新聞社、メディア企業が、AI学習の利用に応じた適切な対価を得られる環境の整備に、引き続き取り組みます。

背景

生成AIの急速な発展にともない、世界各国でAI事業者とクリエイター、出版社、新聞社、メディア企業との間で、著作物の利用や報酬をめぐる訴訟や議論が激しさを増しています。インターネット上の著作物がAIの学習データとして利用される機会が増える一方で、権利や収益分配の仕組みは国際的にもまだ十分に整備されていません。


noteは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」というミッションのもと、AI学習によるコンテンツ利用のあり方について、許諾と対価が適切に還元される仕組みづくりに取り組んできました。


これまで、クリエイターが自身の作品へのAI学習に対する意向を示せる機能(オプトアウト)の提供や、AI学習への対価還元の実証実験などを実施。2025年8月からは、その仕組みを本格導入しました。

こうした取り組みを推進するため、noteは官公庁や各ステークホルダーとの対話も重ねています。文化庁・経済産業省が主催する「AIと著作権に関する関係者ネットワーク」では、noteが行ったAI学習対価還元の実証実験について発表。日本ではまだ前例の少ない取り組みとして、多様な関係者との情報交換を通じて、AI時代の創作環境づくりに貢献しています。


そして今回、2025年9月10日(米国時間)に、グローバルな権利管理団体として非営利組織RSL Collectiveが設立された直後に、noteは日本における展開を提案。noteのこれまでの実績と信頼が評価され、日本市場のパートナーとして参加が実現しました。


日本国内での導入や協業に関心をお持ちの出版社、新聞社、メディア企業の方は、以下よりお問い合わせください。

【お問い合わせ先】ai-biz@note.jp

今後の展開

今後noteは、RSL Collectiveと協力し、日本国内の出版社、新聞社、メディア企業、クリエイター関連団体がRSLに参加できるようにしていく予定です。RSLフレームワークを日本の環境に適合させるため、技術面と実務面の両方から検証を進め、国内の権利者が容易に導入できる仕組みづくりを進めます。

RSL Collectiveについて

RSL Collectiveは、オンライン出版社やプラットフォーム、ライセンス機関、クリエイター、AI企業をつなぐ非営利の権利管理団体です。AI企業がコンテンツを利用した際に、公正で標準化されたロイヤリティをコンテンツ保有者に届ける一方で、AI企業にとってはシンプルで自動化されたライセンスを提供することを目指しています。
RSL Collectiveは、AI時代のインターネットにおける「コレクティブライツプラットフォーム」として、RSL Standardを用いた集団ライセンスと交渉力をオンラインにもたらし、権利者に対して適正な対価をもたらすとともに、AI企業にとってのライセンス手続きの簡素化を図っています。RSLの取り組みには、Reddit、Yahoo、Medium、O’Reilly Mediaなど、世界の主要なインターネット企業や出版社が賛同・参加しています。
URL:https://rslcollective.org/

note  

noteはクリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。だれもが創作を楽しんで続けられるよう、安心できる雰囲気や、多様性を大切にしています。個人も法人も混ざり合って、好きなものを見つけたり、おもしろい人に出会えたりするチャンスが広がっています。2014年4月にサービスを開始し、約6407万件の作品が誕生。会員数は1052万人(2025年8月末時点)に達しています。

●URL:https://note.com/

●iOSアプリ:https://itunes.apple.com/jp/app/note-noto/id906581110

●Androidアプリ:https://play.google.com/store/apps/details?id=mu.note

note株式会社

わたしたちは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに、表現と創作の仕組みづくりをしています。メディアプラットフォームnoteは、クリエイターのあらゆる創作活動を支援しています。クリエイターが思い思いのコンテンツを発表したり、メンバーシップでファンや仲間からの支援をうけたり、ストアでお店やブランドオーナーが商品を紹介したり、note proを活用して法人や団体が情報発信をしたりしています。

所在地:〒102-0083 東京都千代田区麹町6-6-2

設立日:2011年12月8日 代表取締役CEO:加藤貞顕 コーポレートサイト:https://note.jp

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

note株式会社

61フォロワー

RSS
URL
https://note.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区麹町6-6-2
電話番号
-
代表者名
加藤貞顕
上場
東証グロース
資本金
1億7635万円
設立
2011年12月