「シェル美術賞」を「Idemitsu Art Award」に改称

出光興産株式会社（本社:東京都千代田区、社長：木藤俊一）は、次代の美術界を担う若手作家の発掘・育成を目的とする美術賞「シェル美術賞」を、「Idemitsu Art Award」に本年4月1日から改称します。

「シェル美術賞」は、40歳までの若手作家を対象とする公募制の美術賞です。1956年の創設以降、50回の歴史を通じて、数多くの若き才能に光を当て美術の可能性を広げてきました。このたび、本美術賞を「Idemitsu Art Award」に改称し、若手作家へのさらなる支援を目的に、グランプリの賞金を300万円に増額します。
「Idemitsu Art Award」は、若手作家が力を発揮できる場を提供し、その成長を支援するというシェル美術賞のアイデンティティを継承した上で、これまで以上に、次代を担う若手作家の支援と美術界の発展への貢献を目指します。
なお、2022年度の応募要項などについては、決まり次第発表します。

■改称について
本美術賞は、「シェル美術賞」（1956年～1981年）、および「昭和シェル現代美術賞」（1996年～2001年）の合計31回を経て2003年に再開、本年で51回目の開催となる現代美術の賞です。次代を担う若手作家のための美術賞で、創設当初より完全な公募制で実施しており、現在では「若手作家の登竜門」として美術界で高い評価を得ています。
本美術賞を主催してきた昭和シェル石油と出光興産の経営統合から３年を経て、本年4月1日より「Idemitsu Art Award」に改称し、新たなスタートを切ります。シェル美術賞が築いてきた伝統に加えて、新進音楽家を支援する「出光音楽賞」※など、長年芸術に関わる人の支援を続けてきた出光興産の歴史を踏まえ、当社は「Idemitsu Art Award」を通じて、これからの日本の美術文化の未来を切り拓くことに貢献することを目指します。
　
美術や音楽は、「志す人」「楽しむ人」そして「携わる人」の心を豊かにし、活力ある豊かで多様な未来を形作るエネルギーを持っています。「人間尊重」を経営の原点に掲げる当社は今後も、若く新しい才能の発掘や応援を通し、多様性と革新性のある文化を育んでいくことをサポートします。

※1990年に制定。年間を通じて、顕著な活動を行った新進の音楽家3～5名を選出し、表彰する。

■Idemitsu Art Awardのロゴ
今回の改称に合わせて、新たにロゴマークを制定しました。

 

 

キャンバスを満たしていくエネルギー。

才能を表現する場としてのキャンバス。
このアワードによって、そのキャンバスに
エネルギーが注ぎ込まれていく様をデザインに込めました。

そのエネルギーは、やがてキャンバスをはみだし、
社会へひろがっていく。そして、人にふれ、
こころ豊かな生活の、地域社会の活力となり新しい文化を育てていく。
持続可能な社会を実現し、地球を満たしていくエネルギーとなる。

キャンバスから、人へ、未来へ。
若き才能が放つエネルギーを、社会のエネルギーへ。
それが、このデザインに込めた出光の願いです。


■Idemitsu Art Award 2022の応募について
Idemitsu Art Award 2022の応募要項は、2022年5月頃に公開予定です。なお、出品作品規定は、従来通りの予定です。

◆対象
日本国内で手続き･発送･返却できる方（国籍不問）で、2022年3月31日時点で40歳以下の方。
◆出品作品規定
平面作品でワイヤーによる釣り展示が可能なもの。立体や映像、共同制作による作品は不可。
2020年以降に制作された新作で、他の公募展等で入選されていない作品。
◆賞
以下のとおり、受賞・入選作品を選出予定です。
若手作家へのさらなる支援を目的に、2022年よりグランプリの賞金を100万円から300万円に　増額します。
受賞･入選作品は、国立新美術館で12月に開催予定の「Idemitsu Art Award展 2022」で展示されます。

※賞金は源泉税込みとなります。

※賞の内容、点数および賞金額は変更となる場合があります。
◆主催・後援
主催：Idemitsu Art Award事務局、出光興産株式会社
後援：朝日新聞社

■Idemitsu Art Award事務局の連絡先について
2022年4月1日より、事務局の連絡先が以下に変更となります。

〒163-0210
東京都新宿区西新宿2丁目6-1　新宿住友ビル10階
Idemitsu Art Award事務局（朝日カルチャーセンター内）
Tel.[phone]　Fax.[phone]
土・日・祝日を除く平日12:00～17:00
ただし、ゴールデンウイーク、8月11～17日、年末年始は休み。（業務都合により不在の場合があります。)