モンゴル最大の携帯電話事業者、モビコムが、IP Infusionのディスアグリゲーション構成のセルサイトゲートウェイ・ソリューションを検証

- IP Infusionのセルサイトルーターにより、モビコムにおけるイノベーション、総所有コストの削減、ベンダー独自ソリューションからの解放を実現 -

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IP Infusion(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:緒方 淳)は、KDDI株式会社(以下、KDDI)の連結子会社でモンゴル最大の携帯通信事業者であるMobiCom Corporation LLC(本社:モンゴル・ウランバートル、以下、モビコム)のネットワーク能力の増強を目指して、同社との協業を発表しました。本協業によりモビコムは、IP Infusionの「OcNOS®」およびUfiSpaceの「S9600-30XS」によりディスアグリゲーション構成のルーターソリューションを構築することによって、マルチベンダー・エコシステムへのアクセスおよび最先端の通信半導体を活用し、ビット当たりの投資コストを低減しつつ、より優れたサービスの提供が可能になります。
モビコム 技術企画および技術実装担当バイスプレジデント 茂庭 智 氏は、
「2021年にモビコムは、オープンでディスアグリゲーション型のアプローチの可能性をテストするため、相互運用性試験を開始しました。そして本日、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによってモバイルの接続性と機能強化されたサービスをお客様に提供するため、UfiSpaceおよび業界のリーダーであるIP Infusionと協業関係を結ぶに至りました。当社はDCSG(Disaggregated Cell Site Gateway)による新しいネットワークアーキテクチャを取り入れ、イノベーションへの要望の高まりに対応するとともに、ネットワークのインフラコスト低減を図ります」と述べています。

この度の協業でモビコムは、IP Infusionのキャリアグレードのソリューション「OcNOS」を利用しますが、「OcNOS」はTIP(Telecom Infra Project)のDCSG技術仕様に準拠しており、モビコムは、画期的なオープンネットワーキング技術とTCO(総所有コスト)低減を通じてモバイルサービスの展開と加入者層の増加を実現できるとともに、従来のベンダー独自ソリューションから解放されます。

IP Infusion 最高経営責任者(CEO) 緒方 淳は、
「モビコムはネットワークのディスアグリゲーション化の加速を目指しているモンゴル最大の携帯電話事業者であり、本協業を推進していけることは非常にエキサイティングなことです。我々は、東京のTIPコミュニティラボにてKDDIとモビコムと共に、広範なテストを行いましたが、その評価結果を受けて、モビコムがオープンネットワーキングによる拡張性と柔軟性を享受するために、DCSGの導入を判断したことを非常にうれしく思います」と述べています。

UfiSpace 最高経営責任者(CEO) Vincent Ho氏は、
「モビコムがディスアグリゲーション型ネットワークを採用したことは、サービスプロバイダーが我々のオープンなエコシステムに価値を見出していることの証左です。当社DCSGソリューションがモンゴルにおけるモバイル接続の加速に向けて選択されたことを、非常に光栄に思います。IP Infusionと共に、最高のハードウェアとソフトウェアを組み合わせて、モンゴルにおけるモバイル接続性を加速させるソリューションをモビコムに提供します。これにより、モビコムは、イノベーションを加速し、さらなる収益の創出とコスト低減を実現し、消費者の需要にも対応可能になります」と述べていまです。

モンゴル最初で最大の携帯電話通信事業者であるモビコムは、国際通信、インターネット、衛星通信、無線ローカルループ等のサービスを提供しています。2022年1月現在、モビコムはモンゴルで最も広いカバレッジを持ち、モバイルサービス市場の41.8%以上、国全体の99.7%のネットワークカバレッジを誇っています。

■IP Infusionについて
IP Infusionは、キャリア、サービスプロバイダー、データセンター事業者向けに、ソフトウェアとハードウェアを分離(ディスアグリゲーション)して安価に柔軟にネットワークを構築し、新機能やサービスの実装を迅速に実現するWhite Box(ホワイトボックス)ソリューションを提供しています。IP Infusionは、「DANOS-Vyatta edition」および「Commercial SONiC Distribution」のインテグレーター兼カスタマーサービスプロバイダーであると共に、White Box向けネットワークOS「OcNOS」および「ZebOS®」を350社以上の企業に提供しています。IP Infusionは、米国カリフォルニア州サンタクララを本拠とし、株式会社ACCESSの100%出資子会社です。
https://www.ipinfusion.com/

■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証一部:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、放送、自動車、家電、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび350社以上の企業への豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力とノウハウを活かし、現在、組み込みとクラウド技術を融合したDX/IoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
https://www.access-company.com/

※ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
※IP Infusion、IP Infusionロゴ、OcNOS、ZebOSは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
※その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。

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会社概要

株式会社 ACCESS

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都 千代田区神田練塀町3番地 大東ビル
電話番号
03-6853-9088
代表者名
大石 清恭
上場
東証プライム
資本金
170億7200万円
設立
1984年02月