アフリカとの更なる関係強化へ
~マイニング・インダバにおいて「JOGMECセミナー」を開催~
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:黒木啓介)は、2018年2月5日から8日にかけて南アフリカ共和国のケープタウンで行われたアフリカ最大の鉱業大会「Mining Indaba 2018」において、サイドイベントとして「JOGMECセミナー」を開催しました。
「JOGMECセミナー」は、豊富な鉱物資源が存在する南部アフリカ各国の鉱業政策や投資機会について最新情報を共有することを目的とし、「Mining Indaba 2018」期間中の2月6日午後にケープタウン国際会議場にて開催されました。JOGMECは南アフリカ共和国、ボツワナ共和国、マダガスカル共和国、ナミビア共和国、ザンビア共和国、ジンバブエ共和国の鉱業省の大臣・高官を講演者として招聘するとともに、日本や関係国の鉱業関係者に幅広く参加を呼びかけ、合計約180名が参加しました。
大串正樹経済産業大臣政務官からの開会挨拶では、日本とアフリカ諸国と資源分野での協力関係を維持・発展させるべく、政府として全力で支援していきたいとのご発言がありました。その後のアフリカ各国大臣・高官からの講演では、鉱物資源ポテンシャル、最新の鉱業政策や法制度、インフラ整備状況等について紹介がなされ、また、鉱物資源の高付加価値化の課題や、日本政府の協力や日本企業の投資に対する期待といった話題もありました。
JOGMECの長江ボツワナ・地質リモートセンシングセンター所長からは、2008年に同センターが設立されてから10年間での人材育成の実績や、2018年4月より開始される次期五カ年事業では具体的な探査プロジェクトの組成に重点を置く旨を説明しました。
「JOGMECセミナー」では、講演のほかに、アフリカ各国大臣、高官と黒木理事長が登壇してのパネルディスカッションとQ&Aセッションが行われ、アフリカ鉱業における持続可能な発展にむけた日・アフリカの協力の重要性などについて議論が行われました。
また、展示会場においてJOGMECはブースを出展し、JOGMECのこれまでのアフリカにおける人材育成等の活動やリモートセンシング技術を紹介する3D地形プロジェクションマッピング装置の展示等を行い、高い関心を集めました。
JOGMECは今後とも、ボツワナ・地質リモートセンシングセンターを拠点とするアフリカでの活動を継続し、我が国の資源確保に貢献します。
■ ボツワナ・地質リモートセンシングセンター事業の概要
2008年7月にJOGMECとボツワナ共和国地質調査所との共同事業として、地質リモートセンシングセンターを同国ロバツエ市に開設。2013年に首都ハボロネ市に事務所を移転し、現在5名の職員が常駐。
これまで南部アフリカ開発共同体(SADC)に加盟する13カ国と覚書(MOU)を締結し、のべ1,000名以上の地質専門家に対して衛星画像解析技術の指導や共同解析および現地調査を行い、技術移転を行うとともに、有望地域を抽出しJVプロジェクトの形成を目指す。
■Mining Indaba 2018について
インダバ(Indaba)とは主に南アフリカ共和国東部で話されるズールー語で「重要な問題を議論する会議」を意味する。毎年2月に同国ケープタウンで開催されるアフリカ最大の鉱業大会で、今回で24回目を数える。アフリカ諸国をはじめとする政府関係者、メジャーおよびジュニア企業、国際機関他、世界中から多くの鉱業関係者が参加した。
→全文を読む
http://www.jogmec.go.jp/news/release/news_06_000357.html?mid=pr_180219
すべての画像