Kids Public、町立八丈病院において看護師同席の「来所型オンライン診療」を11月6日より開 始
医療リソースの少ない離島の小児医療を支える、地元医師・自治体の負担が少ない新たな官民連携モデル

株式会社Kids Public(本社:東京都千代田区、代表取締役:橋本 直也、以下 Kids Public)は町立八丈病院と連携し、「来所型オンライン診療」を2026年11月6日(金)より開始いたします。
本事業は、診療拠点となる町立八丈病院に協力医療機関の看護師が同席し、専用デバイスで取得した医療データをもとに遠隔地の小児科医が診察を行う「D to P with N(Doctor to Patient with Nurse)」型のオンライン診療モデルで、Kids Publicは実施に必要となる医療機関または医療従事者との連携体制構築支援等を担います。
この度、八丈町で開始する小児オンライン診療は、町立八丈病院の医師が診療を担当することはなく、医師・看護師・事務員等の人員確保や医療上の責任負担も含め、地元病院および自治体側の負担が少ない仕組みで運用されます。小児科医不足や医療リソースの偏在に悩む全国の自治体・離島へき地における、持続可能な小児地域医療の新たな解決策として展開してまいります。
■実施概要
運用開始日:2026年11月6日(金)
診療日時:金曜日 13:00〜16:00(月2回開設)※当日予約可能
対象者:八丈町在住の0歳〜18歳の子ども
実施場所:町立八丈病院内
■「来所型オンライン診療」利用の流れ

■【背景】離島の小児医療課題
全国的な小児科医の不足および都市部への偏在は、多くの自治体において急務の課題となっています。東京都心から約290kmに位置する離島・八丈町も例外ではなく、小児科の診察は町立八丈病院の常勤医1名と非常勤医がほぼ365日24時間体制で担っています。特定の医師にかかる負担を軽減し、持続可能な医療体制を確保することが喫緊の課題となっています。
■今回の「来所型小児オンライン診療」の特長
従来のスマートフォンなどから医師と繋ぐオンライン診療は、手軽な反面、バイタル確認や聴診、咽頭・鼓膜などの所見観察、簡易検査の実施が難しく、特に小児科の初期診療の代替としての実施には課題がありました。本オンライン診療は、現地の看護師が専用デバイスを用いて患者の身体所見を取得することにより、より対面診療に近い医療提供を目指すものです。
なお、厚生労働省などの調査では、自治体主導のオンライン診療には「専門医の確保難」や「過重な事務運用負担」が最大の障壁として指摘されています。本取り組みでは、Kids Publicと協力医療機関が診察に関わる人材手配から実務・医療責任を担うことで、地元病院や自治体が直面しやすい「人材確保」「業務負担」「医療上の責任」といった課題を大幅に軽減する仕組みとなっています。
【町立八丈病院の負担と責任】
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診察には協力医療機関の医師・看護師が従事し、町立八丈病院の医療者が本事業の診療を担当することはありません
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オンライン診療における診断、治療方針の決定、処方等の医師による診療行為については、オンライン診療を実施する医師およびその所属医療機関が責任を負うものとし、町立八丈病院は、原則としてこれらの診療行為に関する責任および賠償責任を負いません
【自治体の人的・運用的負担】
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オンライン診療に関わる医師・看護師等の専門職は協力医療機関が雇用・配置するため、自治体側で新たな医療従事者を確保する必要はありません
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診療当日に自治体担当者が現場へ立ち会い・同席する必要はありません

■今後の展望
本取り組みは、医師不足が進む地域においても地元の医療資源を過度に圧迫することなく、外部の医師や看護師、専用デバイスを活用することで持続可能な小児医療インフラを確立できる実践的なモデルです。
Kids Publicは、今後も八丈町における小児医療の充実に貢献するとともに、小児科医療の供給や医師確保に課題を抱える全国の自治体へ向けて、自治体の負担を抑えた持続可能な地域医療DXソリューションとして本モデルの展開を推進してまいります。
《参考》
Kids Publicは八丈町にて、妊産婦や保護者が産婦人科医・小児科医・助産師にいつでも相談できる『産婦人科・小児科オンライン』を提供しています。さらに2025年2月15日〜3月23日には、東京都のスタートアップ支援策「キングサーモンプロジェクト」のもと、看護師と専用デバイスを組み合わせた新たなオンライン診療モデルの実証プロジェクトを実施しました。本実証では利用者の総合満足度・事業継続希望ともに100%となり、離島医療の課題解決につながる有効性が示唆されています。
▼関連プレスリリース(PR TIMES)
「小児科医不足の地域に新たな選択肢を!看護師+デバイス+遠隔小児科医による『オンライン診療モデル』実証成功」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000275.000019477.html
「離島の医療課題に、オンラインで解決策を。東京都八丈町、母子保健のさらなる充実のために『産婦人科・小児科オンライン』導入」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000285.000019477.html
■Kids Publicについて
2015年に小児科医である橋本直也が設立。2016年5月オンライン遠隔健康医療相談事業として『小児科オンライン』を開始しました。2017年には産婦人科医の重見大介が参画し、翌年『産婦人科オンライン』を開始、2023年『日中助産師相談』の運営を開始しました。累計相談件数は35万件以上にのぼり、250名以上の小児科医・産婦人科医・助産師に、オンライン上から相談できる体制を構築している点が特長です。24時間365日いつでも医療者にテキストで相談できる『いつでも相談』や医療者に10分間ビデオ通話などで相談できる『夜間相談』の他、5万件以上の相談事例と医師・助産師が作成した回答を検索できる『みんなの相談検索』など多岐にわたる相談窓口を展開。自治体への導入実績は250以上にのぼり、オンライン相談による実証実験や効果検証・研究にも注力しています。ICTを活用して妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援に取り組み、誰もが成育過程を健やかに過ごせる社会の実現に貢献しています。
【会社概要】
会社名:株式会社Kids Public
所在地:東京都千代田区神田美土代町11−8 SK美土代町ビル5階
代表者:橋本直也
設立:2015年
従業員数:35名(2025年12月現在)
所属医療者数:267名(2025年12月現在)
URL:https://kids-public.co.jp/
■本プレスリリースに関するお問い合わせ先
株式会社Kids Public 広報 春山・村上
TEL:050-1732-0536
Email:pr@kids-public.co.jp
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