ERPC、Solana ノード運用向けベアメタルに最大40倍高速な「ゼロ距離・爆速スナップショットダウンロード」を提供開始

ERPC は、Solana ノード運用向けベアメタルサーバーの新たな特典として、「ゼロ距離・爆速スナップショットダウンロード」の提供を開始

ELSOUL LABO B.V.

ELSOUL LABO B.V.(本社:オランダ・アムステルダム、代表取締役 CEO:川崎文武)と Validators DAO が運営する ERPC は、Solana ノード運用向けベアメタルサーバーの新たな特典として、「ゼロ距離・爆速スナップショットダウンロード」の提供を開始したことをお知らせします。

ERPC は、ハイパフォーマンス Solana RPC プラットフォームとして、Solana ネットワークにおける実運用を前提とした最高品質のインフラを提供してきました。本機能は、その ERPC プラットフォーム上に配置されるベアメタルサーバーだからこそ成立する、新たな運用品質の拡張です。

ERPC プラットフォームとベアメタルサーバーの関係

ERPC が提供するベアメタルサーバーは、単に高性能なハードウェアを提供するものではありません。これらのサーバーは、ERPC が運営する Solana 向け高品質ネットワークの内部に配置されています。

RPC、gRPC、Shreds、Validator 間通信を支える ERPC ネットワークと同一、もしくは極めて近接した経路上に存在することで、一般的なデータセンター設置型のベアメタルとは前提条件が大きく異なります。この構造により、Solana アプリケーションやノード運用を、極めて高い再現性と低レイテンシで成立させることが可能になります。

新機能:ゼロ距離・爆速スナップショットダウンロード

今回提供を開始する「ゼロ距離・爆速スナップショットダウンロード」は、ERPC ベアメタルサーバーを利用する RPC 運用者およびバリデータ運用者向けの機能です。

Solana ノード運用において、スナップショットの取得は不可欠ですが、従来はこの工程が大きな運用負担となっていました。

従来のスナップショット運用における課題

通常の Solana スナップショットダウンロードでは、Index RPC を利用した場合でも、欧州リージョンでおよそ 2 時間、アジアリージョンでは 4 時間前後のダウンロード時間を要します。

この長時間のダウンロードは、ノードの再起動、再構築、障害復旧のたびに発生し、運用上の停止時間を引き延ばす要因となってきました。特に RPC オペレーターやバリデータ運用においては、この待ち時間がそのまま機会損失や運用品質の低下につながります。

ERPC ネットワークで何が変わるのか

ERPC ベアメタルサーバーでは、スナップショットを外部インターネット経由で取得する必要がありません。サーバーは ERPC の Solana プライベートネットワーク内に配置されており、スナップショットデータは ERPC ネットワークから直接取得されます。

この構造により、従来数時間を要していたスナップショットダウンロードは、5 分から 10 分程度で完了します。物理的な距離、ネットワーク経路、帯域制御といった前提条件そのものが異なるため、この速度差は一時的な最適化ではなく、構造的な差として安定して再現されます。

SLV による簡易セットアップと運用

この爆速スナップショットダウンロードは、オープンソースの Solana バリデータ運用基盤 SLV を利用することで、簡単に導入できます。

SLV を用いることで、RPC ノードやバリデータの立ち上げから運用までをワンコマンドで完結させることが可能です。スナップショット取得に関する設定も含め、複雑な手動作業を必要とせず、再現性のある運用を実現できます。

設定手順の詳細については、公式ドキュメントをご参照ください: https://slv.dev/ja/doc/mainnet-rpc/snapshot/ 

想定される利用シーン

本機能は、以下のような利用者の皆様に特に有効です。

  • RPC ノードを運用しており、再起動や再構築の頻度が高いケース

  • バリデータ運用において、障害復旧時間を最小化したいケース

  • 検証環境やリージョン追加を迅速に行いたいケース

  • 運用の再現性と安定性を重視するケース

対象となるベアメタル料金表について

本機能は、ERPC が提供する Solana ノード運用向けベアメタルサーバーで利用可能です。以下は、Solana バリデータ向けおよび Solana RPC 向けの料金表です。

ERPC が提供する価値について

ERPC が提供しているのは、一時的に数値が良く見える環境ではありません。日常的な運用の中で、条件が崩れにくく、同じ結果を繰り返し得られる基盤そのものです。

高品質なネットワーク、実運用を前提としたハードウェア選定、そして SLV を中心としたオープンソースの運用基盤。これらを組み合わせることで、Solana ノード運用をより簡単に、より高品質に継続できる環境を提供しています。

今後について

Solana ノードを運用されている皆様におかれましては、高品質な ERPC プラットフォームのご利用をご検討ください。

本年も ERPC をご支援いただき、誠にありがとうございました。皆様から寄せられるフィードバックは、私たちのプラットフォーム改善に直結しており、日々の研究開発の大きな原動力となっています。

今後も、Solana 技術をより広く、より高い品質で提供するため、プラットフォームおよびオープンソースの研究開発を継続してまいります。どうぞ良いお年をお過ごしください。

構成や導入のご相談につきましては、Validators DAO 公式 Discord よりお問い合わせください。

Validators DAO 公式 Discord: https://discord.gg/C7ZQSrCkYR 

ERPC 公式サイト: https://erpc.global/ja 

すべての画像


会社概要

ELSOUL LABO B.V.

15フォロワー

RSS
URL
https://labo.elsoul.nl/ja/
業種
情報通信
本社所在地
Joop Geesinkweg 501 ,AMSTERDAM-DUIVENDRECHT, Amsterdam, Noord-Holland, 1114AB, NL
電話番号
316-8722-8310
代表者名
川崎文武
上場
未上場
資本金
140万円
設立
2020年09月