@cosmeに投稿されたクチコミから、今後のトレンドの兆しを発掘するニュースレター「@cosmeのトレンドの芽」~No.34 2024年6月版~
株式会社アイスタイル(本社:東京都港区、代表取締役社長 遠藤 宗)は、日本最大のコスメ・美容の総合サイト「@cosme」に投稿されたクチコミから、今後のトレンドの兆しを発掘するニュースレター「@cosmeのトレンドの芽」を配信をいたします。
■@cosmeのトレンドの芽とは
上のブランド、34万点以上ものコスメの商品データベースと、クチコミ検索機能や新商品情報などを備えた日本最大のコスメ・美容の総合サイト「@cosme」。
日本の20代~30代の女性の過半数が毎月なんらかの形で利用するサービスです。1999年のサービススタート以来、会員数・クチコミ件数・ページビュー数ともに伸び続け、2023年12月に累計クチコミ数は2,000万件を突破しました!
「@cosmeのトレンドの芽」では、@cosmeに投稿されたクチコミの中に初登場したワードや、出現率が大きく伸長したワードをピックアップして毎月お届けします。まだまだ大きな数値ではないものの、今後大きなトレンドになるかもしれない兆しを実際のクチコミを交えて紹介していきます。
また、旬なカテゴリのクチコミランキング、または@cosme TOKYO/OSAKA及び@cosme STOREの売り上げランキング、@cosme SHOPPINGの売り上げランキングも紹介します。
Q. 膨大なデータ群の中から、トレンドになりそうなワードを誰がピックアップしているの?
アイスタイルには、@cosmeの膨大なデータ群を分析し、マーケティングに活用する「リサーチチーム」があります。2,000万件を超える膨大なクチコミはもちろん、アクセスデータや意識調査やインタビューを通して、最新の生活者動向に触れ続けている2人が、毎月のトレンドの芽を分析・ピックアップしています。
リサーチ最新コラム:大賞はアテニア「スキンクリア クレンズ オイル アロマタイプ」 ~価格と品質のバランスの良さがポイント、中価格帯コスメの逆襲!~|@cosme上半期新作ベストコスメレポート2024 https://business.cosme.net/column/report/research-202406
================
<トピックス>
1.@cosme投稿クチコミからみる、最新トレンド
・UVアイテムの耐水性表示が突出して上昇傾向に!2022年12月に運用開始し、いよいよ商品選択の基準のひとつに?
・まだまだ続く「成分」への熱視線。5月は肌荒れ予防と保湿が出来る成分&アイテムが話題!
・YouTubeでの紹介で注目が!電流が流れるマスク?!”エンタメ性”が生活者の心を掴む
・「素肌感」に、新たなトレンド「ミュートメイク」が共鳴?「生まれ持った自然な発色」を求める動きが
・ヘアメイクアップアーティストのヘアケアラインが誕生!河北裕介氏プロデュース「&be HAIR」
・@cosmeのクチコミ名物?食べ物で表現シリーズに新たに「カニ味噌」が仲間入り
2.@cosme TOKYO デオドラント・制汗剤売り上げランキング
(集計期間:2024/05/24~2024/06/23)
梅雨入り、気温上昇で気になる暑さ対策・汗や匂いケアアイテム。
定番のスティックタイプやひんやり系ボディーシートアイテムが多くランクインする中、大人女性のにおい対策に特化したボディーシートが1位に!
韓国発のフレグランスパウダーシートもランクイン!
================
1.@cosme投稿クチコミからみる、最新トレンド
この1か月で、@cosmeには購入品クチコミ※として約8万件のクチコミが投稿されました。これらのクチコミに使われている言葉は約8万語。この8万ワードすべての2015年以降の月次出現率を調べ、2024年5月に初登場したワードや、出現率が大きく伸長したワードをピックアップしました。
※購入品クチコミとは:サンプル使用などではなく、自身で商品を購入して使用した際のクチコミ
春にも関わらず、30度近くまで気温が上がる日も見受けられた5月。日差しや紫外線対策がきっかけとなったのか、日焼け止め商品を中心に「SPF」や「PA」とともに記載される、「UV耐水性」という水に対する強さや落ちにくさを示すワードがクチコミでも増加傾向となっています。2022年12月より運用開始した「UV耐水性」表示ですが、クチコミの上昇率からは、生活者の間で認知が上がってきているワードであることが窺えます。今後、「SPF」「PA」に並ぶ商品選択の基準のひとつとして浸透していくのか要注目です。
<クチコミ抜粋>
unlabel / アンレーベル V トーンアップ UVミルク
ビタミンC誘導体、トーンアップ効果、UV耐水性、美容液効果、紫外線吸収剤不使用など、たくさん入っていて手頃なのは魅力です!今年はこれ使っていきます。
ALBLANC(アルブラン) / ブライトニング スキントリートUV
医薬部外品で、SPF50+・PA++++・UV耐水性★★と国内最高値、スウェットプルーフ・スーパーウォータープルーフ・フリクションプルーフと汗水擦れに強く、シミ予防や乾燥対策をしながら紫外線対策ができるのはうれしいですね^^
生活者の「成分」に対する意識が引き続き高まっており、5月のクチコミでは肌荒れ防止効果があると期待される「グリチルリチン酸」に注目が。スキンケアだけでなくボディケア商品にも配合されていることから、日中に紫外線を浴びた日の夜やお風呂上がりにボディに使用するという声も見受けられます。また韓国ブランド「ROUND LAB」による「シラカバシリーズ」の商品を中心に「シラカバエキス」、「万能トナー」といったワードも増加傾向に。シラカバエキスの成分から潤いを実感されている声のほか、拭き取り化粧水+デイリー使い+化粧水パックの3役をこなす「万能トナー」という訴求に対しては、その便利さだけでなく、保湿効果を期待されている声が。また、「グリチルリチン酸塩」「シラカバエキス」という肌をいたわる効果が期待成分への注目は、UV耐水性同様、「日差しの強さやそのダメージ」が気になる季節であることの影響もありそうです。
<クチコミ抜粋>
アネッサ / スキンセラム
美白としわ改善に有効なナイアシンアミドや、肌あれ防止効果のあるグリチルリチン酸塩などの有効成分が配合されていますので、日中に紫外線を浴びた日の夜、お風呂上がりにボディに使用しています。
ROUND LAB / シラカバ水分化粧水
拭き取り化粧水+デイリー使い+化粧水パック全部できる万能トナー!みずみずしくて若干のとろっとしてて保湿によさそうな雰囲気。使い勝手いいし刺激ない。
ROUND LAB / シラカバ水分サンクリーム
シラカバエキスの清涼水分のおかげで一日中しっとりする日焼け止めでした。
韓国ビューティーユーザーに注目されるNo.1日焼け止めみたいです
登録者数が181万人にものぼるYoutubeチャンネル「エミリンチャンネル」の5月に公開された@cosme OSAKAでの爆買い企画で、Natuore Recover(ナチュレリカバー)の「美電流マスク」が紹介されたことがきっかけとなり、クチコミでは「電流」というワードが増加、さらに「電流マスク」というワードが初登場となりました。「電流が流れることが気になって購入してみた」いうクチコミが多く、従来のマスクにはない”エンタメ性”が生活者の心を掴んでいるようです。昨年12月に@cosmeが発表した「@cosmeベストコスメアワード2024上半期トレンド予測」でも、エンタメ性をそなえたマスクが今後注目されることを予測して「エンタメマスク」というキーワードを発表しており、今後もバラエティ豊かなマスクが人気を集めていく予感がします。
<クチコミ抜粋>
Natuore Recover(ナチュレリカバー) / 美電流マスク(MICRO CURRENT FACE MASK)
えみりんチャンネルで村井さんがオススメしてた電流マスクってなに!?と気になり、ちょっとお値段高めですが買いました。確かに微妙な電流を肌に感じます。面白い。
Natuore Recover(ナチュレリカバー) / 美電流マスク(MICRO CURRENT FACE MASK)
電流が流れる!?と気になって購入。肌にハリが出てきた気がする!また使ってみたいです。
韓国のメイクトレンドである、自分が本来持っている素材を活かし、淡めワントーンカラーを重ねて仕上げる「ミュートメイク」の関連ワードがクチコミでも増加中です。日本でも長くトレンドとなっている「素肌感」との共鳴もあってか、ミュートメイクを取り入れている方が増え、韓国ブランドのアイテムのみならず、締め色がないと話題になったケイト「ポッピングシルエットシャドウ」を筆頭に国産ブランドのクチコミからも関連ワードの出現が見られるようになっています。チークアイテムを中心にじゅわっとした血色感を求める動きもここ数年見られますが、直近では「血色カラー」というワードで増加傾向に。これらのワードへの注目に加えて、SNSでは「粘膜カラー」というワードなども根強く話題になっていることから、「生まれ持った自然な発色」を好む傾向は今後も続いていきそうです。
<クチコミ抜粋>
Fujiko(フジコ) / ノールックリップ
色味も地味すぎず、派手すぎず顔色明るくなります。ミュートメイクにぴったり
ケイト / ポッピングシルエットシャドウ
ミュートメイクに興味はありましたが、淡い色が発色せず奥二重の私はすっぴんと変わらないだろうな…とずっと避けてました。そんな私のような人に使ってみてほしいです。
BBIA / レディトゥーウェアアイパレット
とにかく淡めで、さらっとした粉質のナチュラルなアイシャドウ。どんな仕上がりにもできるし、リップやチークを主役にしたい時にも使いやすいです!
SHEGLAM / カラーブルーム リキッド ブラッシュ
みずみずしいテスクチャーなのに肌につけた瞬間サラサラになり肌にピタッと密着し内側から滲み出る血色カラーに仕上げてくれます。
ヘアメイクアップアーティストの河北裕介氏がプロデュースするブランド「&be」から、4月30日に新たにヘアケアブランドの「&be HAIR」が誕生したことをうけ、発売商品の関連ワードが増加傾向となっています。また、5月1日には韓国のメイクアップアーティストのウォン・ジョンヨ氏が監修するブランド「Wonjungyo」からもヘアラインとして「Wonjungyo Hair」が発売開始となっており、人気ヘアメイクアップアーティストが手掛けるヘアケアブランドへの注目が高まっていきそうです。
@cosmeでは、「湯葉」のようなシートマスクと話題となったDR PLANT「セッコク蘭エイジングケア・マスクα」、今までにないテクスチャーから「白あん」「こし餡」と表現したエリクシール「エリクシール ルフレ バランシング みずクリーム」と、剤形や色などを食べ物で表現するクチコミがたびたび見受けられます。そこへ続く新たなワードとして、売切が続出するほど人気商品となっているKANEBO「カネボウ シャドウオンフェース」のクチコミから「カニ味噌」というワードがトレンドイン。シェーディングとしてフェイスラインや鼻筋に使用するアイテムですが、肌に馴染みやすい絶妙な色味が「カニ味噌」色と表現されているようです。あえて食べ物で例えることで商品特長がイメージしやすかったり、興味が湧きやすくなるため、クチコミでも広がっていくのかもしれません。
<クチコミ抜粋>
KANEBO / カネボウ シャドウオンフェース
やっと購入することができました。だいぶ前から気になっていたもののどこでも売り切れでなかなかかえずでした。色味は確かに評判通りのカニ味噌ですが色はほんのりシャドウですごくよかったです。
KANEBO / カネボウ シャドウオンフェース
カニ味噌シャドウと言われるだけの、かなり薄い色です。それが絶妙で自然な陰影を作ってくれます。
人気が出るのに納得。
2.@cosme TOKYOデオドラント・制汗剤売り上げランキング(集計期間:2024/05/24~2024/06/23)
今年も気温の上昇や雨の影響で、蒸し暑かった6月。それと同時に、暑さで汗や匂いが気になる季節でもあります。@cosme TOKYOのデオドラント・制汗剤アイテムの売り上げを見てみると、4月と比較して6月は1.5倍に伸長していました。引き続き夏のイベントや旅行など、外出機会が増えることが予想されるので、デオドラント・制汗剤アイテムの売り上げは今後もより伸びていきそうです。
ランキングは、大人女性のニオイケアに特化したデオコのボディクレンズが1位に。また、定番のデオナチュレシリーズが4アイテムもランクインし根強い人気を感じさせる一方で、夏ならではのクールアイテムであるときわ商会の〝ひんやりふくだけシャワーシリーズ“も人気でした。その他には4月に発売されたばかりの韓国発のブランド「JUL7ME」のフレグランスパウダーシートが10位に入るなど、バラエティに富んだ結果となりました。
本内容はこちらもからご覧いただけます。
「@cosmeのトレンドの芽」~No.34 2024年6月版~
https://www.istyle.co.jp/20240709.pdf
【お問合せ】
株式会社アイスタイル エクスターナルコミュニケーション室 野田/坂井/井川/久保/岡田
■TEL:03-6161-3662
■FAX:03-6161-3661
■Email: istyle-press@istyle.co.jp
すべての画像