キューサイと九州大学、他2社が共同研究を開始 エイジング課題につながるエビデンス構築に向けた健診データ・生活習慣を検証
キューサイ株式会社(本社:福岡市中央区、代表取締役社長:佐伯 澄)は、個々人のエイジング(加齢)の変化に基づき適切なソリューションを提案する「エイジングに向き合う新サービス(仮)」の構築を目指しています。そこで当社は、国立大学法人九州大学大学院 医学研究院 衛生・公衆衛生学分野(所在地:福岡市西区、教授:二宮 利治)、公益社団法人久山生活習慣病研究所(所在地:福岡県糟屋郡、代表理事:清原 裕)、ヒュービットジェノミクス株式会社(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:一圓 剛)の3社と共同研究を開始しました。本研究では、九州大学と久山生活習慣病研究所が連携して長年蓄積してきた健康診断データと生活習慣の情報を組み合わせることで将来のエイジング課題に繋がるエビデンス取得を目指します。
■当社の取り組み
“はかる・わかる・かわる”がテーマ 「エイジングに向き合う新サービス」を構想
当社は2022年よりカラダもココロも健康で、前向きに年齢を重ねる “ウェルエイジング”な世の中の実現をミッションとして掲げ、企業活動に邁進しています。その活動の一環として、昨年「はかる・わかる・かわる」というテーマで「エイジングに向き合う新サービス(仮)」の開発を開始することを発表しました。
お客さまのウェルエイジングな生き方を叶えるためには、単に健康であるだけでなく、カラダ全体の「恒常性バランス」を維持することが重要だと当社は考え、そのバランスを【ヒューマンダイヤモンド】と名付けました。本サービスは将来的に、この恒常性バランスの状態を可視化し、個々人のエイジング状態に合わせたソリューションを提案するウェルエイジングのプラットフォームとなることを目指しています。
※ヒューマンダイヤモンド関連の情報はこちら▶
https://corporate.kyusai.co.jp/wellaging/basic/
■共同研究の目的および具体的な内容
本取り組みを推進する上で、生活習慣が将来のどのようなエイジング課題と関係するのかを見出すためのエビデンスを取得する必要があります。そこで、従来「久山町研究」を行う九州大学・久山生活習慣病研究所、そして本研究の活用をご支援いただくヒュービットジェノミクス社、計3社と共同研究を開始するはこびとなりました。2023年11月から久山町住民を対象とした生活習慣に関するアンケートや各種検査を開始しました。今後は2025年3月までを目途にそれらの結果を解析し、個々の生活習慣と疾患に関係性があるかを明らかにしてまいります。
<久山町研究とは>
福岡市に隣接した糟屋郡久山町では、人口約9,000人の住民を対象に、1961年から脳卒中、心疾患などの疫学調査を行っています。久山町住民の皆さまは、年齢・職業分布・栄養摂取状況が全国平均とほぼ同じであり、偏りが少ない平均的な日本人集団といえます。時代毎に40歳以上の住民の方を対象に疫学調査を実施し、生活習慣や危険因子の変遷およびその疾患発症に及ぼす影響を検討することにより、疾患の予防に関わるエビデンスを明らかにしています。さらに、それらの情報は、人々の健康管理・健康増進に活用されています。
■共同研究者
■当社担当者
昨今、健康だけでなく自分らしく生きることが重要視されており、当社はカラダもココロも健康で前向きに年齢を重ねる 「ウェルエイジング」な世界の実現をミッションに掲げています。そのために、お客さまがご自身のエイジング状態を知る機会をつくり、適切なソリューションをご提案できる「エイジングに向き合う新サービス(仮)」というプラットフォームは重要な役割を担います。
今回の共同研究で、生活習慣とエイジング課題の紐づきが明らかになれば、ウェルエイジングな生き方を叶えるご提案の精度が高まります。この大切な機会にご協力いただく3社に改めて感謝するとともに、本研究をもってプラットフォームの“構想”を“実現”へ進めるべく決意を新たにしています。
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