10代が動画を視聴するプラットフォームとして、「Instagram」が約6割
『動画&動画広告月次定点調査 2018年総集編』
株式会社ジャストシステムが運営する、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」では、全国の17歳から69歳の男女1,100名を対象に『動画&動画広告月次定点調査』を、2017年6月から毎月1回実施しています。このたび、2018年1月から12月までの調査データをまとめて分析し直し、その内容を『動画&動画広告月次定点調査 2018年総集編』 として発表します。
調査データをすべて収録した325ページのレポートを、自主調査レポートページ(https://marketing-rc.com/report/)から、無料でダウンロード提供します。
動画の視聴頻度や利用デバイスなどの基礎データから、その時々のトレンドの実態まで、さまざまな項目に渡って調査を実施しています。
【2018年の年間トピックス】
2018年、動画&動画広告関連分野における主なトピックスは下記のとおりです。
■約3割が動画コンテンツを毎日視聴。10代は半数超え
■半数以上が1日に平均30分以上、動画コンテンツを視聴
■動画視聴プラットフォームとして、「Instagram」が躍進
■10代が動画を視聴するプラットフォームとして、「Instagram」が約6割
■約2割が「Instagram」で動画広告を視聴
■ライブ動画視聴サービスの利用率首位は「YouTube」、2位「ニコニコ生放送」
■10代の約3割が動画プラットフォーム「TikTok」を利用中
■動画視聴時、スマートフォン横向きは減少傾向
2018年に最も利用された動画プラットフォームは、2017年に引き続いて「YouTube」(2017年6月度調査:91.7%、2018年12月度調査:91.0%)でした。また、動画プラットフォームとして利用率を伸ばしたのは「Instagram」(2017年6月度調査:20.0%、2018年12月度調査:28.3%)でした。特に、10代が動画を視聴するプラットフォームとして、「Instagram」は昨年1年間で利用率を2倍以上伸ばし(2018年1月度:26.8%、2018年12月度:59.4%)、「Twitter」の利用率に迫る勢いでした(2018年1月度:52.4%、2018年12月度:66.7%)。
一方、動画プラットフォームである「TikTok」は、2018年、10代における利用率が27.5%になるなど若年層からの支持を集め、利用率の拡大に期待が持てる結果となりました。
■約3割が動画コンテンツを毎日視聴。10代は半数超え
2017年6月度調査時の動画コンテンツを「毎日視聴している」人の割合は24.1%でしたが、2018年12月調査では27.0%に増加し、年代別に見てみると、10代は54.0%、20代は37.5%、30代は26.5%、40代は22.5%、50代は19.0%、60代は16.0%でした。
10代では半数を超える人が動画コンテンツを毎日視聴していると回答し、若年層では動画コンテンツの視聴は日常の行為として浸透してきているようです。
■半数以上が1日に平均30分以上、動画コンテンツを視聴
動画コンテンツを視聴すると回答した人のうち、1日に平均30分以上視聴している人は2016年6月度調査では50.0%、2018年12月度調査では53.3%と微増しました。
また、視聴頻度が最も多い動画は2017年6月度調査では「5分未満のコンテンツ」(29.4%)、次いで「10分未満のコンテンツ」(22.1%)であったのに対して、2018年12月度調査では「10分未満のコンテンツ」(24.4%)、「30分未満のコンテンツ」(24.4%)でした。この1年半でより長尺の動画コンテンツが視聴されるようになってきているようです。
■動画視聴プラットフォームとして、「Instagram」が躍進
「週に1日以上動画コンテンツを視聴する」と回答した人に対して、動画コンテンツを視聴するプラットフォームを聞いたところ、2018年12月度調査において最も回答が多かったのは「YouTube」(91.0%)、次いで「Twitter」(29.3%)、「Instagram」(28.3%)でした。
他の動画プラットフォームが横ばいで推移するなか、2017年6月度調査と2018年12月度調査を比較すると「Instagram」は8.3ポイント伸び、動画を視聴するプラットフォームとして広く浸透してきていることがわかりました。
※複数回答あり。
■10代が動画を視聴するプラットフォームとして、「Instagram」が約6割
10代が動画コンテンツを視聴するプラットフォームとして、2018年に最も利用率を伸ばしたのは「Instagram」(2018年1月度:26.8%、2018年12月度:59.4%)でした。利用率は2倍以上増加し、「Twitter」の利用率(2018年1月度:52.4%、2018年12月度:66.7%)に迫る勢いでした。
※複数回答あり。
■約2割が「Instagram」で動画広告を視聴
2018年12月度調査において「動画広告を見かけた」と回答した人に、動画広告を最も見かけたプラットフォームを聞いたところ、「Youtube」(74.9%)が圧倒的に多く、続いて「LINE」(19.7%)、「Twitter」(18.7%)でした。一方、調査開始時である2017年6月度調査と比べて最も増加したのは「Instagram」で、11.0%(2017年6月度調査)から18.3%(2018年12月度調査)に増加しました。
※複数回答あり。
■ライブ動画視聴サービスの利用率首位は「YouTube」、2位「ニコニコ生放送」
2018年12月度調査において、ライブ動画の視聴に最も利用されていたサービスは「YouTube」(65.8%)、次いで「ニコニコ生放送」(35.1%)、「Instagram」(28.9%)でした。
主要サービスの利用率が横ばいで推移するなか、昨年1年間で最も利用率を伸ばしたのは「Instagram」でした(2018年1月度:25.6%、2018年12月度:28.9%)。
※複数回答あり。
■10代の約3割が動画プラットフォーム「TikTok」を利用中
動画コンテンツを視聴するプラットフォームとして「TikTok」の利用率は、2018年12月度調査において9.5%でした。年代別で利用率を見てみると、10代(27.5%)、20代(14.7%)、30代(10.7%)、40代(2.0%)、50代(2.2%)、60代(2.3%)でした。10代の利用率は3割近くあり、若年層を中心に支持されているようです。
※複数回答あり。
■動画視聴時、スマートフォン横向きは減少傾向
2018年12月度調査において「スマートフォンで動画コンテンツを視聴する」と回答した人のうち、「横向きで視聴することが多い」と答えた人は45.8%、「縦向きで視聴することが多い」人は30.7%、「横向きと縦向きでは同頻度に視聴する」人は21.4%でした。調査開始時である2017年6月度調査と比べると、「横向きで視聴することが多い」人は52.9%(2017年6月度調査)から、45.8%(2018年12月度調査)へと減少傾向にありました。縦向きでも視聴できる動画が増えてきたことにより、スマートフォンでの動画視聴形態も変容してきているようです。
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