【SHE、就活生と採用担当の“AI活用”を両面調査】AIが書き、AIが審査する時代。「誰が就活しているのか分からない」現象が浮き彫りに

就活生の“本音の揺らぎ”と採用担当の“人柄不透明化”が加速。AI時代の就活は転換点へ

SHE

学ぶから働くまでを支援する女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」を運営するSHE株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役CEO/CCO:福田恵里、以下SHE)は、全国の就職活動中の大学生および企業の採用担当者を対象に、AI活用が進む就活・採用活動の実態調査を実施しました。

ChatGPTをはじめとする生成AIツールが一般化により、学生はエントリーシート作成や自己分析、面接対策にAIを活用するようになっています。一方、企業側でもAIによる書類スクリーニングやAI面接の導入が進み、就活・採用プロセスは急速に「AI前提」へと移行しつつあります。こうした中で、学生からは「AIで整えた回答が本音とズレている気がする」、採用担当者からは「AIによる文章では人柄やカルチャーフィットが見えにくい」といった声も聞かれるようになりました。

本調査では、就活生と採用担当者の双方にAI活用に関する意識を尋ねることで「AIが書き、AIが審査する」時代の就活において、就活・採用の現場で何が変わり、どのようなギャップが生まれているのかをを明らかにしています。

■ 調査背景 

生成AIの急速な普及により、就職活動の現場は大きな転換期を迎えています。エントリーシート(ES)作成や自己分析、面接対策に生成AIを活用する就活生が増える一方、企業側でもAIによる書類スクリーニングやAI面接の導入が進み、就活・採用の両側で「AI前提」のプロセスが当たり前になりつつあります。 

こうした変化の中で、就活生からは「AIで整えた回答が本音とズレている気がする」「自分が就活しているのか、AIが就活しているのか分からなくなる」といった声が聞かれるようになりました。一方、採用担当者からも「AIによる文章では人柄や価値観が見えにくい」「面接で本音を引き出すことが以前より難しくなった」といった課題意識が高まっています。 

つまり、AIが書き、AIが審査する構造が進む中で、就活生も採用担当者も「本音が見えにくい」と感じる共通の違和感が生まれている状況です。 

SHEでは、こうした変化の実態を明らかにするため、就活生及び採用担当者に採用活動を対象に、就職・採用活動におけるAI活用の実態や課題に関する意識調査を実施しました。

■ 調査概要 

  • 調査目的:就職活動における学生と企業双方のAI活用の実態と課題を明らかにすること 

  • 調査方法:Webアンケート調査 

  • 調査対象:全国の就活生及び採用担当者 

  • サンプル数:計353名(内訳:就活生200名、採用担当者153名) 

  • 調査期間:2025年12月5日(金)〜12月9日(火) 

※本調査における「就活生」には、現在就職活動中の学生に加え、調査時点で就職活動を終えている大学4年生も含まれます。 

※調査結果は小数点以下第1位を四捨五入しています。 

※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、【SHE株式会社 調べ】とご明記ください。

■ 調査サマリー 

今回の調査では、就活生・採用担当者の双方において、AI活用が進む一方で「本音」や「人柄」が見えにくくなっている実態が明らかになりました。

就活生側では、エントリーシート作成にAIを一定以上活用している層の約6割が「AIで整えた回答は本音とズレている」と回答し、あわせて約6割が「自分で就活している実感がない」と感じていることが分かりました。AIによって文章の完成度は高まる一方、就活に対する納得感や主体的な関与の実感が揺らいでいる様子がうかがえます。

一方、採用担当者側でも、約6割が「AIでは人柄や価値観が見えにくい」と回答し、本音を引き出すのが難しくなったと感じる人も6割超にのぼりました。選考の効率化が進む一方で、候補者の“人間らしさ”の見極めが難化している状況が浮かび上がっています。

こうした結果から、書類選考はAIによって効率化される一方、面接では「深掘り対話」を重視するという選考プロセスの役割分化が進んでいることが示唆されます。AIが前提となる時代において、就活は「正解を出す競争」から、自分の言葉で語れるかどうかが問われる段階へ移行していると言えるでしょう。

 ■ 調査結果 

エントリーシート作成にAIを活用する就活生は約6割 
──「部分的なAI活用」が主流に

エントリーシート作成におけるAI活用度について尋ねたところ、「AIを使っていない」と回答した就活生は42%にとどまり、1〜3割程度活用している層が29%、3〜7割程度が20%、ほぼすべてをAIで作成している層が11%という結果となりました。これにより、就活生の約6割がエントリーシート作成において何らかの形でAIを活用している実態が明らかになりました。

多くの就活生は、完全にAIに任せるのではなく、自分で書いた内容をAIで整える、補足するといった使い方をしています。この「部分利用」が主流であることが、後述する“本音とのズレ”や“主体性の揺らぎ”につながっている可能性がうかがえます。 一方で、すべてをAIに委ねてエントリーシートを作成している就活生は少数派であり、多くは自分で書いた文章をベースに、表現を整えたり、内容を補足したりする目的でAIを部分的に活用していることがうかがえます。このような「部分的なAI活用」が主流であることは、利便性の一方で、後述する「本音とのズレ」や「就活の主体性の揺らぎ」につながっている可能性も示唆しています。

 

就活生の約6割が「自分で就活している実感がない」
──採用担当も「本音を引き出しづらい」と感じている

「AI活用が進むことで、自分で就活しているのか分からなくなる実感がある」と回答した就活生は58%にのぼりました。同時に、採用担当者の6割超が「候補者の本音を引き出すのが難しくなった」と回答しています。

「AI活用が進むことで『自分で就活しているのか、AIが就活しているのか分からなくなる』実感がある」と回答した就活生は、「とてもある」「少しある」を合わせて 58% にのぼりました。あわせて、採用担当者の 64% が「面接で候補者の本音を引き出すのが以前より難しくなった」と回答しており、学生・企業双方で“手応えの薄さ”を感じている実態がうかがえます。

AIによってアウトプットの量や速度は向上する一方で、就活生・採用担当者の双方において、考えを深めたり・自分の言葉として整理したりするプロセスが省略されやすくなっている可能性が示唆されます。その結果、就活や選考の場面で「誰の言葉なのか」「誰が主体なのか」が見えにくくなる状況が生まれていると考えられます。 

 面接でAI依存が露呈し、「説明できず詰まった」就活生は約4割 
──AIで整った書類と、面接という対話の場との間に生じるギャップ

就活生の約43%が、面接で「AIが書いた部分」を深掘りされた際、説明できず詰まったり、具体的に聞かれて答えられなかったりした経験があると回答しました。エントリーシート作成をAIで整えることで書類の完成度は高まる一方、「なぜそう考えたのか」「自分の経験としてどう語れるか」といった問いに向き合う面接の場で、言葉に詰まってしまうケースが少なくありません。

一方、採用担当者の約56%が「AI生成のエントリーシートや回答は、ある程度見抜ける」と感じていることが明らかになりました。ただしこの結果は、AIを使っているかどうか自体が評価を左右しているというよりも、面接でその内容を本人の言葉として語れるかどうかが、判断の分かれ目になっていることを示唆しています。

これらの結果から浮かび上がるのは、「AIを使ったか否か」ではなく、AIで整えられた内容を面接という対話の場で自分の言葉として語り直せるかどうかが問われているという点です。

書類では一定の評価を得られても、面接で自分の言葉として語りきれずに立ち止まってしまう──

 その構造が、次の選考段階における判断をより難しくしている可能性が示唆されます。

 

書類はAI、面接は「対話」で判断する時代へ
──選考の主戦場は「深掘り面接」

今後強化したい選考手法について尋ねたところ、採用担当者の最多回答は「深掘り面接」でした。また、AIを採用活動に取り入れている採用担当者の74%は、今後もAI活用を拡大したいと回答しています。

この結果から、AIは採用プロセスから排除される存在ではなく、書類選考や一次判断を担う前提のツールとして定着しつつあることがうかがえす。その一方で、最終的な判断の場として重視されているのが、候補者が自分の経験や価値観を自分の言葉で語れるかどうかを確かめる「対話のプロセス」です。

AIによって選考の効率化が進むほど、採用の主戦場は「書類」から「面接」へ、そして表面的な受け答えではなく、深掘りを通じた対話へと移行していると言えるでしょう。 

 

AI時代の就活で求められるのは、「AIにも人にも伝わる“自分の軸”」 
──学生は「本音で伝える力」、採用側は「人柄・価値観」を重視

最後に、就活生と採用担当者それぞれに対し、AI時代において重要だと考えている観点について尋ねました。

就活生に対して、AI時代の就活において重要になると考える力について尋ねたところ、「コミュニケーション力」「本音で話す力」「自己理解(価値観の言語化)」といった項目が上位に挙がりました。AIを活用することで情報整理や表現の補助は可能になる一方で、最終的には自分の言葉で語れることが重要だと捉えている様子がうかがえます。

一方、採用担当者に対して、AI時代において最も重視している採用基準を尋ねたところ、「人柄」「価値観の一致」「経験の深さ」「主体性」といった項目がが上位となりました。回答の巧みさや表現の整い方そのものよりも、対話を通じてにじみ出る人物像や価値観を見極めたいという姿勢が読み取れます。

この結果から浮かび上がるのは、学生と採用側では立場や問いの切り口は異なるものの、最終的に重視されているのは、AIでは代替できない“その人らしさ”や「軸となる価値観」であるという点です

AIが当たり前に使われる時代だからこそ、「何をAIに任せ、何を自分の言葉で語るのか」という線引きと、その前提となる自分自身の価値観や軸を持っているかどうかが、就活・採用の双方においてこれまで以上に重要になっていると言えるでしょう。

 ■ SHEが就活生向けオンラインイベントを開催 

今回の調査では、エントリーシート作成や自己分析にAIを活用する就活生が多数派になりつつある一方で、「AIで整えた回答は自分の本音とずれているのではないか」「AIによる文章では人柄や価値観が十分に伝わらないのではないか」と感じる学生も少なくない実態が明らかになりました。

こうした背景を受け、SHEではAI時代の就活生に向けて、「AI時代の就活で、人事はどこを見ている? 人事のホンネと一緒に考える『私らしい働き方』の見つけ方」と題したオンラインイベントを実施します。本イベントでは、人事担当者の視点やワークショップを通じて、AIに委ねられる部分と、自分自身で向き合うべき部分を整理しながら、自分らしいキャリアの軸を言語化するヒントを提供します。

 イベント名:「AI時代の就活で、人事はどこを見ている? 人事のホンネと一緒に考える『私らしい働き方』の見つけ方」 

  • 開催日時:2026年2月10日(火)18:00-19:00 

  • 開催形式: Zoomによるオンライン開催 

  • 参加費:無料

  •  申し込みURL:https://shelikes.jp/events/6063

【このイベントでできること】 

  • 人事のホンネが聞ける!
    AIの有無に関わらず、実際の選考で「どんな学生に魅力を感じるのか」「AI文章ではわからない部分はどこか」を、人事視点で率直にお話しします。

  • 自己分析をしながら、就活プロフィール帳を作成!
    ワークシートを使いながら、「自分が大事にしたい価値観」「理想の働き方」を整理し、“私らしい働き方の軸”を一枚のプロフィールとしてまとめます。

【こんな方におすすめ】

  •  ESや自己PRを書いているが、「これで良いのか」モヤモヤしている就活生

  • 就活テクニックだけでなく、「自分らしく働くとは何か」を考えてみたい方

  • 人事がAI時代でも変わらず見ているポイントを知りたい方

  • 自己分析をしたいけれど、何から始めればよいか迷っている方 

イベントの最後には、SHElikesの無料体験レッスンと、レッスン参加者向けの無料コーチング(1on1)の案内も行います。今回のイベントで作成した就活プロフィール帳を“たたき台”にしながら、コーチと一緒に「自分の軸をさらに深めていく」機会として活用いただけます。

■ 【最大70%還元】仕事につながるスキルを獲得!「SHElikes(シーライクス)」について 

SHElikesは、時間や場所にとらわれずに働ける50以上の職種スキルが定額で学び放題の女性のためのキャリアスクールです。Webデザイン・Webマーケティング・ライティングなど、パソコンひとつで働けるデジタルスキルやクリエイティブスキルを幅広く学べ、私らしい働き方の実現を支援します。

パソコンやスマートフォンなどオンラインで視聴できるコース動画、コーチングやティーチング、同じ目標や趣味嗜好で集まれるコミュニティ、SHElikes内で挑戦できるお仕事案件を提供し、学び続けるための手厚いサポートと学びをすぐに仕事として活かせる仕組みが特徴です。

また、「SHElikesレギュラープラン」は、経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の補助対象です。キャリアチェンジ(転職)を目指す女性を対象に、還元条件を満たす方は全員が受講料の最大70%還元を受けられます。

SHElikesについて:https://cutt.ly/8tkyRoLa 

SHElikesオウンドメディア「SHEshares」:https://shares.shelikes.jp 

■ SHE株式会社について 

SHE株式会社は、「一人一人が自分にしかない価値を発揮し、 熱狂して生きる世の中を創る」をビジョンに据え、 2017年に創業いたしました。 主要事業である『SHElikes(シーライクス)』では、 誰もが自分らしい働き方を叶えられるよう、 WEBデザインやWEBマーケティングなどのクリエイティブスキルレッスンやコーチングプログラム、 仕事機会を提供し、これまでに20万名以上に受講いただいています。

2021年より理想のキャリアや人生の実現のために不可欠なお金の知識の獲得を目指すサービス「SHEmoney」、2023年よりSHEで学んだ方と即戦力を求める企業をマッチングする転職サービス「SHE WORKS」も展開しています。SHE株式会社:https://she-inc.co.jp

【SHElikes 公式SNS】

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

SHE株式会社

80フォロワー

RSS
URL
https://she-inc.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区南青山3丁目7−21
電話番号
-
代表者名
福田 恵里
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2017年04月