VRを活用したリハビリテーション用医療機器を開発する株式会社mediVRに出資
三菱UFJキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 小島 拓朗)は、当社が運営するファンド(三菱UFJライフサイエンス4号投資事業有限責任組合)より、リハビリテーション用医療機器を開発する株式会社mediVR(以下、mediVR社)に対し出資したことをお知らせいたします。

株式会社mediVRについて
mediVR社は循環器内科医である原正彦氏の研究成果に基づき設立された大阪大学発スタートアップです。同社がVirtual Reality技術を活用して開発した「mediVRカグラ(以下、カグラ)」は、外部動力を使用せず、診断治療に有用な測定値または課題達成度を評価するために用いるリハビリテーション用訓練装置です。カグラはクラスⅠ医療機器として既に販売を開始しており、脳卒中などで歩行機能や上肢機能に課題を抱えた患者様のリハビリテーションに用いられています。
同社はカグラを用いたリハビリテーションを提供する成果報酬型自費リハ施設「mediVRリハビリテーションセンター」も運営しています。
出資背景
カグラを用いたリハビリテーションは、患者様が座った状態で安全に行うことができ、幅広い症状に対して改善効果を示すことが期待されます。カグラは臨床現場で既に利用されていますが、今後臨床研究や保険収載を目指す製品の開発を通じて更にエビデンスを蓄積することで、カグラがますます普及する可能性を評価して出資いたしました。
mediVR社の取り組みをMUFGのネットワークを活用して支援してまいります。
【株式会社mediVR 概要】
会社名:株式会社mediVR
所在地:大阪府豊中市寺内2丁目4番1号 緑地駅ビル3階
代表者:原 正彦
設 立:2016年6月
事業内容:リハビリテーション用医療機器の製造・販売
U R L :https://www.medivr.jp/
【三菱UFJキャピタル株式会社について】
三菱UFJキャピタルは、1974年に設立以来、三菱UFJフィナンシャル・グループのベンチャーキャピタルとして業界をリードするノウハウを提供し、幅広い業種に対する投資を行っています。IPOを実現されたお客さまは、幅広い業種にわたり約920社と、業界トップクラスの実績を有しています。

ライフサイエンス分野においては、2017年2月の1号ファンド以降、「三菱UFJライフサイエンス4号ファンド」(200億円)を含め計500億円と継続的にファンドを設立しています。ライフサイエンスに特化した民間ファンドの運営としては国内最大規模であり、創薬、再生医療、医療機器(デジタルヘルスを含む)などのベンチャー企業を対象に最長約12年間の期間で投資を行っています。バイオベンチャー投資にとどまらず、アカデミア創薬、製薬会社のカーブアウト案件、製薬会社の開発プロジェクトへの投資、医療機器関連にも注力しています。
◆会社概要
会社名:三菱UFJキャピタル株式会社
所在地:東京都中央区日本橋2丁目3番4号 日本橋プラザビル7F
代表者:代表取締役社長 小島 拓朗
設 立:1974年8月1日
事業内容:ベンチャーキャピタル事業
U R L :https://www.mucap.co.jp/
◆三菱UFJライフサイエンス4号投資事業有限責任組合について
投資対象:創薬、創薬基盤、再生医療、医療機器などを中心としたライフサイエンス分野
無限責任組合員:三菱UFJキャピタル株式会社
出資者:株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJキャピタル株式会社
設 立:2023年3月28日
ファンド総額:200億円
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 経営情報
- ビジネスカテゴリ
- 銀行・信用金庫・信用組合