LOZIと提携してフードバリューチェーンの可視化サービスの提供を開始
大日本印刷株式会社(DNP)は株式会社LOZIと提携し、LOZIのSaaSサービス「SmartBarcode®」*を活用して、フードバリューチェーンにおける商品の価値や安全・安心に関する情報の可視化サービスを、生産者や食品メーカー、消費者などに2023年4月より提供します。
*「SmartBarcode」について→1つのQRコードから多様な情報へのアクセスを可能にするシステム。QRコードとそれを読み込むスマートフォンだけでトレース(追跡)を可能にするアプリと、管理用のプラットフォームで構成されています。モノの調達から生産・在庫・輸送・販売に至るバリューチェーン上の各種情報(原材料・生産プロセス・生産地・輸送情報等)について、複数の事業者が入力可能にすることで、サプライチェーン全体を可視化して、一元管理、共有することができます。
【両社提携の背景】
日本の食料生産や農林水産業をはじめとする1次産業は、収益性の低迷や生活者の消費マインドの変化などの課題に直面しています。また食品メーカーは、企業に対してESG(環境・社会・ガバナンス)の強化が求められている中で、自社の商品の価値を可視化し、流通企業や生活者に分かりやすく提供していくことに努めています。
こうした課題の解決に向けて、DNPとLOZIは今回、「SmartBarcode」を活用して、「食の情報を必要なステークホルダーに正確に伝える」ことに加え、ICT活用による企業や生産者の情報蓄積や情報管理のDX化を支援します。これによって、食品産業等を活性化するとともに、農水産物の生産活動や食品メーカーの収益性を高め、従事者を増やすことなどに貢献していきます。
【DNPが提供するサービス】
■フードバリューチェーン可視化サービスの提供
- 農水産物の生産者などの1次産業関連事業者や食品メーカーなどに対し、フードバリューチェーンにおける情報収集・蓄積・配信の仕組みを提供します。これにより、バリューチェーンの情報が個別最適化・可視化されることで、これまでは生活者(最終消費者)に伝えきれていなかった商品の価値や安全・安心につながる情報を届けることを可能にします。
- 「SmartBarcode」を活用することで、バリューチェーン上の各企業や生産者等に合わせて、文字・画像・動画・日時・位置情報などの情報管理の設計を支援し、各種情報の可視化や一元管理が可能なサービスを提供します。
- 今後は、蓄積した情報をあらかじめ設定した動画や静止画などのテンプレートに配することで自動加工し、広告・SNS・店頭メディア等に使用可能なコンテンツを生成するサービスの開発にも取り組んでいきます。
【今後の展開】
DNPは、国産農産物の海外輸出に取り組む株式会社世界市場に対して、SmartBarcodeを活用した香港向けの国産農産物に関する生産者情報や商品情報を蓄積し、店頭POP等で可視化する実証実験を2023年3~5月に行います。
■株式会社LOZIについて
「サプライチェーンをつなぐモノのパスポート」をコンセプトに掲げ、全てのQRコードをトレース可能な状態にし、スマートフォンで読み取ることでサプライチェーンを構成する事業者・拠点・役務ごとに多様な情報を記録できるSmartBarcodeを物流の追跡用途を中心に提供しています。
*LOZIのWebサイト https://lozi.jp
*LOZIのリリース https://www.lozi.jp/news/webdir/22.html
※ 本リリースに記載された内容は発表日現在のものであり、今後予告なしに変更されることがあります。
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