stera transit、交通事業者間のサービス連携機能を開始
~第一弾として、南海電鉄と福岡市地下鉄の乗継キャンペーンを実施~
カード)、QUADRAC株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:高田 昌幸、以下:QUADRAC)は、三井住友カードが提供する公共交通機関向けソリューション「stera transit」の新機能として、交通事業者間でのサービス連携機能の提供を開始します。第一弾として、南海電鉄と福岡市地下鉄の乗継キャンペーンを実施いたします。
「stera transit」の特徴
「stera transit」は、「stera」の決済プラットフォームと、国際ブランドの非接触決済「タッチ決済」を活用した公共交通機関向けソリューションです。「stera transit」を導入した交通機関における決済や認証には、QUADRACが提供するSaaS 型プラットフォームQ-moveを活用しています。Q-moveは、「stera transit」を導入する交通事業者間で共同利用されているクラウドシステムです。
交通事業者が「stera transit」を導入することで、利用者は国際ブランドのタッチ決済で交通機関の利用や運賃の支払いが可能となります。さらに、「クラウドシステム」の機能により、柔軟な運賃設定が可能です。
<クラウドシステムを活用した運賃設定の例>
●一つの公共交通機関における上限運賃の設定
(福岡市地下鉄、神姫バスにて実施中)
例:鉄道の1日の利用金額が640円に達した
場合、640円を超えた利用額を割引
●公共交通機関の周辺施設との連携施策の実施
例:交通機関沿線の商業施設や観光施設の
ご利用により、最寄り駅までの運賃を割引
(詳細検討中)
例:事前登録したお客さまが、予め決められた
条件達成に応じて運賃を割り引き(詳細検討中)
●グループ会社間の割引サービスの設定①
例:相互直通運転間を乗継した場合、利用金額を
100円割引(南海電鉄・泉北高速鉄道にて実施中)
●グループ会社間の割引サービスの設定②
例:鉄道-フェリー間を乗継した場合、鉄道の利用金額を全額割引
(南海電鉄・南海フェリー間で「スマート好きっぷ」として実施中)
交通事業者間のサービス連携機能について
今般、交通事業者がクラウドシステムを「共同利用」する特徴を活用し、「stera transit」を導入する交通事業者間でサービス連携を可能とする機能の提供を開始します。運営する鉄道やバスなどの路線が繋がっていない交通事業者間でも、利用者の利用状況に基づいた割引サービスを共同で企画することが可能となり、自社路線の利用増加や、インバウンドを含む観光客の利便性向上に繋げることができます。
「stera transit」を導入する全国の交通事業者を、一つのクラウドシステムで繋いでいるため、同地域内に限らず、地域を跨ったサービスの展開も可能です。加えて、「低コスト」「短工期」での展開も可能となります。
<新機能を活用したサービス例>
● 他地域の交通機関と連携した、割引サービスの実施
例:Aエリアの公共交通機関aを利用した場合、Bエリアの公共交通機関bの利用額を割引
今回は、新機能を活用した取り組みの第一弾として、南海電鉄と福岡市地下鉄が、9月1日より「大阪・福岡タッチ決済キャンペーン」を実施します。キャンペーンの詳細は、以下よりご確認ください。
南海電鉄:https://www.nankai.co.jp/news/230822.html
福岡市地下鉄:https://subway.city.fukuoka.lg.jp/topics/detail.php?id=1830
今後も、「stera transit」のレベルアップを図り、交通の利便性向上、および沿線の各種サービスとの連携を目指してまいります。
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