こども・若者が市長と直接! 「(仮称) こども・若者参加条例(案)」を話し合う / 兵庫県川西市
こども・若者たちが当事者として意見表明について考えてきた結果を市長へ手渡し
兵庫県川西市では、こども・若者たちが当事者として意見表明をできる機会を保障するため、「(仮称)こども・若者参加条例」の制定を進めています。
自分たちの意見を表明し、まちづくりに参加する機会を保障するためのルールについて考えていくために、こども・若者が直接参加する「こども・若者による意見表明の条例検討部会*」を設置して、検討を重ねてきました。
11月4日、検討してきた結果を伝える市長への答申が行われ、今まで部会に参加してきた市内在住のこども・若者のうち10人が参加し、市長と直接話し合いました。
*こども・若者による意見表明の条例検討部会 とは
「(仮称)こども・若者参加条例」の制定を進めるうえで、令和6年1月に「子ども・若者未来会議」に諮問を行った後、学識経験者などで構成する「(仮称)こども参加条例検討部会」及び「こども・若者による意見表明の条例検討部会」を設置。
市内在住で9歳から29歳までのこども・若者に直接参加してもらいながら、検討を重ねてきました。
同部会は6月29日のキックオフから9月中旬まで、すでに4回実施しており、市内在住で9歳から29歳までの約30人が継続して参加してきました。
部会ではこども・若者たちが話しやすいように参加者だけでなく、スタッフもみんなで名札に呼んでほしい愛称で呼び合うなど、意見を出しやすいような工夫、配慮がなされています。
また、すぐに条例案について話し合うのではなく、「参加メンバーと仲良くなろう!」「アンケート結果について話し合おう!」「おとなたちと意見交換をしよう!」「意見を表明するために大切なこと、条例について話し合おう!」と段階的に進めながら部会を実施することで、参加者からの意見をより具体的に集められるように努めてきました。
11月4日当日は、報告を受けた「子ども・若者未来会議」が同条例案についての答申を越田謙治郎(こしだ けんじろう)川西市長へ報告を行なう回でしたが、部会に参加してきた市内在住のこども・若者のうち、答申会への参加を希望した10人が参加しました。
参加したこども・若者たちは、自分の意見や考えを表明するときに大人たちに大切にしてほしい「6つの気持ち」などを記した同条例案の前文を越田市長の前で読み上げたあと、条例案や意見表明について部会に参加して感じたこと、川西市でこんなことをしてみたい、こうなったらいいなと思うことなどについて市長と自由に話し合いました。
川西市に人を呼び込む工夫から、給食や公園のルールづくりなどへの提言まで、様々な意見が飛び出し、会場は大いに盛り上がりました。
最後は普段なかなか入ることのできない市長室の見学ツアーも実施し、市長のお仕事紹介もあってこども・若者たちは興味津々。市長の椅子にも希望者が座ってみるなど、貴重な1日となりました。
今後、同条例案についてパブリックコメントを12月初旬から実施したり、12月中旬にはこども・若者を対象とするタウンミーティングを実施したりするなど、こども・若者の未来をともに考えるための条例制定に向けて、市は歩みを進めていきます。
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