【ＪＡＦ岡山】路面電車と親しむ親子向け交通安全イベントを開催！

　ＪＡＦ岡山支部では３月２６日（木）、路面電車と親しむ親子向け交通安全イベント「路面電車親子交通安全教室」を、岡山電気軌道東山車庫を中心に開催しました。
　このイベントは、県内での路面電車事故の90％以上を乗用車との接触事故が占めている現状を踏まえ、岡山市内で路面電車を運行する岡山電気軌道（株）と協力して、マイカードライバーに対する安全運転啓発活動の一環として開催したものです。岡山市・倉敷市在住のＪＡＦ会員と小学生のグループ８組１９名が参加しました。
　参加者は、東山線と清輝橋線の分岐点にある柳川交差点のポイント切替の仕組みを学び、柳川―東山間で貸切電車ＫＵＲＯに乗車。貸切電車の車内では、岡山電気軌道の担当者から沿線の事故発生交差点、電車運転士が運転時に気を付けていることおよび電車接近時に右折する際の注意点の説明を受けました。「時速40キロからの停止距離は、乗用車が17mに対して路面電車は80m。※①」、「右折時には軌道敷の端に引かれている接触限界線を上手に活用してほしい。」との説明を聞き、参加者からは「運転免許を持っているが、今日初めて分かったことがたくさんあった。」「電車と車が譲り合って運転することの大切さを学んだ」との感想が寄せられました
　また、小学生の春休みの思い出づくりとして、東山車庫内での電車運転や電車の修理工場見学、電車運転士さんへの質問コーナーなど、親子で路面電車に親しむプログラムを用意しました。
　ＪＡＦ岡山支部では、今後も地域の交通事情に応じた交通安全活動を展開して参ります。

　※①　停止距離は、天候や路面状況などによって変動します。