デル・テクノロジーズ、データセンターの機能強化により、よりスマートかつ高速で安全なプライベート クラウドを実現
ニュースの概要
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「Dell Private Cloud」は、プライベートクラウド インフラストラクチャーの容易な構築および管理を可能に
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「Dell PowerStore」「Dell PowerMax」は、新たなQLCモデルの追加およびAI主導の自動化でセキュリティーを強化
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「Dell PowerStore」とNutanix Cloud Platformの統合により、柔軟性、パフォーマンスが向上し、IT運用を簡素化
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「Dell PowerFlex」Ultraリリースにより、最大80%のストレージ効率の向上、10x9(99.99999999%)のデータ可用性、およびコスト削減を実現
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「Dell PowerProtect」は、高度なセキュリティー、一元管理、および最新のワークロードに対応するスケーラブルなソリューションにより、強固なサイバーレジリエンスを実現
2025年9月25日:
デル・テクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:グレンジャー ウォリス、以下、デル・テクノロジーズ)は、プライベート クラウド インフラストラクチャーの大幅な機能強化を発表しました。今回の機能強化は、従来のワークロードと最新のワークロードの両方をより高速に効率よく、安全に管理、構築できるように支援するものです。
多くの組織は、コストの上昇、進化する仮想化のニーズ、ベンダー ロックインの懸念に対処しながら、従来のワークロードと最新のワークロードの両方の要求に対応することに苦慮しています。組織は、仮想化に最適化されたコンピューティング、ストレージ、サイバーレジリエンスのソリューションで構築された分離型のプライベート クラウドを採用することで、データの柔軟性、選択肢、制御性が向上します。
「Dell Private Cloud」は、オンプレミスおよびSaaS導入オプションを備えた「Dell Automation Platform」を通じて提供されます。お客様は、希望するクラウドOSスタックと「PowerStore」「PowerFlex」「PowerMax」などの分離型インフラストラクチャーにより、プライベート クラウドの導入を容易に自動化、拡張、管理できます。お客様はインフラストラクチャーの管理と監視に、AI主導型の自動化を活用できます。さらに、「Dell NativeEdge」を「Dell Automation Platform」に統合することで、分散型クラウドおよびエッジ環境全体にわたる運用の簡素化とセキュリティー強化に最適化されたフルスタック ソリューションを提供します。
ストレージとサイバーレジリエンスは、プライベート クラウドにとって不可欠です。デル・テクノロジーズは、お客様がよりスマートかつ迅速に安全なプライベート クラウドを構築できるよう、これらの機能強化に注力しています。
「Dell PowerStore」はQLCモデルを追加し、Nutanix Cloud Platformとの統合を実現:
「PowerStore」は、最新の仮想化プラットフォームと緊密に統合され、コンテナ環境にも対応できる、シンプルで、エンタープライズグレードの高性能ストレージです。Nutanix Cloud Platform ソリューションがまもなく「PowerStore」をサポートし、Nutanixのクラウド運用モデルと組み合わせることによって、インフラストラクチャー導入における選択肢の拡大と制御に対するニーズに応えます。

また、最新のハードウェアとソフトウェアにより、コスト効率の向上、AIによる自動化の促進、およびレジリエンス(回復力)の強化を実現しています。
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エンタープライズ パフォーマンスとコスト削減:「PowerStore 5200Q」は、QLCフラッシュのコスト効率を活かした大容量パフォーマンス、クラスターあたり最大25PBeの柔軟なスケーリング、既存の「PowerStore」クラスターとの統合によるワークロード配置の最適化を実現します。
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ソフトウェア主導型のセキュリティーとレジリエンス:組み込みの異常検出、シングルサインオンと生体認証、HashiCorp Key Managerのサポート、およびファイバーチャネルを介したレプリケーションにより、組織のセキュリティーとレジリエンスを向上させます。
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AIを活用したセルフヒーリング:スマートサポートの自動修復機能による自動ヘルスチェックと修復により、課題解決時間を90%(*1)短縮します。
「Dell PowerFlex」 - ペタバイト規模のストレージを効率的に統合:
「PowerFlex」は、業界で最もレジリエンスの高いソフトウェア デファインド ブロック ストレージ(*2)で、性能と容量を直線的に拡張でき、仮想化とKubernetesとの緊密な統合を特徴とする柔軟性の高いソフトウェア デファインド ストレージです。「PowerFlex」Ultraリリースでは、Scalable Availability Engine(SAE)が採用されました。これにより、効率性と信頼性が向上し、ワークロード管理が大幅に簡素化され、コストが削減されます。
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ソフトウェア デファインド ストレージの再構築:「PowerFlex」のScalable Availability Engine(SAE)は、ネイティブ ブロック、完全分散、イレイジャー コーディングのアーキテクチャーをベースに構築されており、ソフトウェア デファインド データセンターに画期的なストレージ効率、レジリエンス、およびスケーラビリティーをもたらします。
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優れたストレージ効率:物理ストレージの設置面積を50%以上削減し、最大80%のストレージ効率(*3)を実現します(*4)。これにより組織は、より少ないスペースでより多くのデータを保存でき、コストと消費電力を削減できます。
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データの可用性とレジリエンス:最大2つのノード同時障害に耐えることができ、最大10 x 9(99.99999999%)のデータ可用性を実現し、大規模な導入環境でもデータの整合性を維持しながら、ハードウェアに問題が発生した場合でも企業のエンタープライズ ワークロードを確実に運用できます。
「Dell PowerMax」 - ミッション クリティカルなパフォーマンス、自動化、およびセキュリティーを提供:
「PowerMax」は、仮想化環境向けの幅広い統合とコンテナ ワークロードに対する完全なKubernetes CSIサポートにより、エンタープライズ クラスのスケーラビリティー、自動化、レジリエンスを備えたミッション クリティカルなストレージを提供します。ソフトウェアの進化により、パフォーマンスが最大25%向上し(*5)、高度な自動化とミッション クリティカルな環境のセキュリティーの強化を実現します。

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自動化の強化:ワンクリックかつ6秒未満(*6)で完了するソフトウェア更新、ゼロタッチの管理インストール、レプリケーション モード変更の手順を最大66%削減する機能によって、組織はより価値の高いタスクに専念できるようになります(*7)。
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QLCサポート:「PowerMax 2500」では、容量集約型のワークロードにQLCドライブのサポートが導入され、1アレイあたり122TBから8.8PBeまでシングル ドライブで柔軟に拡張できるようになります。
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高度なセキュリティー:業界で最もセキュアなミッション クリティカルなストレージ(*8) プラットフォームには、Microsoft Entra IDによるシングル サインオンや暗号化された電子メールアラートなどの機能が搭載され、最高水準のデータ保護とコンプライアンスを確保できるようになります。
「Dell PowerProtect」 - モダン データセンター向けのサイバーレジリエントな基盤の構築を支援:
「PowerProtect」は、データセンターやすべての主要なパブリック クラウドにまたがる仮想ワークロード、クラウドネイティブ ワークロード、コンテナ化されたワークロードにサイバーレジリエンスを提供し、迅速なリカバリーを実現して業務を中断することなく継続できるようにします。最新のアプライアンスとソフトウェアのイノベーションにより、アタックサーフェス(攻撃対象領域)の縮小、脅威の検出と対応、サイバー インシデントからの迅速な復旧が可能になります。


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エントリー レベルのアプライアンス、エンタープライズ レベルのセキュリティー:新たな「Dell PowerProtect Data Domain DD3410」は、リモートオフィスや小規模環境向けのコンパクトなソリューションです。優れたデータ削減機能、8TBuから32TBuまでの拡張性、データを安全に保つための高度なセキュリティーを備えています。このアプライアンスは、幅広いパートナーとバックアップ ソフトウェアのエコシステムと、「PowerStore」および「PowerMax」とのネイティブ統合をサポートします。
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統合化されたサイバーレジリエンス エクスペリエンス:新たな「Dell PowerProtect Data Manager」アプライアンスは、一元管理と一貫した運用を実現する最新のソフトウェア デファインド ソリューションです。異常検知、データの不変性や一貫性の確保などのエンタープライズ グレードの保護によってサイバーレジリエンスを強化し、混乱や脅威から保護します。「PowerProtect Data Manager」アプライアンスは、「PowerProtect」でサイバーレジリエンスを実現する最善の手段です。
コメント:
デル・テクノロジーズのインフラストラクチャー ソリューションズ グループ(ISG)製品管理担当シニア バイス プレジデントであるTravis Vigilは、次のように述べています。「デル・テクノロジーズでは、現在のITの課題に対応するだけでなく、今後のニーズを予測するソリューションをお客様に提供しています。最新のストレージとサイバーレジリエンスの向上は、よりスマートで安全に、従来のワークロードと最新のワークロードの両方の要求に対応できるプライベート クラウドの構築に役立つよう設計されています」。
Nutanixの製品管理担当シニア バイス プレジデントであるThomas Cornely氏は、次のように述べています。「Nutanix Cloud Platformが『PowerStore』をまもなくサポートするようになったことで、お客様が仮想化環境を構築するうえで、新たな選択肢を提供できるようになりました。この統合により、柔軟性に対するニーズを満たすエンタープライズ グレードのソリューションが提供されると同時に、組織がデル・テクノロジーズのインフラストラクチャーを安心して構築できるようになります」。
Omdiaに所属しているEnterprise Strategy Groupの主席アナリスト、Simon Robinson氏は、次のように述べています。「現在の組織は、コストの上昇と進化するIT需要に対応しながら、従来のワークロードと最新のワークロードを管理するという二重の課題に直面しています。デル・テクノロジーズのストレージとサイバーレジリエンスの機能強化は、分離型のプライベート クラウド環境の包括的かつ柔軟な基盤を提供し、企業がIT運用の効率性、セキュリティー、およびスケーラビリティーを向上させることを可能にします」。
デル・テクノロジーズ株式会社 執行役員インフラストラクチャーソリューションズSE統括本部長 森山輝彦は、次のようにコメントしています。「今回のストレージおよびサイバーレジリエンス機能の強化は、企業が直面する複雑な課題に対する非常にタイムリーかつ効果的なソリューションです。特に、自己修復機能や高度なセキュリティーの導入は、データ管理の効率性と安全性を大幅に向上させるものであり、企業の競争力の向上に貢献できると確信しています。この革新的な技術を活用し、よりスマートで安全なクラウド環境を日本のお客様、パートナー様にご紹介できることをうれしく思います」。
提供時期について
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「Dell Private Cloud」は、「PowerStore」「PowerFlex」「PowerMax」をサポートし、すでに提供開始しています。
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「Dell Automation Platform」と統合された「Dell NativeEdge」は、すでに提供開始しています。
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「PowerStore 5200Q」は、2025年10月に提供開始予定です。
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「PowerStore」ソフトウェアの新機能は、2025年10月に提供開始予定です。
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Nutanix向けの「Dell PowerStore」サポートは、2026年春に早期アクセスで利用可能です。
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「PowerFlex」の新機能は、2025年10月に提供開始予定です。
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「PowerMax」の新機能は、2025年10月に提供開始予定です。
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「PowerProtect Data Domain DD3410」は、2026年第1四半期に提供開始予定です。
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「PowerProtect Data Manager」アプライアンスは、2025年第4四半期に提供開始予定です。
*1. デル・テクノロジーズ社内テストに基づく-コールサポートの解決とSmart Supportによる解決までの自動回復時間を比較。
*2. ソフトウェア デファインド ブロック ストレージ システムと外部エンタープライズ ストレージ市場に関するデル・テクノロジーズの分析に基づく(2025年8月)。
*3. 「PowerFlex 4.x」以前のミラーリングと比較して、イレイジャー コーディングを使用するとストレージ容量を効果的に節約可能。154TBの同一のノード容量を使用して比較。2.54PBの実効容量を実現するには、「PowerFlex 5.0」(8+2 EC)に11個のノードが必要。
*4. デル・テクノロジーズ社内テストに基づく(2025年5月)-11ノードの「PowerFlex 5.0」を使用した場合と、前世代の「PowerFlex」ソフトウェアを使用した場合を比較。
*5. デル・テクノロジーズ社内テストに基づく(2025年7月)-1秒あたりのランダム書き込みミスI/Oベンチマークを「Dell PowerMaxOS 10.3」と「Dell PowerMaxOS 10.2」で比較。
*6. 「PowerMaxOS 10.3」ソフトウェアをワンクリックで更新する、デル・テクノロジーズの社内分析に基づく(2025年7月)。
*7. 「PowerMax SRDF/S」から「SRDF/Metro」への変更に関するデル・テクノロジーズの社内分析に基づき、「PowerMaxOS 10.3」と「PowerMaxOS 10.2」を比較(2025年7月)。
*8. デル・テクノロジーズが2025年4月に実施した、「Dell PowerMax」のサイバーセキュリティー機能と、オープンシステムおよびメインフレーム ストレージをサポートする競合のメインストリーム アレイのサイバーセキュリティー機能を比較した社内分析に基づく。
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■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、AI時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。
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