『TOKYO GIANTS TOWN』水族館 施設計画決定
読売新聞東京本社、読売巨人軍、よみうりランドの3社が東京都稲城市のよみうりランド遊園地に隣接するエリアで共同開発する「TOKYO GIANTS TOWN」(東京ジャイアンツタウン)内の水族館の施設計画が決まり、本日、起工式を執り行いました。3月1日に開業するジャイアンツタウンスタジアムに併設され、東京ジャイアンツタウンにご来場の皆様に様々な楽しみ方を提供する、国内初の球場と一体になった水族館です。
■ 水族館の概要
地下1階地上3階建て、屋外展示を含む施設面積は9,874㎡で、人工海水を使用する内陸型の本格的な水族館となります。専用駐車場、飲食施設を歩行者用ブリッジでつなぐ予定で、利用者がジャイアンツタウン内を一体的に回遊できるようにし、スタジアムの芝生外野席からはコンコースを通ってアクセスできます。
水族館のテーマは「生きものの世界を人が訪れ、同じ時間を共に過ごす」です。大自然の海中環境を再現し、生命の源である水が、多摩川から海、浅瀬から深い海へとつながっていくストーリーを展開します。全体を見て回ると1時間半~2時間程度の所要時間となる見込みです。
館内は「多摩川エリア」「クラゲエリア」「アシカ・ペンギンエリア」など生息環境ごとに分かれています。エントランスを入ると、遊園地に隣接するフラワーパーク「HANA・BIYORI(はなびより)」で繁殖したコツメカワウソがお出迎え。見応え十分の30メートルの淡水水槽を眺めながらス ロープを上ると、「多摩川エリア」となります。ここから関東最大級となる1,300トンの水量を誇る大水槽に向かいます。
大水槽は「サンゴ礁」がテーマです。浜辺から奥行30mの海水面に潜っていくように歩きながら徐々に海の世界に入っていく構成です。大水槽の中に設けられる水中回廊は、360°スケルトンのトンネルです。美しいサンゴ礁の海を泳ぐカラフルな魚たちを様々な角度から眺めながら、深い海の中を歩くような没入感を体験できます。
「アシカ・ペンギンエリア」内の「アシカの楽園」では、よみうりランド遊園地から移住したアシカがのんびりと暮らす様子をご覧いただきます。
多摩川の豊かな自然環境の展示にも注力します。地域の学校などと連携し、子供たちに地元の生態系を楽しみながら学べる場も提供します。
「深海・太古エリア」には、1967年にフランス政府から寄贈され、日本で初めて公開されたシーラカンスの標本を展示します。
年間を通じて様々なイベントを展開する「企画展示ホール」を設け、常に新しい魅力を発信します。
よみうりランドは1964年から2000年までの36年間、遊園地内で「マリンドーム海水水族館」を運営していました。そのノウハウを活かし、生きものとの距離感を近づけ、心に残る体験や感動をお届けします。
〇オープン 2027年中
〇施設規模
構造 鉄筋コンクリート造・地下1階地上3階建て
施設面積 9,874㎡(延床面積+屋外展示面積)
〇設計 株式会社日建設計(建築・設備)
大成建設株式会社(特殊設備)
〇施工 大成建設株式会社
■ 東京ジャイアンツタウンの周辺施設
・よみうりランド遊園地
・読売ジャイアンツ球場(現在のファーム本拠地)
・「HANA・BIYORI」(植物園)
・花景の湯(温泉施設)
・よみうりゴルフ倶楽部、東京よみうりカントリークラブ
■ 素材(イメージパース)
23日10時から、水族館建設予定地で起工式が執り行われました。読売新聞グループ本社の山口寿一社長、読売新聞東京本社の村岡彰敏社長、読売巨人軍の国松徹社長、よみうりランドの溝口烈社長らが出席し、工事の安全を祈念しました。
山口社長は、「水族館は完成すれば、東京ジャイアンツタウンの中核施設となります。大型水槽の中に水中回廊を通して、頭の上から足元まで360度見渡せる、まるで海の中を歩いているような、ほかに例のない水族館です。野球場と水族館を一体的に建設することで、多くの方々から、行ってみたい場所と感じていただけることを目指しています」と述べました。
来賓として出席した稲城市の髙橋勝浩市長は、「水族館一体型の野球場は、まさにスポーツとエンターテインメントの融合で、周辺の遊園地、ゴルフ場など、総合的なアミューズメントパークとして、稲城市のみならず、東京の観光名所となることを期待しています」と水族館の完成に期待を寄せました。
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