NVIDIA が 産業のデジタル化推進にOmniverse Cloud を拡張
BMW Group、Geely Lotus、Jaguar Land Rover による初期の Omniverse 採用に続き、新しい PaaSが Microsoft Azure に間もなく登場
カリフォルニア州サンタクララ — GTC — 2023 年 3 月 21 日 — NVIDIAは本日、企業がコア製品とビジネスプロセス全体でデジタル化を統合できるようにするサービスとしてのPaaS(platform-as-a-service)プラットフォーム、NVIDIA Omniverse™ Cloud(https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/cloud/ )が一部の企業で提供開始されたことを発表しました。
NVIDIA は、Omniverse Cloud の最初のクラウド サービス プロバイダーとしてMicrosoft Azureを選択しました。(https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-and-microsoft-to-bring-the-industrial-metaverse-and-ai-to-hundreds-of-millions-of-enterprise-users-via-azure-cloud )これにより、企業は Azure クラウドサービスの規模とセキュリティを備えた Omniverse(https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/ ) ソフトウェア アプリケーションと NVIDIA OVX™(https://www.nvidia.com/en-us/omniverse/platform/ovx/ )インフラストラクチャのフルスタックスイートにアクセスできるようになります。
Omniverse Cloud on Azure の新しいサブスクリプション サービスにより、設計、エンジニアリングからスマート ファクトリー、マーケティングまで、自動車チームが3D設計ツールを接続(https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/solutions/3d-design-collaboration/ )した車両開発を加速、自動車工場のデジタル ツイン(https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/solutions/digital-twins/ )を構築、車両の性能をテストする閉ループ シミュレーションの実行といったワークフローを簡単にデジタル化できるようになります。
NVIDIA の創業者/CEO であるジェンスン フアン (Jensen Huang) は次のように述べています。「大規模な物理的施設からハンドヘルドの消費財に至るまで、製造されたすべてのオブジェクトは、いつの日か、オブジェクトを構築、運用、最適化するために作成されたデジタル ツインを持つようになるでしょう。NVIDIA Omniverse Cloud は、産業用デジタル化のためのデジタルから物理へのオペレーティングシステムであり、建設中の数兆ドル規模の新しいEV、バッテリー、およびチップ工場にちょうど間に合うタイミングで到着します」
Omniverse Cloud が究極の柔軟性とスケーラビリティを提供
NVIDIA と Microsoft はOmniverse Cloudを通じ、顧客に産業用メタバース アプリケーションの設計、開発、展開、管理を行うためのフルスタック クラウド環境とプラットフォーム機能を提供します。 Omniverse Cloud は、NVIDIA のパートナー エコシステムから顧客が使用する製品にも接続します。
NVIDIA OVX コンピューティング システムを搭載した Omniverse Cloud により、企業の開発者は、PaaS に含まれる基盤アプリケーションをカスタマイズすることができます。
● Omniverse USD Composer (以前の Omniverse Create) — Universal Scene Description (USD:
https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/usd/ )フレームワークに基づいたアプリケーションを組み立て、産業用仮想世界を構成(https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/apps/create/ )し、デジタル ツインを作成します。
● Omniverse USD-GDN Publisher — 製品コンフィギュレーターなどのインタラクティブな USD アプリケーションを NVIDIA Graphics Delivery Network(https://www.nvidia.com/en-us/omniverse/solutions/stream-3d-apps )に公開し、高度な 3D エクスペリエンスをデバイスや場所を問わずストリーミングできるようにします。
● NVIDIA Isaac Sim™ — AI ベースのロボット(https://developer.nvidia.com/isaac-sim )のトレーニングとシミュレーションを行います。
● NVIDIA DRIVE Sim™ — 自動運転車(https://developer.nvidia.com/drive/simulation )をテストおよび検証します。
● Omniverse Replicator — 3D 合成データを生成(https://developer.nvidia.com/omniverse/replicator )して、コンピューター ビジョン AI ネットワークのトレーニングと精度を加速します。
デジタル化を実現するために Omniverse を採用する自動車メーカー
Omniverse Cloud は、BMW Group、Geely Lotus、Jaguar Land Rover など、初期の Omniverse Enterprise (https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/enterprise/ )の顧客の成功と経験に基づいて構築されています。
本日、完全にデジタル化されたスマート ファクトリーを構築するために Omniverse を採用した最初の自動車メーカーである BMW Group(https://blogs.nvidia.com/blog/2023/03/21/bmw-group-nvidia-omniverse ) は、現在の Omniverse Enterprise プラットフォームを世界中の生産ネットワーク全体で立ち上げると発表しました。
BMW AG の生産担当役員であるMilan Nedeljković氏は次のように語っています。「NVIDIA Omniverse は、複雑な製造システムを設計、構築、およびテストする前例のない機能を提供してくれました。つまり、物理的な世界で構築する前に、次世代の工場を完全に仮想的に計画および最適化できることを意味します。これにより、時間とリソースが節約され、持続可能性への取り組みが強化され、運用効率が向上するでしょう」
Geely Lotus は、Omniverse Enterprise を採用して工場のデジタル ツインを構築し、製造プロセスを最適化しています。
Jaguar Land Rover は、Omniverse を使用して AI モデルをトレーニングするための合成データを生成し、現実世界の運転シナリオを通じて認識および制御アルゴリズムを検証しています。 自動車メーカーは、Omniverse を最先端の車両ダイナミクス モデル、仮想電子制御ユニット、仮想自動車ネットワーク、およびクラウド インフラストラクチャと統合し、チームがソフトウェア コンセプトを迅速に反復できるようにしました。
提供開始時期
NVIDIA OVX コンピューティング システムを搭載した Omniverse Cloud は、今年後半に Microsoft Azure で利用可能になります。
Omniverse Cloud ベースのサービスは、世界最大のマーケティングおよびコミュニケーション企業である WPP を含む主要なサービス プロバイダーのネットワークからも利用できます。WPP は、世界中の主要ブランドに持続可能で自動化されたコンテンツ サプライ チェーンを提供するサービスを構築しています。
NVIDIA Omniverse Cloud(https://www.nvidia.com/ja-jp/omniverse/cloud/ )の詳細については、GTC 基調講演をご覧ください。(https://www.nvidia.com/ja-jp/gtc/?ncid=em-even-559985 ) GTC に無料で登録して、NVIDIA や業界リーダーとのセッションに参加してください。
NVIDIA について
1993 年の設立以来、NVIDIA (NASDAQ: NVDA) はアクセラレーテッド コンピューティングのパイオニアです。同社が 1999 年に発明した GPU は、PC ゲーム市場の成長を促進し、コンピューター グラフィックスを再定義して、現代の AI の時代に火をつけながら、メタバースの創造を後押ししています。NVIDIA は現在、業界を再形成しているデータセンター規模の製品を提供するフルスタック コンピューティング企業です。詳細については、https://nvidianews.nvidia.com/ を参照してください。
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