「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用し、駅のバリアフリー設備の整備を推進します
当社では、これまで国および地方自治体のご協力のもと、国が定める移動等円滑化の促進に関する基本方針に基づき、駅施設のバリアフリー化に取り組んでまいりました。今後もお客さまがより安全、安心、快適にご利用いただけるよう、本制度を活用し西鉄福岡(天神)駅のホームドアの整備を実施するほか、旅客案内設備やバリアフリートイレの整備などの駅施設のバリアフリー化を着実に推進いたします。また、エレベーターやエスカレーター、車両のフリースペースなど、既設バリアフリー設備の改良や更新もあわせて推進してまいります。
これらの整備を推進するため、この度、現行の普通旅客運賃に、鉄道駅バリアフリー料金として1乗車あたり10円を基本として加算します。また、通勤定期旅客運賃にも鉄道駅バリアフリー料金を加算いたします。鉄道駅バリアフリー料金の収受開始は2023年3月27日(月)を予定しております。
当社ではハード面の整備の推進に加え、ソフト面においても駅係員の接遇向上やお困りのお客さまに対して積極的にお声がけなどを行う「声かけ・サポート運動」の実施などを通し、年齢や障がいの有無に関わらず、全てのお客さまが西鉄電車を安全、安心、快適にご利用いただけるよう努めてまいります。
- 鉄道駅における主なバリアフリー設備の整備状況と計画について
設備 | 整備対象駅(※1) | 整備状況 (現状) |
整備状況 (2025年度末時点) |
ホームドア | 西鉄福岡(天神)駅 | 未整備 | 整備完了 |
段差解消 (エレベーター等) |
30駅(※2) | 29駅 | 30駅 |
案内設備 (LCD案内表示器等) |
30駅(※2) | 6駅 | 22駅 |
内方線付点状ブロック | 30駅(※2) | 27駅 | 30駅 |
バリアフリートイレ | 30駅(※2) | 21駅 | 30駅 |
※整備計画は今後変更となる場合があります。
※1.移動等円滑化の促進に関する基本方針に基づく対象駅
ホームドアについては、1日あたりご利用者数10万人以上の駅。
それ以外については、1日あたりご利用者数3千人以上の駅、および自治体が定めるバリアフリー基本構想の生活関連施設に位置付けられた1日あたりご利用者数が2千人以上3千人未満の駅。
※2.桜並木駅開業(2023年度後半予定)以降は31駅
【整備方針】
ホームドアについて、2025年度末までに西鉄福岡(天神)駅の全乗降ホームへの設置を完了する予定です。また、LCD案内表示器を天神大牟田線2駅、貝塚線5駅に設置し、運行情報の提供強化を図るほか、触知案内図を天神大牟田線4駅、貝塚線2駅に設置いたします。さらに、西鉄福岡(天神)駅、久留米駅において列車とホームの段差や隙間の縮小に取り組みます。その他、バリアフリートイレの整備、内方線付点状ブロックおよび誘導ブロック、車両のフリースペースのバリアフリー基準適合化を進め、2025年度末までに移動等円滑化の促進に関する基本方針に基づく対象駅のバリアフリー化を着実に推進します。
ホームドア
バリアフリートイレ
櫛状ゴム(隙間縮小)
車両のフリースペース
- 「鉄道駅バリアフリー料金」の運賃への加算について
現行の普通旅客運賃および通勤定期旅客運賃に鉄道駅バリアフリー料金を加算して収受し、同料金はバリアフリー設備の整備費等に充当するもの。
【設定額】
普通券 (大人) |
通学定期券 (大人) 1か月 |
通学定期券 (大人) 3か月 |
通学定期券 (大人) 6か月 |
|
設定額 (加算される額) |
10円 | 370円 | 1,050円 または 1,060円 |
1,990円 または 2,000円 |
※通学定期券には料金を加算しません。
※通勤定期券については定期券の金額によって設定額が異なります。
※小児は、料金加算後の大人の半額(10円未満切り上げ)となります。
※料金の詳細につきましては、別途当社ホームページでお知らせいたします。
【収受開始日】
2023年3月27日(月)予定
【対象路線】
天神大牟田線(太宰府線、甘木線含む)、貝塚線
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