死者9人。「トモダチ作戦」の恐るべき実態を追ったノンフィクション『漂流するトモダチ アメリカの被ばく裁判』
2011年3月12日、福島第一原発1号機が水素爆発、トモダチ作戦中の空母レーガンは放射性プルームに包まれた。
朝日新聞出版では、福島第一原発事故によるアメリカ兵の放射線被ばくの実態を追った『漂流するトモダチ アメリカの被ばく裁判』を発売いたしました。 https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=19683
本書は、東日本大震災の救援活動「トモダチ作戦」に従事したアメリカ兵らが、放射線被ばくの影響とみられる様々な病で苦しんでいる現実を、インタビューや米軍関連の資料、裁判の進捗などを通じて明らかにしたノンフィクションです。現在、彼らは東京電力などに対して救済基金設立を求める訴訟を起こし、原告数は400人を超えています。現時点での死者は9人に達していますが、訴訟の行方はまだ見通せていません。事件直後から最前線でこの動きを追ってきた2人の日米ジャーナリストによる最新報告です。
*著者プロフィール*
田井中雅人(たいなか・まさと)/朝日新聞・核と人類取材センター記者。横須賀支局、外報部などを経て、2007年から10年カイロ特派員。アメリカ軍空母に同乗取材し、インド洋での海上自衛隊からの対テロ戦争用の給油が対イラク戦争に目的外使用された疑惑を報じる。国際報道部デスクを経て、2012年度フルブライト・ジャーナリスト(米ハーバード大客員研究員)。著書に『核に縛られる日本』がある。
エィミ・ツジモト/フリーランス国際ジャーナリスト。アメリカ・ワシントン州出身。アイルランド、ニュージーランド、オーストラリア、日本に在住し、日系人移民の歴史や捕虜問題を始め現代史に関する記事を多数発表してきた。近年はアメリカの政治・外交やトモダチ作戦訴訟についての記事を日米の雑誌などに寄稿している。著書に『消えた遺骨』がある。
*目次*
プロローグ 「トモダチ作戦」もうひとつのフクシマ
第一章 置き去りにされたトモダチを追って
第二章 トモダチの肉声
第三章 小泉純一郎元首相との面会
第四章 被ばくの実態
第五章 トモダチの叫び
第六章 トモダチ裁判の針路/エピローグ
*商品概要*
『漂流するトモダチ アメリカの被ばく裁判』
著者:田井中 雅人 / エィミ・ツジモト
定価:1512円(税込)
発売:2018年1月19日
体裁:四六判並製 224ページ
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=19683
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