文書の秘密度管理を徹底し、AIに対する過剰共有を防止するサービスのトライアル版を提供
日立製作所と共同開発し、特許出願中の機密情報の分類技術で、文書の作成者に秘密度設定を習慣づけ

株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:森田 英嗣/以下、日立ソリューションズ)は、生成AIがオフィス文書の秘密度を自動識別し、作成者に設定を働きかける「機密情報分類サービス」のトライアル版を2月26日から提供開始します。AIに対する過剰共有(Over-Sharing)防止に取り組む企業へ先行して提供します。
企業では、情報の重要度に基づいて社内基準を策定し、「社外秘」「秘」「極秘」など、文書を分類しています。しかし、実際の秘密度の判定は現場任せとなっており、属人的な運用や判断のばらつきが生じています。その結果、適切に分類されていない機密情報がAIの回答に利用され、意図せず外部へ共有されてしまう過剰共有が課題となっています。
本サービスは、株式会社日立製作所と共同開発し、特許出願中の機密情報の分類技術※1を基に文書作成中に段落単位と文書全体の2階層で秘密度を判定します。作成者に秘密度の設定を促し、その対応結果も記録するため、監査対応も支援します。DLP製品※2との連携により、秘密度に応じたアクセス制御や共有制限を行うことも可能です。
日立ソリューションズは、今後も情報漏洩対策と安全なデータ活用を支援します。「DX by AX toward SX」をコンセプトに、AIの活用を通じたDXをベースに変革を推進し、価値創出と持続可能な社会の実現に貢献していきます。
*1特許出願中:特願2026-000476、特願2026-004044
*2Data Loss Prevention:機密情報の漏洩や消失を防ぐために、外部への送信や共有を制御するセキュリティ対策
■「機密情報分類サービス」の特長
1.文書作成という日常業務の延長線上で、秘密度を設定する習慣へ
文書作成中の内容を生成AIがリアルタイムに解析し、段落単位と文書全体の2階層で秘密度を判定します。作成者に秘密度の判定結果とその根拠を伝え、秘密度の設定を促します。作成者は日常業務の延長線上で当たり前のように秘密度を設定するようになり、企業は運用負荷を抑えながら情報管理を徹底できます。
2.既存のMicrosoft 365環境と連携し、段階的な統制強化を実現
Microsoft PurviewをはじめとするDLP製品と連携することで、秘密度に応じたアクセス制御や共有の制限を行います。既存のMicrosoft 365環境を活かしながら導入できるため、企業のセキュリティ基盤全体を無理なく段階的に高度化することが可能です。
3.社内基準に則った分類で証跡を残し、監査対応を支援
このたびの特許出願中の技術は、企業の情報分類基準に則り、文脈や表現の組み合わせをもとに機密性を判断します。作成者の機密分類の証跡も残すことで、監査対応を支援します。
■今後の展開
トライアル版では、判断精度の検証に加え、文書作成中に分類結果を提示するユーザー体験(UX)の有効性を確認します。これらを通じて得られたフィードバックを反映するとともに、連携するAPIの整備を進めることでアクセス権管理の高度化を図り、2026年5月末の正式版提供をめざします。さらに、ビジネスデータの活用を支援する「活文」や、情報漏洩防止ソリューション「秘文」と連携したソリューションの拡充に取り組んでいきます。
■背景
クラウド活用やリモートワークの定着により、企業が扱う情報資産は社内ネットワークに閉じたものではなくなっています。その結果、従来の格納場所や通信経路を前提とした境界防御でのセキュリティ対策から、情報そのものの秘密度に応じた管理対策へと考え方の転換が求められています。一方、多くの企業では情報管理規則が抽象的であったり、秘密度の判断が個人の経験やリテラシーに依存していたりするケースが少なくありません。さらに、生成AIの業務活用や情報共有の加速により、意図しない情報漏洩リスクが顕在化しています。
日立ソリューションズは、これまで多くの企業において情報漏洩対策や情報資産管理の導入、運用を支援してきた知見をもとに、AIを活用して機密情報を分類する独自技術を開発し、秘密度の判断を人から切り離し、文書作成という日常業務のプロセスに組み込むことで、属人性を排除した情報管理を実現する「機密情報分類サービス」のトライアル版を提供開始することにしました。
■機密情報分類サービスについて
https://www.hitachi-solutions.co.jp/security/sp/solution/task/data_classification
※トライアルの詳細については上記をご参考ください。
日立ソリューションズについて
日立ソリューションズは、お客さまとの協創をベースに、最先端のデジタル技術を用いたさまざまなソリューションを提供することで、デジタルトランスフォーメーションを実現します。欧米、東南アジア、インドの各拠点が連携し、社会や企業が抱える課題に対して、グローバルに対応します。
そして、人々が安全にかつ安心して快適に暮らすことができ、持続的に成長可能な社会の実現に貢献していきます。
詳しくは、日立ソリューションズのウェブサイト(https://www.hitachi-solutions.co.jp/)をご覧ください。
日立ソリューションズのAXの取り組みについて
日立ソリューションズグループは、IT人財不足に備えた生産性向上、市場での競争力強化に向けて、「DX by AX toward SX」というコンセプトの下、国内外の拠点の従業員全員がAIや生成AI、AIエージェントを活用し、高い付加価値を創出することをめざしています。
具体的には、 AIエージェントや生成AIを活用した開発のユースケース、よくある社内問い合わせ対応など、特定の業務向けのチャットボットが集約されたイントラの専用サイトも整備しています。また、活用促進に向けて、アイデアや事例を募集する全社コンテストも開催しています。
ソリューションに関するお問い合わせ先
株式会社日立ソリューションズ
https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/
※記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
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