災害医療支援の体制および個人スキル強化に向け、団体初の海外訓練を実施。5/3(土)開始

日本発祥の国際医療NGOである(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区 理事長:𠮷岡春菜)は、2025年4月26日(土)より実施している計10日間にわたるカンボジアでの国際的な災害訓練において、明日5月3日(土)より第2クールを開始します。
この活動は、自然災害が発生した際に、医療資源が限られ、インフラも整っていない環境において、迅速かつ安全に医療支援を届けるための実践的な知識と対応力を養うことを目的としています。
ジャパンハートの海外医療拠点のカンボジアにて、4月26日(土)~30日(水)、5月3日(木)~7日(水)の計2クールにわたり、実地形式の災害訓練を実施します。
災害により医療が届きにくくなる状況下で活動するには、現場に即した訓練と、地域の人々との信頼関係を基盤とした連携体制の構築が不可欠です。

ジャパンハートが長年にわたり医療支援を続けてきたカンボジアで、現地スタッフと協働しながら実施される今回の訓練では、災害時を想定した多角的な実地学習を行います。
日本から渡航したボランティアとカンボジア人スタッフが短期間でチームビルディングを行い、小学校周辺を被災地と見立てて学校敷地内に仮設の簡易診療所を開設のうえ、第一陣と第二陣に分けて生徒の健康診断を実施します。

先日終了した第1クールでは、日本から5名、カンボジアの病院からクメール人4名が合流し、2日間で198名の子ども達の健康診断を行いました。参加者からは、「想定以上に飲料水の確保が必要であると分かった」「多国籍チームでのコミュニケーションを学べた」等の声があがっており、明日開始の第2クールでも同様の研修を展開します。
今年3月28日に発生したミャンマー大地震を通して、日本の災害医療チームと現地の医療チームによる協働の重要性が改めて明白となったなかで、いっそうの連携強化に向け今後も訓練活動に取り組んでいきます。
また、本訓練で得た経験は、今後、海外に限らず日本国内における自然災害支援にも応用可能であり、ジャパンハートの災害医療支援チームのさらなる強化が期待されます。
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