「ひろしまサンドボックス」実証プロジェクト(行政提案型)が決定‼
デジタル技術を活用して,道路施設の維持管理等の課題解決を目指します。
多くの自治体では,道路など社会資本の老朽化の進行や維持管理・更新費の増加,若手の担い手不足などの様々な課題が懸念され,効率的・効果的な維持管理が求められている中,広島県では,デジタルトランスフォーメーションを推進する一環として,AI,IoT,ビッグデータ等のデジタル技術を活用して,様々な課題解決を図るオープンな実証実験の場「ひろしまサンドボックス」に取り組んでおり,この度,道路施設の課題にフォーカスした実証プロジェクト(行政提案型)を県内外から広く募集し,8件の実証プロジェクトが決定しました。
プロジェクトの1例では,前兆などから崩落を予測するため,小型カメラやドローンなどを使用し,取得した画像データをAI分析することや,また,法面からの音の検出や樹木の傾きから前兆現象を予測するなど,様々なアプローチでチャレンジしていきます。広島県では,令和2年度にかけてこれまで確立されていない技術などに取り組み,将来的には,県内あるいは全国への展開ができる取組となるように目指していきます。
【取り組んでいくテーマ】
➀法面崩落の予測
【課題】県管理の道路法面は,斜面状況や構造物の変状の有無を週1回の道路巡視など,人の目により確認している。法面崩落や落石は事前に予測し対応することは困難で,事後的な対応となることが多いといった課題がある。
〈取組方針〉法面崩落につながる前兆を把握することなどによる法面の崩落予測技術の構築
②除雪作業の支援
【課題】除雪作業は,雪で覆われているマンホールなど道路周辺の障害物を避けながら除雪機械を運転する必要があるため,道路を熟知した,熟練のオペレータの技術に支えられているが,オペレータの高齢化や若手の担い手不足が課題となっている。
〈取組方針〉経験の浅いオペレータであっても除雪作業が可能となる支援技術の構築
③路面状態の把握
【課題】舗装は,週1回の道路巡視や5年に1回の路面性状調査(ひび割れ率,わだち掘れ,平坦性)を実施している。本県が管理する道路延長は,約4,200kmと膨大な施設規模であるため,従来の調査手法にとらわれない,効率的かつ低廉な調査手法が必要となっている。
〈取組方針〉道路舗装について,効率的かつ低廉な路面性状調査手法と路面陥没(穴ぼこ)を予測する技術の構築
ひろしまサンドボックス https://hiroshima-sandbox.jp/
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