クラスター、カナデビア株式会社の壮大な挑戦に協力~実物大の社会インフラを展示する「Kanadevia Virtual Museum」の開設を実現
〜ごみ焼却プラントから洋上風力まで、巨大インフラの仕組みをclusterで見学可能に〜
国内最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」を運営するクラスター株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:加藤直人、以下、クラスター)は、カナデビア株式会社(本社:大阪府大阪市、取締役社長兼CEO:桑原道、以下、カナデビア)が運用する仮想空間「Kanadevia Virtual Museum」を「cluster」上に構築するにあたって空間設計・演出に関して技術支援を行いました。

本ミュージアムは、ごみ焼却発電プラントや洋上風力発電設備といった、普段見ることのできない巨大な社会インフラを“実物大”で体感できる画期的な空間です。クラスターが持つメタバース構築のノウハウとクリエイティビティを最大限に活用し、カナデビア様が抱える課題を解決するとともに、その先進的な事業やビジョンを伝える新たなコミュニケーションの形を実現しました。
【メタバース上の展示イメージ】



■巨大さ・地理的制約・安全面。リアルな展示の課題をメタバースで解決
「脱炭素化」「資源循環」「安全で豊かな街づくり」を事業の柱とするカナデビア様は、その製品の多くが全国・世界各地に点在する巨大なプラントや設備であり、顧客や一般の方々が全体像を把握することが難しいという課題を抱えていました。
地理的・時間的制約: 全国の施設を一度に見学することができない。
物理的・安全的制約: 洋上・海中やプラントの焼却炉・機械内部など、安全上の理由から立ち入りが困難な場所が多い。
スケール・動作の制約: 製品が巨大なため、展示会などで実物を展示できず、スケール感や可動部の動きなどの機能を伝えにくい。
クラスターは、2024年8月よりカナデビア様と緊密に連携し、以下の点を実現しました。
実物大のスケール感と没入体験: cluster上では空間の制約なく、巨大なプラントや設備を実物大で忠実に再現可能。ヘッドマウントディスプレイを使用すれば、まるでその場にいるかのような圧倒的な没入感とスケール感を体感できます。
物理的制約を超えた「可視化」: ごみ焼却プラントのごみピットや炉の断面、海中に設置された水門の構造など、通常は見学不可能なエリアを3Dで詳細に可視化。誰もが安全に、かつ直感的に製品への理解を深めることを可能にしました。
世界観を伝えるクリエイティブな演出: クラスターが創業以来培ってきたメタバースにおける空間プロデュース力とクリエイティビティを活かし、カナデビア様が目指す「循環経済」の壮大なビジョンを体感できるような演出を随所に施しました。製品の動きや役割の技術的な表現はもちろん、来場者が楽しみながら学びを得られる空間を創造しています。
「Kanadevia Virtual Museum」は現在、同社の先端情報技術センター「A(エイ).I(アイ)/TEC(テック)」(カナデビア大阪本社に隣接、2018年運用開始)からアクセスでき、パソコンモニターだけでなく、ヘッドマウントディスプレイを配備し、見学者がアバターとなってclusterのワールド空間内に入り込むことで、3Dで各展示を“実物大”で体感・見学できます。当面は主に来社された顧客への製品・事業説明等に活用する予定ですが、将来的にはカナデビア社のHP上で告知し、一般の方々がいつでもどこでも「Kanadevia Virtual Museum」を見学できるようにすることも検討しています。
また、本日、本件に関する記者会見にて、カナデビア株式会社様とともに、当社代表取締役CEOの加藤が登壇いたしました。
■クラスター株式会社 代表取締役CEO 加藤直人 コメント
まず、このような社会的意義の深いプロジェクトに、パートナーとして参画できたことを大変光栄に思います。カナデビア様が描く『循環型社会』という未来のビジョンを、メタバースという形で具現化するお手伝いができたことは、我々にとっても大きな喜びです。
これまで、写真や図面でしか伝えきれなかった巨大な社会インフラを、誰もが“自分ごと”としてそのスケールや構造を体感できる。これは単なる技術展示ではありません。人々の理解を深め、共感を呼び、企業の思想そのものを伝える、まったく新しいコミュニケーションの誕生です。まさに、メタバースがビジネスのコアな課題を解決できることを示す、象徴的な事例になったと確信しています。
私たちは、メタバースの活用はBtoBの領域でこそ爆発的に進むと考え、10周年を期に新たに「あらゆるヒト、モノ、技術をつなげる共創空間のOSをつくる」を新ビジョンとしました。製造業の工場ラインのシミュレーション、建設現場での遠隔臨場、危険が伴う作業の技術継承やトレーニングなど、物理的な制約が大きい産業にこそ、メタバースは無限の可能性をもたらします。「cluster」は、誰もが安全かつ直感的に、つながることができるプラットフォームとして、これらの産業変革を力強く推進していきます。
これからも、カナデビア様のような素晴らしいビジョンを持つ企業の皆様と共に、メタバースだからこそ実現できる価値を創造し、より良い未来を社会に実装していくことに全力を尽くしてまいります。
■クラスター株式会社について
誰もがバーチャル上で音楽ライブ、カンファレンスなどのイベントに参加したり、友達と常設ワールド(バーチャル空間)やゲームで遊ぶことのできるメタバースプラットフォームを展開しています。スマホやPC、VRといった好きなデバイスから10万人が同時に接続することができ、これにより大規模イベントの開催や人気IPコンテンツの常設化を可能にしています。「バーチャル大阪」のほか、渋谷区公認の「バーチャル渋谷」、ポケモンのバーチャル遊園地「ポケモンバーチャルフェスト」の制作運営など、メタバースを実現し、全く新しいエンタメと熱狂体験を提供し続けています。クラスター株式会社では多くのメタバースイベント事業を実施しています。
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