いわさきちひろ作品90点の商品化をサンリオがプロデュース ロイヤリティの一部を子どもたちを支援する活動へ寄付
株式会社サンリオ(本社:東京都品川区、以下サンリオ)と公益財団法人いわさきちひろ記念事業団(東京都練馬区、以下ちひろ美術館)は、「子どもの幸せと平和」をテーマにして描き続けた日本を代表する画家・いわさきちひろの作品をライセンス許諾し、サンリオのプロデュースによる商品化を開始することが決定いたしました。商品化の際のロイヤリティの一部を寄付することで、継続的に子どもたちを支援する取り組みです。
左から:母の日(1972年)、猫と少女(1964年)、チューリップのなかのあかちゃん(1971年)
©CHIHIRO ART MUSEUM
サンリオが今回使用許諾を得たのは、ちひろ美術館所蔵の9,400点を超える作品の中から選び抜いた90点です。見るだけで心が温かく幸せな気持ちになるような作品を中心に、水彩画だけではなく線画の作品も多く選定しています。人々の生活の中で身近に感じていただけるように、幅広いカテゴリー(生活雑貨・服飾雑貨・インテリア等)の商品化を募っていきます。ライセンシー募集は2022年3月1日より開始いたします。
- 背景
サンリオも約60年前の創業時より変わらない企業理念「みんななかよく」のもと、現在も「One World, Connecting Smiles.」~一人でも多くの人を笑顔にし、世界中に幸せの輪を広げていく~ことをビジョンに掲げている会社です。
お互いの通底する理念の下、今回、サンリオがいわさきちひろ作品の使用許諾を受け、ライセンシーに対して商品化許諾をしていくことに合意いたしました。今回の90作品は、代表的な水彩画の作品も多いのですが、いわさきちひろの神髄は線画にあると感じ、線画の作品も約30点と多く選定しています。
- 寄付先
・公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
HP:https://www.savechildren.or.jp/
・認定NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ
HP: https://musubie.org/about/
- プロフィール いわさきちひろ(1918~1974)
三郎助、中谷泰、丸木俊に師事。1946年日本共産党に入党。1950年松本善明と結婚。同年、紙芝居『お母さんの話』を出版、文部大臣賞受賞。1951年長男猛を出産。翌年、下石神井(東京・練馬)に自宅兼アトリエを建てる。1956年小学館児童文化賞、1961年産経児童出版文化賞、1973年『ことりのくるひ』(至光社)でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞等を受賞。1974年肝ガンのため死去。享年55歳。現存する作品は約9600点。その他の代表作に『おふろでちゃぷちゃぷ』(童心社)、『あめのひのおるすばん』(至光社)、『戦火のなか
の子どもたち』(岩崎書店)などがある。1977年、いわさきちひろ絵本美術館(現・ ちひろ美術館・東京)開館、1997年、安曇野ちひろ美術館開館。
- いわさきちろ作品例
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