テレビ東京「美の巨人たち」放送16年目に突入する、きょう4/4(土)からナレーターに蒼井優が加入！テーマ曲をピアニスト 辻井伸行が担当！！

毎回1つの作品（絵画や彫像、工芸品、建築物）にスポットを当て、そこに秘められたドラマや謎を探る美術エンターテインメント番組「KIRIN ART GALLERY 『美の巨人たち』」。
2000年4月に放送がスタートし、この春で15周年。来月には放送750回を迎えます。今後、更なる発展を目指して、きょう4月4日(土)の放送から番組をバージョンアップいたします。

 

ナレーターは、これまで担当してきた俳優・小林薫に加え、新たに女優・蒼井優が務めることになりました。ダブルナレーターでお送りする新「美の巨人たち」にご期待ください。

そして、音楽もバージョンアップします。オープニングテーマとエンディングテーマを、ピアニスト・辻井伸行が作曲。美しいメロディと映像のコラボレーションは、見逃せません。
その他、番組自体も、これまでよりも、一層見やすくなるよう、各所により工夫をこらしていきます。放送1６年目の『美の巨人たち』、きょうから装いもあらたにスタートです。
 

■   蒼井優 コメント ■

こういうナレーションのレギュラーをやらせて頂くのは、夢だったので、すごくうれしいです。普段美術館に行ったりするのも好きですけど、さらに深いところが知れそうなので、やらせて頂けて光栄です。
Q　この話がきたときのことを教えてください。
私も、私のまわりも、この番組が好きなので、「やりたい」って即答しました。
Q　番組への意気込みを。
番組を見ていただく方の、邪魔にならないようなナレーションができればな、と思っています。
 

 

■   辻井伸行 コメント ■
今回、番組のオープニングとエンディングを担当させて頂きました。
多くの方々に長く愛され続けている番組から、このような機会を頂けた事を大変光栄でうれしく思います。
父が番組の大ファンなので、私も毎回の番組内で紹介される「美の巨人たち」に多くの感銘と刺激を受けて来ました。そこから自分なりのイメージを膨らませ作曲した曲です。
是非、番組と一緒に楽しんでご覧頂けたら幸いです。

【テレビ東京 制作局　永田浩一プロデューサー　コメント】
２０００年４月にスタートした「美の巨人たち」も、お陰さまで満１５年、間もなく放送７５０回を迎えます。今まで以上に多くの人、これまで美術番組に縁遠かった人達にも番組をご覧頂けるよう、これを機に様々な挑戦を行います。
１５周年イヤーとも言うべき年のスタートを飾るのが、辻井伸行さん作曲・演奏によるオリジナルの新オープニング＆エンディングテーマ曲、そして蒼井優さんのナレーター加入です。
既に映画や美術展のテーマ曲も手掛けている辻井さんですが、素晴らしい感性で番組の世界観を掴み取り、心地よく耳に残る印象的なメロディーで、オープニングは美しく力強い、エンディングは感動的な盛り上がりを見せる曲を作ってくれました。
蒼井優さんは、１０代の頃から演技派として定評のある女優さんですが、「美の巨人たち」＝小林薫さんというイメージが強い中、小林さんの圧倒的な上手さと世界観に飲み込まれる事なく、息もピッタリに、番組に爽やかな優しい風を吹き込んでくれました。
番組の導入部分やストーリーテラー部分との絡みだけでなく、より分かりやすく楽しめるよう新たに始めた美術館や街の情報など、様々な部分を読むかなり難しいナレーションパートであるのですが、分かりやすく説明する時、感情を込めて訴えかける時、少しフランクに語る時など、初回から自由自在に読み分けられ、１５年の歴史を持つ「美の巨人たち」という番組に、すんなりと溶け込み、新たな番組の良さを生みだしてくれました。
また、先にプレ企画として放送した「世界の駅」シリーズも好評だったのですが、この先も新たなジャンルへの挑戦、１５周年スペシャル特番等々、見逃せない企画を次から次へと打ちだして参ります。
放送１５年を機に、新たな進化を遂げる「美の巨人たち」が、益々見逃せない１年となります。
是非とも、ご期待下さい。

【番組概要】
「美の巨人たち」は、毎回1つの作品（絵画や彫像、工芸品、建築物）にスポットを当て、そこに秘められたドラマや謎を探る美術エンターテインメント番組です。作家は何故この作品を描いたのか？その描写と作家の生き方との関わりとは？作品や作家の生き方に大きく影響した時代背景とは？作品に秘められた、さまざまな謎をひも解いていきます。
番組タイトル  ■ KIRIN ART GALLERY　美の巨人たち
ナレーター    ■ 小林薫　蒼井優
OP＆ENDテーマ ■ 辻井伸行
放 送 日 時   ■ 毎週土曜　夜10時～10時30分
放送局        ■ テレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知・テレビせとうち・テレビ北海道・ＴＶＱ九州放送。ＢＳジャパンは毎週水曜夜11時～11時30分　(バージョンアップは4/29～)

放送内容      ■ 4月4日（土）放送　ラファエロ・サンツィオ『一角獣を抱く貴婦人』

イタリア・ルネサンス後期に現れた天才画家ラファエロ・サンツィオ。
彼が22歳で描いた油彩画『一角獣を抱く貴婦人』。女性のポーズ、視線、背景をよく見ると、あの『モナ・リザ』にそっくり。この時点である意味天才ダ・ヴィンチを超えていたともいわれるラファエロ。その技法は色が与える効果を恐ろしいほど計算していることがわかりました。37才でその短い生涯を終えたラファエロ、この作品を描いた目的とは？

■　4月11日（土）放送　横山大観「或る日の太平洋」

日本の風景を愛し、描き続けた、近代日本画を代表する画家、横山大観。
大観は富士山を繰り返し描いており、その数、およそ１５００点。その中でも最晩年、84歳の時に描いたのが、「或る日の太平洋」。黒い霧の中の富士と太平洋が描かれた縦長の作品です。画家がこの一枚に込めた想いとは？