【食品の値上げにともなう意識調査】食品の値上がりを感じている人は97%!食品の購入の仕方は男女で差があり!
2022年から続く値上がりラッシュの中、消費者はどのように感じて買い物をしているのか、また行動はどのように変わったのかを調査しました。
調査結果トピックス
・食品の値上がりを感じている人は9割以上。特に「卵・チーズ・乳製品」が高い
・「米・雑穀・シリアル」はより安い商品に切り替えられる傾向がある
・食品の購入の仕方に男女差あり。男性は「購入を控える」、女性は「値切り品を選ぶ」傾向
・今年から意識して減らしていること、1位は「外食」。女性は「おしゃれ」や「美容室・理容室」の利用も意識的に減らしている傾向
食品の値上がりを感じている人は9割以上
「昨年に比べて、食品の値上がりを感じていますか?」という質問をしたところ、「はい」「どちらかといえばはい」と回答した人は、全体の97%でした。性別や年代に限らず、ほとんどの人が値上がりを実感していることがわかります。
特に値上がりを感じているものは「卵・チーズ・乳製品」
「昨年に比べて、値上がりを感じたものは何ですか?」と質問したところ、「卵・チーズ・乳製品」(71%)が最も多く、「野菜」(62%)、「麺類(乾麺・カップ麺含む)」(54%)と続きました。
男女ともに、値上がりを感じた品目に大きな差は見られませんでした。各数値を比較すると、女性の方が高めで、全体的に女性の方が値上がりに対して敏感な様子が伺えます。
男女別の購入頻度・購入量減少ランキング
「値上がりにより、購入頻度や購入量が減ったものを教えてください。」と質問したところ、女性・男性ともに1位は「卵・チーズ・乳製品」でした。2位以下の順位に違いはあるものの、TOP10のうち9項目が共通しています。
「購入頻度や購入量が減ったものはない」と答えた人は、女性17.9%、男性24.9%でした。男性の方が、購入頻度や購入量には変化がない人が多いことがわかります。
より安い商品に切り替えたものは、「米・雑穀・シリアル」
「値上がりにより、購入頻度は変えずにより安い商品に切り替えたものがあれば教えてください。」と質問したところ、男女合計の1位は「米・雑穀・シリアル」(16.7%)でした。
男女別に見ると、男性は「米・雑穀・シリアル」(17.0%)が最も多く、「麺類(乾麺・カップ麺含む)」(14.5%)、「肉・肉加工品」(12.8%)と続きました。女性は「卵・チーズ・乳製品」(18.3%)が最も多く、「野菜」(16.7%)、「米・雑穀・シリアル」(16.4%)と続きました。
上位7項目は、順位の違いはありますが、共通しています。8~10位の品目を見ると、女性の方が調理に使うものを選ぶ傾向が見られました。
「切り替えたものはない」と答えた人は全体で36.2%、男性38.2%、女性34.2%でした。「購入頻度や購入量に変化がない」と答えた割合(21%)よりも高い結果でした。安いものに切り替えるよりも、購入頻度や購入量を減らす傾向が強いことが伺えます。
女性は「値切り品を選ぶ」男性は「購入を控える」傾向
「値上がりにより、食品の購入の仕方で変えたことがあれば教えてください。」と質問したところ、全体では「購入を控えるようになった」(35.9%)が1位でした。
男女別に見ると、男性は「購入を控えるようになった」(33.6%)が最も多く、「いつもの店で安い時だけ購入するようになった」(27.0%)、「より安い別の商品を購入するようになった」(24.0%)と続きました。女性は「値切り品や値引きシールのある商品を選ぶようになった」(39.2%)が最も多く、「購入を控えるようになった」(38.2%)、「いつもの店で安い時だけ購入するようになった」(35.7%)と続きました。
また、「特に変化はない」と答えた人は、女性は8.5%、男性は16.6%でした。男性の方が値上がりにより、食品購入の仕方に変化がない人が多い傾向が伺えます。
今年の新たな取り組み1位は「食料品の節約」
「値上がりの影響を受けて、家計のために今年から新たに取り組んだことはありますか?」と質問したところ、「食料品の節約」(43.7%)が最も多く、「ポイ活」(37.6%)、「日用品の節約」(31.3%)と続きました。大きな男女差は見られませんでした。
上位には「節約」に関する項目が並びましたが、ポイントを貯める「ポイ活」に注目しているという人も多いことがわかります。
今年から意識して減らしていること、女性は「美容室・理容室」も高めな傾向
「値上がりの影響を受けて、家計のために今年から意識して減らしたりやめたりしたことはありますか?」と質問したところ、1位は男女ともに「外食」でした。半数近くの人が意識的に減らしている傾向が伺えます。
2~4位は「コンビニの利用」「カフェの利用」「おしゃれ(ファッション・メイク等)」と男女で同順でした。
男女で差が出たのは、「おしゃれ(ファッション・メイク等)」「美容室・理容室」です。「おしゃれ(ファッション・メイク等)」と回答した男性は13.3%。一方、女性は23.3%でした。さらに、「美容室・理容室」と回答した男性が6.0%で、女性は17.9%でした。
まとめ
今回の調査で、食品の値上がりを感じている人が97%にのぼることがわかりました。あらゆる食品が値上げされる中、食品の購入の仕方には男女差があり、男性は「購入を控える」、女性は「値切り品を選ぶ」傾向が見られました。
また、値上げの影響で「節約」や「ポイ活」に取り組んでいる人が多いこともわかりました。特に、「外食」や「コンビニ利用」などは、意識的に減らしている傾向が見られました。
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調査結果の全文は、こちらの記事でご確認ください。
https://moneyfix.jp/media/article-20231211-1/
調査概要
▼食品の値上げにともなう消費意識に関するアンケート
【調査実施会社】株式会社ウェブクルー
【調査期間】2023年10月19日(木)~2023年10月31日(火)
【調査方法】MoneyFixのLINE公式アカウントでのアンケート
【調査人数】2,442人
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