ジェイテクト、北米でバーチャルPPAを締結
本契約により、Greenaliaはテキサスに太陽光発電所を新設し、そこで再生可能エネルギーを発電することで生まれる142.8MW相当の「環境価値」をJNAが受領します。この環境価値は、北米の全ての生産事業所で使用する全電力使用量に相当する年間約12万4,600トンのCO2排出量をオフセットします。
1.バーチャルPPAについて
PPA(Power Purchase Agreement、電力購入契約)とは、発電事業者と需要家による直接の電力の売買契約。バーチャルPPAは「仮想の電力購入契約」を意味し、需要家の敷地の外に建設した再エネ発電所から、発電量に応じた電力を伴わない環境価値のみを取引するもの。需要家は電力の調達先を変更することなく再エネ電力証書(REC:Renewable Energy Certificate)を調達できる。
【バーチャルPPA 概念図】
2.本契約締結の背景
NAは北米の生産事業所から排出される CO2 排出量の大幅削減を図るため、 2025 年より、テキサスの太陽光発電所から、北米で使用する電力の100%をまかなえる142.8MW相当のクリーンエネルギー購入契約を締結しました。これにより、北米の生産事業所から排出される CO2 排出量の75%を削減できることになります。2035年カーボンニュートラル達成の目標に向けて大きく前進することとなります。JNAでは引き続き省エネルギー活動を徹底し、2035年にカーボンニュートラルを達成することを目指します。
なお、本契約に基づきGreenalia が開発する太陽光発電設備は全てが新設であり、新たに世の中の再生可能エネルギーを増加する「追加性」があることから、北米の再生可能エネルギー拡大にも貢献しています。
3.今後について
ジェイテクトでは「環境チャレンジ2050」達成に向けた環境保全活動推進のために、取り組み方針および具体的な目標を定めた「2025年環境行動計画」を策定し、ジェイテクトグループ全体で共有し活動しています。水資源のリスクマネジメントをはじめとした環境負荷低減に積極的に取り組むとともに、2035年までにジェイテクトグループ全体でのカーボンニュートラル実現に向け、新技術開発と生産工程の改善によるCO2排出量削減を更に推進し、社会に貢献する人づくりと新たな価値創造に努めます。
参考:
■当社のESGに関する取り組み事例や事業活動について
https://www.jtekt.co.jp/sustainability/
■当社の長期・中期経営計画について
https://www.jtekt.co.jp/news/210519.html
以上
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