「フリーランス・副業プロ人材の働き方とキャリアに関する実態」を調査

~フリーランス新法後の変化なし71.6%、生成AIを活用して仕事効率化や改善につなげているプロ人材は55.4%~

株式会社みらいワークス

株式会社みらいワークス(本社:東京都港区、代表取締役社長 岡本 祥治、以下「当社」)は、当社登録のフリーランス・副業プロフェッショナル人材への働き方とキャリアに関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

調査サマリー

調査概要

調査概要 :フリーランス・副業プロ人材の働き方とキャリアに関する実態調査

調査方法 :インターネット調査

調査期間 :2025年3月7日〜25日

有効回答数:370

調査対象 :当社の『フリーコンサルタント.jp』(https://freeconsultant.jp/)登録者

回答者属性:・独立/会社経営(n=161)

      ・独立/フリーランス・個人事業主(n=139)

      ・会社員(業務委託で副業に従事)(n=57)

      ・その他(n=13)

※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。

≪利用条件≫

・ 情報の出典元として「株式会社みらいワークス」の名前を明記してください。

・ ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。

  URL:https://mirai-works.co.jp/

フリーランス新法(*1)施行後、「特に大きな変化は感じていない」が最大で71.6%

「フリーランス新法施行後、実感している変化を教えてください」(n=370)と質問したところ、「特に大きな変化は感じていない」が最大で71.6%だった。変化を感じているプロ人材が感じている事としては、「法令遵守の意識が全体的に高まった」9.5%、「契約内容や条件の透明性が向上した」8.9%、「業務範囲や責任の明確化が進んだ」5.7%、「報酬や対価の支払い条件が改善された」5.1%などが挙げられる。

生成AI登場後の仕事や案件の変化について、「特に大きな変化は感じていない」が最大で43.2%

「生成AI登場後の仕事や案件の変化について、実感されている状況をお答えください」(n=370)と質問したところ、「特に大きな変化は感じていない」43.2%で最大ではあるものの、「既存案件の進め方や内容が変化した」24.9%、「AI活用を前提とした新しい案件が増えた」22.7%、「業務内容や求められるスキルが変化した」21.9%など、仕事や案件に変化を感じているプロ人材も存在。その他、自由記載では、「作業効率が上がり、より多くの案件対応が可能になった」「生成AI導入に関するアドバイスが増えた」といった回答があった。

現在の業務において、生成AIを活用して仕事効率化・改善につなげているプロ人材は55.4%

現在の業務における生成AIの活用状況とその効果についてお答えください」(n=370)と質問したところ、何かしらの仕事効率化や改善につなげているプロ人材は55.4%で、具体的な内容としては、「業務効率が大幅に向上し、より多くの仕事を並行できるようになった」20.5%、「企画立案や提案業務が効率化された」13.5%、「成果物の質が向上し、より高い評価を得られるようになった」10.3%が上位を占める。

生成AIが登場しても、自分の仕事にネガティブな影響はないと回答したプロ人材は65.4%

「今後、生成AIの登場によって、あなたの仕事はどのように変化していくと予想していますか?」(n=370)と質問したところ、「むしろ自分の価値が高まる(AIと協働することで、より高度な付加価値を提供できるようになると期待している)」24.9%、「定型業務をAIに任せ、より重要な業務に集中できる(AI活用で時間を創出し、戦略立案やコンサルなど高付加価値領域に注力できると考えている)」22.7%、「自分のスキルはAIには代替されにくい(独自性や高度な専門性があるため、仕事は確保できると考えている)」10.8%等、自分の仕事にネガティブな影響はないと回答したプロ人材は65.4%でした。一方で、「スキルアップしないと淘汰される(AIに負けないために、成長や学習を続けないと生き残ないと感じている)」18.4%、「プロフリーランスが全体的に淘汰される(専門性がAIで補完されるため、フリーランス全体が厳しくなると感じている)」2.2%と自分の仕事にネガティブな影響があると回答したプロ人材は25.9%でした。

プロフェッショナルとしての経験を通じて得られた重要なきづきは「自身の提供価値を客観的に把握できた」が最大で54.6%

「プロフェッショナルとしての経験を通じて得られた、重要な気づきをお答えください」(n=370)と質問したところ、「自身の提供価値を客観的に把握できた」54.6%、「複数の専門性を組み合わせる重要性を認識した」43.0%、「自己ブランディングの必要性を理解した」41.1%などがあげられた。

専門性を生かした活動が、キャリアにもたらしたポジティブな影響は「仕事の選択肢が広がった」が最大で45.9%

「専門性を生かした活動が、キャリアにもたらしたポジティブな影響をお答えください」(n=370)と質問したところ、「仕事の選択肢が広がった」45.9%、「収入や待遇が向上した」45.4%、「市場価値や専門性への自信が得られた」44.6%などがあげられた。

案件や仕事を選択する際に重視する要素は「業務内容と専門性の合致」が最大で38.6%

「案件や仕事を選択する際に重視する要素をお答えください」(n=370)と質問したところ、「業務内容と専門性の合致」38.6%、「報酬や対価の水準」25.9%、「時間的な柔軟性」11.6%などがあげられた。その他、自由記載では、「社会的意義」「リモートワークの可否」などがあげられた。

プロフェッショナルとしての市場価値を高めるために、現在最も注力していることは「デジタル技術・AI関連のスキル強化」が最大で50.8%

「プロフェッショナルとしての市場価値を高めるために、現在注力していることをお答えください」(n=370)と質問したところ、「デジタル技術・AI関連のスキル強化」50.8%、「コアとなる専門性の深化」50.0%、「関連分野への知見の拡大」46.5%などがあげられた。

今後1-2年のキャリア展開において、重要と考える取り組みは「収益基盤の安定化・強化」が最大で47.6%

「今後1-2年のキャリア展開において、重要と考える取り組みをお答えください」(n=370)と質問したところ、「収益基盤の安定化・強化」47.6%、「新規分野への展開」45.9%、「既存の専門分野の深耕」43.8%などがあげられた。

持続的なキャリア発展のために、特に重視する要素は「専門性の市場価値維持」が最大で53.5%

「持続的なキャリア発展のために、特に重視する要素をお答えください」(n=370)と質問したところ、「専門性の市場価値維持」53.5%、「収入の安定性確保」50.3%、「時間の自由度確保」41.1%、「継続的な学習機会」41.1%などがあげられた。その他、自由記載では、「健康の維持」があげられた。

まとめ

当社の『フリーコンサルタント.jp』(https://freeconsultant.jp/)に登録している20~60代の独立/会社経営、独立/フリーランス・個人事業主、会社員(業務委託で副業に従事)のプロ人材370名に、働き方とキャリアに関する調査を行いました。

生成AI登場後、仕事や案件に関して特に大きな変化は感じていない割合が43.2%と最大値ではあるものの、「既存案件の進め方や内容が変化した」24.9%、「AI活用を前提とした新しい案件が増えた」22.7%、「業務内容や求められるスキルが変化した」21.9%など、仕事や案件に変化を感じているプロ人材も存在することがわかりました。

現在、生成AIを活用して仕事効率化や改善につなげているプロ人材は55.4%、自分の仕事にネガティブな影響はないと考えている人は65.4%、今後の影響については、年代ごとに特徴があり、20代は「スキルアップしないと淘汰される」、30代・40代は「定型業務をAIに任せ、より重要な業務に集中できる」、50代・60代は「むしろ自分の価値が高まる」と考えている人が最大数でした。

今後1-2年のキャリア展開においては、43.8%が「既存の専門分野の深耕」、27.8%が「学習機会の確保」を重要視し、持続的なキャリアの発展のためには、53.5%が「専門性の市場価値維持」、41.1%が「継続的な学習の機会」を重要視していている様子からも、学習を重ね、年齢を増すごとに経験値があがっていき、自身の価値を確信していくものかもしれません。

また、フリーランス新法施行後、契約内容や業務内容、報酬等の条件が改善しやすくなったと回答した人はいるものの、71.6%は「特に大きな変化は感じていない」ことがわかりました。

調査では、以前から特に問題を感じていないために大きな変化を感じていないのか、または、問題を感じていなくて改善がされていないのかは明らかにすることができませんでしたが、今後も当社は、プロフェッショナル人材が人生100年時代に、「独立、起業、副業、正社員」といった働き方や働く場所、働く目的(*2)を自由に選択できる社会づくりを目指して、フリーランス・副業プロ人材が働きやすく、挑戦し続けられる環境を整えるべく、活動してまいります。

*1 フリーランス新法:正式名称は、「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」(フリーランス・事業者間取引適正化等法)

参考:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/zaitaku/index_00002.html

*2 当社では働く目的を、生活のための仕事(ライスワーク)、および働きがいや生きがいのための仕事(ライフワーク)の大きく2つに分けて捉え、それぞれに適した挑戦の機会提供とその挑戦の支援をするための事業展開を推進。

≪株式会社みらいワークス 概要≫

所在地  :東京本社:東京都港区

      その他事業所:関西支社/九州支社/東北支社/甲信越支社

代表者  :代表取締役社長 岡本 祥治

設立   :2012年3月

証券コード:6563(東証グロース)

資本金  :86,765千円(2024年12月31日時点)

URL  :https://www.mirai-works.co.jp/

事業内容 :・プロフェッショナル人材事業

       フリーランス・業務委託/副業・業務委託/正社員

       登録プロフェッショナル86,000名、クライアント7,400社(2025年2月28日時点)

      ・コンサルティング事業

      ・実践型リスキリング事業

      ・オープンイノベーション事業

      ・地方創生事業

      ・サステナビリティ経営推進事業

       https://mirai-works.co.jp/service/

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会社概要

株式会社みらいワークス

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URL
https://mirai-works.co.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区虎ノ門四丁目1番13号 Prime Terrace KAMIYACHO 2階
電話番号
03-5860-1835
代表者名
岡本祥治
上場
東証グロース
資本金
8676万円
設立
2012年03月