MICEや観光プロデュースノウハウを持つ「八芳園」、福岡市FMラジオ局「コミュニティラジオ天神FM」福岡エリアの活性化・インバウンド誘致強化へ　7月12日にパートナーシップ協定を締結

各社の強みや資源を生かし協働でコンテンツプロデュース・地域文化を発信、地方活性やインバウンド増加目指す

八芳園

2023年7月13日 10時00分

総合プロデュース企業株式会社八芳園（取締役社長：井上義則、東京都港区、以下「八芳園」）と、株式会社コミュニティメディアパートナーズ福岡(代表取締役：金山利治、福岡県福岡市中央区、コミュニティラジオ天神FM,以下、コミてん)は、2023年7月12日（水）、インバウンド誘致等に向けて相互の連携を強化することを定めたパートナーシップ協定を締結しました。各社の資源やノウハウを有効に活用し、協働で交流文化創造拠点の創出や地域資源の販路拡大に取り組み、地域活性化やインバウンド増加を目指します。

(左)株式会社コミュニティメディアパートナーズ福岡　代表取締役　金山利治／(右）株式会社八芳園　取締役社長井上義則

今回のパートナーシップ協定締結の背景には、福岡の観光エリアマネジメントの取り組みの一環として、「コミてん」の情報発信力と「八芳園」のコンテンツプロデュース力を組み合わせ、福岡エリアのインバウンド誘致を強化する狙いがございます。

八芳園は、婚礼事業で培ったノウハウを活かし、国内外の宴会事業やMICE等をプロデュースしてまいりました。　また、東京2020でのホストタウン事業参画の経験から、地方自治体との連携を一層深め、2020年に白金台でポップアップ型ショールーム「MuSuBu」をオープン。これまで120以上の自治体のショールームを手掛け、東京から地域の魅力を再発見するきっかけを提供しています。

　コミてんも、福岡市中央区大名にて九州各地をはじめとする多くの企業や自治体とタイアップしたイベントを多数開催しており、これまでの八芳園のノウハウを活かし、福岡エリアの観光資源の発掘と活用に貢献し、 “交流文化創造拠点”を創出すると供に、コミてんが持つコミュニティスペースとメディアコンテンツを組み合わせることにより、インバウンド誘致及び滞在中の地域交流・活性化にも寄与するとの考えのもと、協定締結に至りました。

パートナーシップ協定締結にあたり、7月12日（水）には八芳園が運営するポップアップ型ショールーム「MuSuBu」にて調印式を実施。福岡を中心としたエリアの交流文化創造拠点創出や、インバウンド誘致に関する協定項目についてご説明いたしました。

パートナーシップ協定締結日

・開催日：2023年7月12日(水)

■協定概要

ポップアップ型ショールーム「MuSuBu」のビジネスモデルの地域展開第一弾の足掛かりに

国際交流都市を見据えた「交流文化創造」とインバウンド増加、MICE誘致を目指す

料亭から始まり、婚礼事業で培ったノウハウを活かし、国内外の宴会事業をプロデュースしてきた八芳園はこれまで培ってきたノウハウを生かし、東京2020大会でのホストタウン事業に参画、MICE事業を推進。また、その経験から地方自治体との連携を一層深めて参りました。各地方自治体との連携を深める中で、八芳園が着目したのが、地域が持つ魅力を磨き上げ、観光コンテンツとして発信していく拠点の必要性でした。　

そこで、八芳園は白金台にて、ポップアップ型ショールーム「MuSuBu」をオープン。「MuSuBu」は、体験を通してPRする場であり、自治体の観光を磨き上げる場として、地域の観光コンテンツを週替わりで発信しております。今回のパートナーシップ協定締結では、2社が手を結び、八芳園のポップアップショーケース型のビジネスモデルを地方都市に展開していく第一弾の取り組みでもあります。地域密着型の情報発信力をもつコミュニティラジオ天神FMのコンテンツと組み合わせることにより、福岡並びに周辺エリアの観光ならびにインバウンド強化につながると考えております。

協定内容としては、福岡を中心としたエリアの食材を使った商品プロデュース、地域文化の発信など8項目を制定し、地域の文化を掘り起こし、各地を結ぶ役割を担う、「交流文化創造」を推進するとともに、2015年から始まっている福岡県福岡市中央区の天神・大名エリアの大規模な再開発計画「天神ビッグバン」をきっかけとした今後の国際交流都市計画を見据えて、インバウンドを踏まえた福岡県や他地域と連携を通した観光産業の振興とMICE推進を目指していきます。

【協定8項目】

①福岡を中心としたエリアの交流文化創造拠点創出に関すること

②福岡を中心としたエリアへのインバウンド誘致に関すること

③福岡を中心としたエリアの観光コンテンツの磨き上げに関すること

④福岡と東京・徳島はじめ全国との交流文化創出のための連携に関すること

⑤地域の魅力発信とイベント促進による地域活性化へ寄与すること

⑥地域資源（農畜産物・加工品・伝統工芸品等）の販路拡大に関すること

⑦交流文化創造に関わる次世代育成に関すること

⑧その他上記の目的を達成するために必要な事項に関すること

協定締結にあたる各社代表コメント

株式会社八芳園取締役社長　井上義則

80周年を迎えた八芳園は、式場として皆様には周知いただいているかと思います。一方でインバウンドの増加に伴い、MICE事業を推進、その際に地方自治体が持つ課題を解決する施設を持っているプロデュース企業を目指すべく新たに舵を切りました。

地域コンテンツを企画開発するにあたり、八芳園では全く新しく何かを作るのではなく、あくまでその地域の既存の伝統文化や伝統工芸品、食文化といったものの使い方や伝え方をプロデュースしていく役割を担っていくことにしました。この度の提携では、ポップアップ型ショールーム「MuSuBu」を通して、一次産品などの作り方や食べ方など“HOW”を発信、交流により新しい価値観や文化が創造されていくことで交流文化創造拠点として機能するだけではなく、「コミュニティラジオ天神FM」と連携することで更なる情報発信の強化が図れると考えております。

また、東京の「MuSuBu」、福岡の「COMI×TEN Café」の拠点がハブ機能を果たして観光コンテンツの横展開と磨き上げをしていくことで、MICE推進においては世界に誇れるジャパンコンテンツという文化的価値を世界にアピールする存在になっていきたいと考えております。

株式会社コミュニティメディアパートナーズ福岡　代表取締役金山利治氏

もともと地域の防災や災害情報の放送、地域活性化の要望、地域の情報発信から今発信したいことがある方が発信できるラジオ放送局としてこれまで活動してきました。この度、弊社社長と八芳園の井上社長との出会いから提携に至りましたが、弊社ラジオメディアの「コミュニティラジオ天神FM」での福岡や九州エリアの情報発信を東京の「MuSuBu」と連携することで、広範囲での情報発信とコミュニティ形成を行っていければと考えております。また今回の提携をきっかけに各地のコミュニティ放送局との連携の加速も期待しております。

第1弾として7月19日（水）に『MuSuBu』と『コミてんカフェ』で福島の桃を活用したポップアップイベント開催！

協定における具体的な取り組みの一つとして、これまで『MuSuBu』でプロデュースしてまいりました地方自治体と連携したポップアップ型ショールームを連動開催いたします。

第一弾は、今が旬の福島の桃を体感するポップアップイベント。国有数のフルーツ王国として知られる福島県。中でも、福島を代表する果物といえば「桃」です。東京2020大会では、世界のアスリートたちも魅了した福島の桃。産地である福島では、安心・安全な食を届けたい想いで桃を育てている生産者さんや次世代を担う高校生たちが、さまざまな取り組みを行っています。今回のショールームでは、福島の桃やGAP認証農産物を使った限定メニューを販売。一部のメニューや物販は東京だけでなく、福岡『COMI×TEN Café』並びに現在八芳園と連携協定を結ぶ、徳島県松茂町の施設『マツシゲート』でも連動して販売予定となっており、3拠点にて新たな交流を創出してまいります。

※(左)過去のイベントの様子です (右)写真はイメージです

【開催概要】
開催期間：

・八芳園「MuSuBu」　　実施期間：2023年7月19日(水)～7月23日(日) 11:00～19:00

　住所：東京都港区白金台4-9-19　HAPPO-EN URBAN SQUARE 1階＆2階

・COMI×TEN Café　　　実施期間：2023年7月19日(水)～23日　(日) 10:00～21:00

　住所：福岡県福岡市中央区大名１丁目１２−５アぺゼビル２階

・交流拠点施設「マツシゲート」　実施期間：2023年8月2日(水)～8月13日(日) 11:00～17:00

　住所：徳島県板野郡松茂町広島字三番越10

80周年の2023年、アフターコロナを見据え観光産業へ本格参入！八芳園が構想する「交流文化創造」とは

八芳園は2023年に80周年を迎えました。料亭からはじまり、婚礼事業で培ったノウハウを生かし、国内外の宴会事業をプロデュース。東京2020大会におけるホストタウン事業での経験から、地方自治体との連携をより一層深めてまいりました。これらの知見から見出した観光産業への課題として地方活性化に着目。地方活性化のために八芳園の経験から導き出したのが「交流文化創造」構想です。「交流文化創造」とは、「交流することで、文化が融合し、新たな価値が生まれる拠点を生み出す」ことを指します。

この「交流文化創造」の概念をもとに八芳園では、地方の文化を掛け合わせ、世界に誇れるジャパンコンテンツを開発し、地方との交流を生み、文化に触れる拠点づくりを行っております。「交流文化創造」拠点の先駆けとして、コロナ禍を機に、地域のコミュニティと連携を強化し、地元の人々が主体となるイベントやプロジェクトを支援する拠点、「MuSuBu」をオープン。地域のお祭りや地域おこし活動など、白金を拠点に、地域の魅力を引き出すイベントを毎週企画し、地域の魅力を再発見するきっかけを提供しています。

2023年はアフターコロナを見据え、日本の中核産業でもある観光産業に本格参入いたします。婚礼事業と観光事業の2軸で成長を目指します。国外の観光誘致の支援および日本国内の関係人口を創出し、地域間の文化交流により理解を深め、新たな価値を創造してまいります。その第一歩となるのが今回のコミてんとのパートナーシップ協定締結。「MuSuBu」のビジネスモデルを地域展開していくことで、交流文化創造の拠点を増やしていくことも狙いのひとつです。

また2030年までにMICE誘致強化、大阪・関西万博の開催を見据えた周遊の気運醸成、地方自治体・団体との連携協定締結を加速しています。

【白金台「MuSuBu」の取り組み例】

(左)MuSuBuでのイベントの様子／(中)地域資源の利活用：福島県鏡石町田んぼアート／(右)商品開発：山梨県山梨市フルーティーピッツァ

総合プロデュース企業八芳園について

創業80年、東京・白金台にて、400年以上の歴史を重ねる広大な日本庭園を有する八芳園は、これまで歴史ある東京の結婚式場として広く知られてきました。現在では、宴会・レストランの企画・運営、MICE事業の推進、社会貢献や地域活性化を目的とした協働・連携による商品企画やイベントプロデュースなどに取り組み、既存事業の枠組みにとらわれない「総合プロデュース企業」として展開しています。

創業80年をひとつの節目とし、八芳園は「交流文化創造」をリードする企業として、観光産業へと貢献してまいります。
「日本のお客様には、心のふるさとを。海外のお客様には、日本の文化を。」を企業理念に掲げ、歴史や文化を守りながら日本の魅力を世界へと発信し続けてきた八芳園は、これまで培ってきた"ワンストッププロデュース力"と八芳園が抱える経営資源（リソース）を活かし、東京・白金台の地にとどまらない、交流文化を創造する企業として取り組んでまいります。