「TAX GROUP」:AI技術で税理士業界の未来を切り拓く新サービス
~現代における税理士業務の革新とAIとの共存を実現~

株式会社SoLabo(本社:東京都渋谷区、代表取締役 田原 広一、以下「ソラボ」)は、2025年9月1日より、AI技術を活用した税理士事務所向け総合支援サービス「TAX GROUP」の提供を開始いたします。本サービスは、少子高齢化が進む中で、税理士業界が直面している課題を解決し、AI技術との共存による新たな業務モデルの確立を目指す戦略的パートナーシップです。
■開発の背景
少子高齢化が税理士業界に与える深刻な影響
日本の少子高齢化は、税理士業界にも深刻な影響を与えています。現在税理士は60歳代以上が全体の過半数を占めており、この現象の背景のひとつに、税理士試験の難易度と長期間を要する受験期間があります。多くの受験生が働きながら数年から10年以上かけて合格を目指すため、資格取得時の年齢が必然的に高くなる構造的要因があります。さらに深刻なのは事業承継問題です。2025年には経営者が70歳以上の中小企業が約245万社に増加し、その約半数を占める127万社で後継者が決まっていない状況にあります。これは税理士事務所においても同様で、高齢化した税理士の廃業が相次ぐ一方、若手税理士の参入が追いついていない状況となっています。
また、税理士事務所数は高齢化による廃業などの影響もあり、年々ゆるやかな減少傾向にある中で、クライアント企業の多様化・複雑化するニーズに対応できる人材の確保がますます困難になっています。限られた人的リソースの中で、従来の税務申告業務に加え、経営コンサルティング、事業承継支援、デジタル化対応など多岐にわたる付加価値サービスの提供が求められているのが現状です。
AI発展時代の税理士のあるべき姿
現代における税理士は、従来の定型業務から脱却し、経営コンサルティングや戦略立案など、人間の洞察力と経験が求められる領域へのシフトが急務となっています。
現在主流の生成AI(LLM)は、Transformerという仕組みで「関連性の発見」は得意ですが、税法の優先順位や例外の当てはめなど「絶対に正しい判断」を保証する設計ではありません。自己回帰モデルは「自然に続く言葉」を予測する仕組みであり、序盤の小さな勘違いが後の判断全体に影響を及ぼすリスクを内包しています。
TAX GROUPでは、AIを「リサーチアシスタント」として位置づけ、相談の整理や関連条文の候補探しに活用しつつ、最終的な税務判断は必ず人間の専門家が行う体制を確立。AIが担うべき業務と人間が担うべき業務を明確に区分し、税理士本来の専門性を最大限に活かせる環境を提供いたします。
■現代の税理士事務所が抱える4つの課題
1. 顧問先への付加価値提供
顧問先の多様なニーズへの対応不足
税務以外のコンサルティング強化の必要性
変化する事業環境に対する先進的アドバイス提供の課題
2. 人材育成
優秀な人材の確保と定着の困難さ
体系的な教育体制・研修機会の不足
専門性と人間力を兼ね備えた次世代リーダーの育成課題
3. 業務効率化
アナログ業務からの脱却の遅れ
税理士業界全体のDX化の遅れ
IT・AIツールの導入・活用ノウハウ不足
4. 集客・ブランディング
税理士業界の競争激化による差別化の必要性
web制作‧運営‧管理‧webマーケティングの専門知識不足
事務所独自のブランドイメージ確立の難しさ
■TAX GROUP 主要サービス
1. AI-OCR自動仕訳システム
・スキャンデータの自動読み込み・フォルダ分類
・各種会計ソフトとのAPI連携またはCSV出力
・証憑アップロードから仕訳生成まで一気通貫で処理
・手入力作業を最大90%削減、人的ミスを軽減
本システム構築は、福岡を拠点にクラウド会計の導入支援、経理のオンライン代行、業務改善コンサルティングを行う伊藤会計事務所、株式会社エスアンドシーと協働で開発しております。
2. 月次伴走支援(月1回30分の壁打ち・AI顧問)
・経営課題や業務の悩みに対する専門家による伴走支援
・最新AI技術の税理士業務への活用アドバイス
・ChatGPT・Geminiなど最新AIツールの効果的な使い方を伝授
3. 教育・研修コンテンツ「ミギウデスクール」
※以下は一例、随時新たな講座が追加されます
・Freee会計マスター講座(全8パート)
・MoneyForwardクラウド会計マスター講座(全8パート)
・IT導入補助金支援事業者マスター講座(全24パート)
・融資支援マスター講座(全32パート)
・M&A支援マスター講座(全22パート)
4. 集客・ブランディング支援
・TAX GROUP専用ホームページ作成
・営業コンテンツ・提案資料テンプレート提供
・名刺デザイン作成サービス
・税理士コミュニティ「ふらっと」でのビジネスマッチング
■料金体系
月額料金: 39,800円(年払いの場合の月額)/ 49,800円(月払い)※税別
初期費用: Google Workspace加入済みの場合は期間限定で無料
Google Workspace: 別途ライセンス利用料が必要
Google Workspaceを基盤にしたDX戦略
ソラボでは、すべての情報と業務を Google Workspaceで一元的に管理する体制 を構築しています。CRM(顧客管理)はAppSheet、記帳代行はクラウド会計とスプレッドシート、文書管理はGoogleドライブ、送信はGmail、進捗共有はGoogle Chatを用いるなど、各機能を有機的に組み合わせることで、業務全体をシームレスにつなげています。これにより、情報の重複や遅延を防ぎ、低コストかつ効率的な業務遂行を実現しています。
このアプローチの根底にあるのは「全体最適」の思想です。従来の会計業界では、CRM、書類保存、タスク管理といった業務ごとに異なるツールを導入する「個別最適」が一般的でした。しかし、それでは維持管理コストが増大するだけでなく、システム連携不足によるデータ齟齬や業務の非効率を招く課題がありました。SoLaboではGoogle Workspaceを基盤とすることで、文書の作成から送信、領収書の受領、AI-OCRによるデータ化、スプレッドシート出力、クラウド会計ソフトへの取り込みまでを自動化し、ワークフロー全体を最適化しています。
さらに、Googleの生成AI「Gemini」の進化もDX推進の重要な要素です。急速に精度が高まり、業務活用の水準に達したことで、AIによる支援と人間の専門性を組み合わせた新しい税理士業務モデルの構築が可能になっています。SoLaboは、Google Workspaceを核としたDX基盤と最新のAI技術を活用し、税理士業界の次世代モデルを切り拓いてまいります。
コメント:株式会社SoLabo 代表取締役 田原 広一

個から団へ、アナログからAIへ。税理士業界の歴史的転換点がここに
税理士業界は転換点にありますが、この危機を変革のチャンスと捉えています。当社のノウハウとAI技術を組み合わせ、根本課題を解決します。税理士は経営コンサルティングなど人間にしかできない価値創造に集中できます。TAX GROUPは全国事務所のコミュニティ形成により、大型案件も共同対応できる仕組みです。2026年3月に1,000事務所導入を目指し、業界全体のDX化を加速させ、次世代に誇れる業界へ変革していきます。
コメント:株式会社SoLabo 取締役 / 税理士法人SoLabo 代表 手島春樹

AIオタクだからこその視点で切り開く、税理士の未来
税理士業界は「個別最適」の罠にはまり、ツールごとにシステムが分散し、コスト増と連携不備を招いてきました。Google Workspaceなら請求書送付からAI-OCRによるデータ読み取りまで、すべてがシームレスに流れる「全体最適」を低コストで実現できます。私は「AIオタク」として、TAX GROUPを通じて税理士業界にデジタル革命を起こし、次世代業務モデルを確立していきます。
株式会社SoLaboについて
認定支援機関として資金調達支援を中心に月平均1,500件以上のお問い合わせに対応し、これまでに累計10,000件以上の支援を行う(2025年5月末時点)。2021年より事業再構築補助金をはじめとした補助金申請支援事業を強化しつつ、バックオフィスBPOサービスや官民連携による自治体の課題解決サポートも開始し、支援の幅を拡大している。
社名:株式会社SoLabo
代表者:代表取締役 田原 広一
設立:2015年12月11日
本社所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5 リンクスクエア新宿 16F(WeWork 内)
事業内容:
資金調達サポート
補助金申請サポート
法人・士業提携
web制作・運営・管理
webマーケティング
シェアオフィス
AI・クラウド会計活用支援
記帳・経理
公式サイト:https://so-labo.co.jp
本件に関するお問い合わせ
株式会社SoLabo 経営企画室 渋谷 世子
メールアドレス:press@so-labo.co.jp
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