南阿蘇村が地域DXを推進 バカン提供の公共施設予約システムを導入
AI技術で混雑状況を可視化し、ムダな「待つ」をなくすサービスを提供する株式会社バカン(本社:東京都千代田区、代表取締役:河野剛進、以下「バカン」)は、マイナンバーカード認証の公共施設予約システムを熊本県阿蘇郡南阿蘇村(以下、南阿蘇村)へ提供します。今回の導入によって、自治体DXの推進による業務負荷の軽減や、住民の利便性の向上が期待できます。
■取り組みの背景
熊本県にある南阿蘇村は、2022年5月に「SDGs未来都市」に選定され、「誰もが住みたい・住み続けたい南阿蘇村」を基本理念に掲げ、デジタル技術を活用した地域活性化に取り組んでいます。バカンはこれまでも、南阿蘇村の避難所の混雑状況を可視化するなど防災DXの分野でも取り組みを行ってきました。
そんななか、DX推進ビジョンにおいて「住民サービスの向上」「行政運営の最適化」「社会基盤の構築」を推進していきたいとの思いから、バカンの自治体向け地域交流推進アプリ「tami tami」を活用した、マイナンバーカード認証の施設予約システムを導入する運びとなりました。本サービスの導入においては、「デジタル田園都市国家構想交付金」の補助金を活用しています。

■自治体向け地域交流推進アプリ「tami tami」について
本サービスは、地域住民が安心して快適な生活を送ることができる地域づくりをサポートし、公共施設予約システムとしての機能を基本に、様々な地域課題の解決を支援します。マイナンバーカード認証による本人確認やスマートロックなどの機能を装備しており、今後は、電子決済にも対応予定です。サービスを利用する住民の利便性の向上のみならず、行政職員の対応工数を削減し、業務効率化にも大きく貢献します。施設ごとの複雑な料金体系や多岐に渡る貸出ルールなどにもきめ細やかに対応したシステムで、電話やメールなどの従来の予約方法との併用も可能なため、スムーズなシステム移行が可能です。
■機能詳細
・施設予約
施設ごとの複雑な予約に対応しており、公民館や体育館、スポーツ施設等にも対応可能。個人の予約のみならず、団体での予約にも対応。
・スマートロック
特定時間のみ使用可能なワンタイムパスワードによる解錠形式により、電波が不安定な場所やオフライン環境での動作が可能。
・避難所マップ
マップ上で自分の現在地や、その近くの避難所の位置と開設状況、混雑状況の確認が可能。
■今後の展望
バカンは、自治体向け地域交流推進アプリ「tami tami」を活用した、日常における公共施設の予約や観光・イベント情報の配信、防災に向けた機能強化などフェーズフリー活用を目指し、今後もさまざまな機能の開発を推進してまいります。避難所の混雑状況の配信だけではなく、各自治体のニーズに合わせて、マイナンバーカード認証によるチェックイン機能や物資管理、避難者名簿の生成、避難者データ連携などの機能の提供も予定しています。
■南阿蘇村について
村長:太田吉浩
村役場所在地:熊本県阿蘇郡南阿蘇村大字河陽1705番地1
HP:https://www.vill.minamiaso.lg.jp/default.html
■株式会社バカンについて
会社名:株式会社バカン
代表者:河野剛進
所在地:東京都千代田区麹町2-5-1 WeWork 半蔵門 PREX South 3F
設立:2016年6月
バカンは経済産業省が選定する官民による支援プログラムJ-Startup 2019選定企業です。AIを活用してレストラン街やカフェ、トイレ、観光地、避難所、投票所などあらゆる場所の空き状況を検知し、デジタルサイネージやスマートフォンに配信しています。また空き状況可視化だけでなく、混雑の抑制・管理なども行っており、空き/混雑データを起点とした「待つをなくす」DXサービスを幅広く提供しています。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像