創薬スタートアップの株式会社フェリクスに追加出資

《新たな細胞死のメカニズムであるフェロトーシスに着目した創薬を実現》

三菱UFJキャピタル株式会社

三菱UFJキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 小島 拓朗、以下MUCAP)は、同社が運営するファンドMUFGメディカルファンド(正式名称:三菱UFJライフサイエンス3号投資事業有限責任組合)より、九州大学・薬学部発スタートアップの株式会社フェリクス(本社:福岡県久留米市、代表取締役 國信健一郎、以下 フェリクス)に対し、追加出資をしたことをお知らせいたします。

■フェロトーシスを検知する独自のスクリーニング系を用いた創薬

フェロトーシスは2012年に初めて報告された細胞死の新しいメカニズムで、鉄を介した細胞内で生じる酸化脂質に起因するとされており、がんや虚血再灌流障害、神経変性疾患などの広範な疾患との関連が報告されています。フェリクスは、酸化脂質検出試薬を用いた独自のスクリーニング系を構築しており、そのプラットフォームを用いてFirst-in-Classの創薬を目指していきます。現在、小児眼科領域および酸化脂質が契機とされる未熟児網膜症における有望な候補化合物(FLQ-101)を特定し、研究開発を進めています。FLQ-101は、2024年に米国のFood and Drug Administration (FDA)よりファストトラックならびにオーファン指定を取得しております。今後、このスクリーニング系を用いて、さらなるパイプラインの拡充を進めていきます。

■追加出資背景

フェリクスはFLQ-101の米国でのP1b/2試験に向けた臨床試験を2025年の夏に計画するなど着実に事業を進捗させており、フェリクスの國信社長の手腕と推進力に期待し今回追加投資しました。同社のさらなる発展の為、MUCAPライフサイエンス部の知見を活かしながら、MUFGグループ各社との連携を通じ、当社を伴走支援していきます。

【株式会社フェリクス 概要】

会社名:株式会社フェリクス

所在地:福岡県久留米市百年公園1番1号

代表者:國信 健一郎

事業内容:独自の創薬スクリーニングプラットフォームを用いた新たな治療薬の開発

URL::https://www.feliqs.com/

【三菱UFJキャピタル株式会社について】

三菱UFJキャピタルは、1974年に設立以来、三菱UFJフィナンシャル・グループのベンチャーキャピタルとして業界をリードするノウハウを提供し、幅広い業種に対する投資を行っています。IPOを実現されたお客さまは、幅広い業種にわたり約930社と、業界トップクラスの実績を有しています。

ライフサイエンス分野においては、2017年2月の1号ファンド以降、「三菱UFJライフサイエンス4号ファンド」(200億円)を含め計500億円と継続的にファンドを設立しています。ライフサイエンスに特化した民間ファンドの運営としては国内最大級であり、創薬、再生医療、医療機器(デジタルヘルスを含む)などのベンチャー企業を対象に最長約12年間の期間で投資を行っています。バイオベンチャー投資にとどまらず、アカデミア創薬、製薬会社のカーブアウト案件、製薬会社の開発プロジェクトへの投資、医療機器関連にも注力しています。

◆会社概要

【会社名】 三菱UFJキャピタル株式会社

【所在地】 東京都中央区日本橋2丁目3番4号 日本橋プラザビル7F

【代表者】 代表取締役社長 小島 拓朗

【設 立】 1974年8月1日

【U R L】 https://www.mucap.co.jp/

◆MUFGメディカルファンド(正式名称:三菱UFJライフサイエンス3号投資事業有限責任組合)について

投資対象:

-医薬品(創薬型・創薬基盤技術特化型) ※ 製薬会社起点や国内アカデミア創薬への投資活動に注力

-再生医療製品

-医療機器等

-診断薬・診断機器

無限責任組合員:三菱UFJキャピタル株式会社

出資者:株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJキャピタル株式会社

設 立:2020年6月22日

ファンド総額:100億円

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三菱UFJキャピタル株式会社

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URL
https://www.mucap.co.jp/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都中央区日本橋2丁目3番4号 日本橋プラザビル7F
電話番号
-
代表者名
小島 拓朗
上場
未上場
資本金
-
設立
1974年08月