自己抗体を標的とする治療方法を創出するLink Therapeutics株式会社に追加出資
三菱UFJキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 小島 拓朗)は、同社が運営するMUFGメディカルファンド(正式名称:三菱UFJライフサイエンス3号投資事業有限責任組合)より自己抗体を標的とする治療方法を創出するLink Therapeutics株式会社(以下、「Link Tx」)に対し、2025年7月18日に追加出資をしたことをお知らせいたします。

Link Txの治療技術について
Link Txは、自己抗体が原因となっている疾患の病態解明と自己抗体を標的とした治療方法の創出を進め、医療の発展と患者の健康へ貢献することを目的に2022年10月に設立されました。
設立者でもある京都大学消化器内科の塩川助教らのグループはこれまでに、潰瘍性大腸炎または原発性硬化性胆管炎の患者さんの体内で抗インテグリンαvβ6抗体が産生されていること、およびこの抗体が病態形成に関与する可能性があることを報告しています。Link Txはこれら患者さんの病原性自己抗体および産生細胞の除去により、自己抗体疾患を治療する革新的な技術の開発を進めます。

出資背景
弊社はLink Therapeuticsが現在研究開発中の潰瘍性大腸炎に対する治療用医療機器および医薬品に対する評価に加え、自己抗体を標的とした独自のアプローチによるさらなる新規治療法の創出への期待を込め、2023年の前回ラウンドに引き続き当社への追加支援を決定いたしました。京都大学の塩川先生をはじめとした洗練されたメンバーに導かれ、当社製品が自己免疫疾患に苦しむ患者さんのお手元に一日でも早く届きますよう、多面的な支援を継続してまいります。
担当者:ライフサイエンス部 篠﨑 幹彦
【Link Therapeutics株式会社 概要】
会社名:Link Therapeutics株式会社
所在地:京都市左京区吉田下阿達町46-29 イノベーションハブ京都 416
代表者:河村透
設立:2022年10月4日
事業内容:自己抗体を標的とした医療手段の創出、および自己抗体と関与する疾患とその標的自己抗体の探索
URL:https://www.link-therapeutics.com/
【三菱UFJキャピタル株式会社について】
三菱UFJキャピタルは、1974年に設立以来、三菱UFJフィナンシャル・グループのベンチャーキャピタルとして業界をリードするノウハウを提供し、幅広い業種に対する投資を行っています。IPOを実現されたお客さまは、幅広い業種にわたり約930社と、業界トップクラスの実績を有しています。

ライフサイエンス分野においては、2017年2月の1号ファンド以降、「三菱UFJライフサイエンス4号ファンド」(200億円)を含め計500億円と継続的にファンドを設立しています。ライフサイエンスに特化した民間ファンドの運営としては国内最大級であり、創薬、再生医療、医療機器(デジタルヘルスを含む)などのベンチャー企業を対象に最長約12年間の期間で投資を行っています。バイオベンチャー投資にとどまらず、アカデミア創薬、製薬会社のカーブアウト案件、製薬会社の開発プロジェクトへの投資、医療機器関連にも注力しています。
◆会社概要
会社名:三菱UFJキャピタル株式会社
所在地:東京都中央区日本橋2丁目3番4号 日本橋プラザビル7F
代表者:代表取締役社長 小島 拓朗
設 立:1974年8月1日
事業内容:ベンチャーキャピタル事業
U R L :https://www.mucap.co.jp/
◆MUFGメディカルファンド(正式名称:三菱UFJライフサイエンス3号投資事業有限責任組合)について
投資対象:
-医薬品(創薬型・創薬基盤技術特化型) ※ 製薬会社起点や国内アカデミア創薬への投資活動に注力
-再生医療製品
-医療機器等
-診断薬・診断機器
無限責任組合員:三菱UFJキャピタル株式会社
出資者:株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJキャピタル株式会社
設 立:2020年6月22日
ファンド総額:100億円
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