アニメ・ゲーム・VR等コンテンツ領域でのIPアイデアのビジネス構築を促進するプログラム「TCIC Ideation Program 2024」のミートアップを2月10日に開催

三菱UFJ銀行の協力により開催。大手コンテンツプロバイダーなどの事業会社、テレビ局、映像配信会社、ゲームパブリッシャー、デベロッパー、金融機関などが参加

株式会社ツクリエ

株式会社ツクリエ(本社:東京都千代田区 代表取締役:鈴木英樹 以下、ツクリエ)は、東京都から受託し運営する施設「東京コンテンツインキュベーションセンター(以下、TCIC)」のプログラム「TCIC Ideation Program 2024(TCIC IP)」の集大成として、2025年2月10日(月)に東京・虎ノ門にあるCIC Tokyoでミートアップイベント(以下、本イベント)を開催いたしました。

▼「TCIC Ideation Program 2024(TCIC IP)」についてはこちら

https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/news/1122/

「TCIC Ideation Program 2024」とは

スタートアップやクリエイターがオリジナルIP(知的財産/Intellectual Property)を開発して知財として所有することにより、ビジネスモデルを高成長させる可能性が生まれます。TCICでは、コンテンツ・エンタメ関連のIPのアイデアを募集し、そのIPを活用した事業ドメイン構築などをサポートする事業化支援プログラムを提供しています。

「TCIC Ideation Program 2024(TCIC IP)」は、キャラクターデザインなどのIP創生に留まらず、コンテンツIPのビジネス化を促進するためのプログラムです。

審査を勝ち抜いた9者(社)が、自身のアイデアを熱く語るピッチと交流会の二部構成

イベント当日の2025年2月10日(月)、大手コンテンツプロバイダーなどの事業会社、テレビ局、映像配信会社、ゲームパブリッシャー、デベロッパー、金融機関などが参加し、会場のCIC Tokyoはほぼ満席となりました。本イベントは、ピッチと、登壇者と参加者の交流会の二部構成で開催いたしました。ピッチでは、数多くの応募者のなかから審査を経て選ばれた9者(社)が、自身のアイデアを約2か月間かけてブラッシュアップした成果を熱弁と共に披露いたしました。ピッチ開催後の交流会では、会場のあちこちで登壇者を取り囲み、参加者から「キャラクターやアニメからゲーム、XRまで分野横断でコンテンツが一堂に揃い、ピッチが聞けるなんて今までなかった」などといったやりとりをする様子がみられました。

9者(社)のピッチ概要(登壇順)

■「XRアトラクションの展開」 小林 大河氏/株式会社日本XRセンター

同社は、2024年11月、東京・水道橋にある「東京ドームシティ」に、常設施設としてマルチプレイヤーアトラクション「XRミッション バトルワールド2045」をオープンさせています。MR(Mixed Reality)の最優秀賞「AWE Asia 2024 Auggie Award」を受賞しており、開発後にMeta社からのスポンサーを獲得しています。

今後は、自社IPだけでなく既存アニメなどとコラボ行うなどし、横浜やお台場、名古屋、大阪などに直営10店舗を構えたいと意気込みました。

■「実写作品企画『TOKUSATSU』」 舞原 賢三氏/個人事業主

映画やテレビ番組などを監督として手掛けてきた舞原氏は、「画像生成 AIを駆使し、特撮ヒーローのショートドラマを量産したい」「オリジナルキャラクターをIP化し、ビジネスを展開したい」と語ります。最近流行のショートドラマは、バズった作品のデータを重要視するあまり、同じ様な傾向の作品が多くなっていると舞原氏は分析します。そこで、自身の得意な特撮ヒーローを活用して差別化、キャラクターをIP化することで、さまざまなグッズやゲームソフトに展開し、収益を最大化させると展望を語りました。

■「イラストシリーズ『世界のおじちゃん』」 織田 博子氏/創業準備中

イラストレーターや漫画家として活躍する織田氏は、世界を旅する中で出会った人々や料理などを漫画やイラストにし、「自分にしか作れないユニークなコンテンツをIP化したい」と語ります。活動のテーマは「文化や言葉が違っても、人はみな同じ。異なるものへの好奇心や理解が世界の平和を作っていく」と述べ、自身のコンテンツを通じて、世界の家庭料理と、その先にある異国の文化や人々への理解を深めていきたいと語りました。

■「縦型ショートアニメ『Pocket ANIME』」 和田 亮一氏/株式会社TOKYO EPIC

2017年に興行収入40億円のヒットとなった映画「カメラを止めるな!」の原作者である同社の和田氏は、「アニメは世界で勝てる武器」と強く語ります。しかし、日本のアニメの現状は、「アニメーターの不足や制作費の高騰などの理由で、素晴らしい物語を世に出す余裕がない」と和田氏は言います。一方、近年流行のショート動画は「さまざまな人が手軽に発信できるようになったが、熱狂的なファンを獲得して大きなIPになるかは疑問が残る」と和田氏は分析。

そこで、和田氏は2分間の縦型ショートアニメに特化した専門プラットフォーム「Pocket ANIME」を開発。「生成AIを使って制作プロセスを簡易化し、SNSとも相性抜群のショートアニメを作ることで、バズやバイラルを生み出し、世界中のアニメファンの目に留まるチャンスを広げていきたい」と熱く語りました。

■「百虞夜行」 みかん氏/個人事業主

「百虞夜行は、日常に潜む『おそれ』を可視化し、かわいい妖怪として描く新感覚の“おそれ”エンターテインメント」とみかん氏は話します。オリジナルのメインキャラクター「あめ吉」を中心に、SNSでのストーリー発信、キャラ診断、体験型ワークショップやグッズ展開、実写映画化を目指します。最後にみかん氏は「虞(おそれ)は、おそれるものではなく、愛でるもの」と締めくくりました。

■「親子で学べるキッズコンテンツ」 ぽぴぽぴ出版(仮)※創業準備中

「家事の合間や子どもの相手として、YouTubeを見せることに罪悪感を覚えてしまう」という自身の経験から、それらを払拭するために子供が学べる、新しい無料のコンテンツを増やす目的で「親子で楽しむ知育ch」を開設したと、ぽぴぽぴ出版の代表は言います。YouTubeを子どもに見せているが、有料の動画配信サービスを利用していない約104万人をターゲットに、オリジナルキャラクター「てぶくろおばけ兄弟」でコンテンツを展開していきます。競合とは「AIを活用し新しいコンテンツをより早く、より多く配信することで差別化する」と同氏は語りました。

■「コスモっ子」 安藤 伸幸氏/個人事業主

個展やワークショップなどでアーティストとして活動する安藤氏は、幻想的で儚いオリジナルキャラクター「コスモっ子」を提案。「初めての個展の時から登場していた、とても大切な存在」だと安藤氏は言います。そんな同キャラクターを、今後はAIを活用して動画やコミック、アートグッズなどに展開し、そっと寄り添える存在に育てていきたいと安藤氏は展望を語りました。

■「お笑い×多様性 漫才大会D-1グランプリ」 マヌー 島岡氏/チーム フランポネ

チームフランポネは、吉本興業所属のピン芸人藤田ゆみ氏と、同所属の漫才コンビフランポネによる任意団体です。そんな彼らが提案したのは、外国人・障がい者の雇用問題を解決するための「漫才大会D-1グランプリ」と「漫才教育講座」の2軸です。「D-1グランプリ」では、大会を開催することで、大会の収益から出演料を還元し、雇用機会の拡大を目指します。もう1つの「漫才教育講座」は、漫才を通して日本語や英語などを学べる講座を、教育機関や日本語学校などで開催したいと夢を語りました。

■「CultureHouse」 渡部 恭己氏/フツララ合同会社

グラフィック・プログラム・シナリオなどを含め、すべて1人でゲームを開発・制作している渡部氏が提案するのは、“謎の建物で謎の生命体を育てる”というコンセプトの「CultureHouse」というアドベンチャーゲームです。

多様化したユーザーが求める、飽きのこない、謎めいた、一筋縄ではいかない体験がしたいという要望に応えるべく、「謎めいた世界観を持つIPで、新鮮な謎を提供し続ける。同じ背景を別の視点や表現方法で切り取ることで、ゲームだけでなく、アニメ、ドラマ、小説、コミックなど多方面に展開し、補完し合う関係を構築していきたい」と同氏は語りました。

「TCIC Ideation Program 2024」ミートアップ開催概要

開催日時:2025年2月10日(月)17:00~

参加方法:現地参加

会場:CIC Tokyo(東京都港区虎ノ門 1-17-1 虎ノ門ヒルズビジネスタワー 15階)

参加料:無料

主催:東京コンテンツインキュベーションセンター

協力:株式会社三菱UFJ銀行

【東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)とは】

TCIC は、コンテンツ関連産業に特化した東京都の創業支援施設です。コンテンツ分野での創業支援、ハンズオン支援を通して、コンテンツ産業の集積地・情報発信地になることを目指し、都内のコンテンツ関連産業の活性化、ひいては日本のコンテンツ産業の振興に貢献してまいります。

https://tcic.metro.tokyo.lg.jp/

【ツクリエとは】

「スタートアップサイドでいこう」

株式会社ツクリエは、事業を作る皆さまを応援するプロフェッショナルとしての起業支援サービス事業と、価値を創造するクリエイターの皆さまを支援するクリエイティブ創造事業を中心に事業展開をしています。

起業を目指す方、起業家の方を支援するイベント企画や相談事業、アクセラレーションプログラムの開発から、起業家の方との協同事業、商品開発、プロデュースなどを行っています。

https://tsucrea.com/

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会社概要

株式会社ツクリエ

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URL
https://tsucrea.com/
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区神田猿楽町2-8-11 VORT水道橋Ⅲ 6階
電話番号
03-4405-1357
代表者名
鈴木 英樹
上場
未上場
資本金
2億6778万円
設立
2005年08月