木とともに暮らす人の協議会・木暮人倶楽部（デジタルハリウッド大学院吉田就彦教授理事長）「月齢及び地域の木材特性への影響確認試験」結果発表会を開催

　日本初の株式会社による専門職大学院、デジタルハリウッド大学大学院の吉田就彦専任教授が理事長を務める、木とともに暮らす人の協議会「木暮人倶楽部」（以下、木暮人倶楽部）では、京都大学及び全国の林業家等と共同で行った「月齢及び地域の木材特性への影響確認試験」（以下、本試験）の結果発表会を本大学院と共同で開催いたします。

　本試験は、2010年10月から11月の間に、全国10県、11ヶ所の林業家等の協力で行われたもので、月の満ち欠けに応じて伐採（以下、月齢伐採）した樹木に対して、伐採後枝葉を残した状態でそのまま山に放置して乾燥させる葉枯らし乾燥（以下、葉枯らし乾燥）を行った場合に、樹木のデンプン含有量がいかに変化するのか、もしくはしないのかを確認することを目的として行われました。
　その結果、下弦や新月期に伐採した樹木で葉枯らし乾燥によるデンプンの消失が顕著であることがわかり、木材の伐採時期や乾燥方法が木材のデンプン含有量に大きく影響を与えることが判明いたしました。
　このことで、木材の伐採時期や乾燥方法の工夫により、虫害やカビ発生のリスクを低減させる可能性が出てきたものと考えられ、木材の商用利用拡大のために必須である良質な木材の生産に本試験結果が寄与するものと考えております。
　その詳細を報告する発表会を、下記の要領で開催いたします。



■月齢及び地域の木材特性への影響確認試験結果発表会概要

主催　：木とともに暮らす人の協議会「木暮人倶楽部」
共催　：デジタルハリウッド大学大学院　吉田就彦研究室森林・林業研究部会
分析協力　：三浦林商（三重県）、株式会社みどりの素材研究所（三重県）
協力　：田口木材株式会社（秋田県）、株式会社むつみワールド（秋田県）、
　　　　ひと・環境設計（宮城県）、有限会社小田原緑地（神奈川県）、
　　　　有限会社アシスト（山梨県）、天竜Ｔ．Ｓ．ドライシステム協同組合
　　　（静岡県）、南木曽木材産業株式会社（長野県）、荒山林業（長野県）、
　　　　河北の木で家を建てる会（石川県）、三重県中勢森林組合（三重県）、
　　　　三浦林商（三重県）、株式会社みどりの素材研究所（三重県）、
　　　　菅野建設株式会社（愛媛県）、NPO法人矢部川流域プロジェクト（福岡県）、
　　　　株式会社ヒットコンテンツ研究所
日時：10月7日(金)　16時～17時30分
場所：デジタルハリウッド大学大学院秋葉原セカンドキャンパスROOM6
　　　【住所】〒101-0021 東京都千代田区外神田3-1-16
　　　　　　　ダイドーリミテッドビル6階
　　　　　　　http://gs.dhw.ac.jp/utility/access/
　　　【Tel】 0120-019-236
　　　【Email】 [e-mail]
　　　【アクセス方法】
　　　　・JR「秋葉原駅」電気街口徒歩3分
　　　　・日比谷線「秋葉原駅」徒歩7分
　　　　・銀座線 「末広町駅」徒歩5分
　　　　・つくばエクスプレス「秋葉原駅」徒歩5分



■木とともに暮らす人の協議会「木暮人倶楽部」について

木暮人倶楽部は、森林や木とともに暮らしている日本全国の森林・林業関係者
～建築・木工関係者～一般市民までの森林や木に関係しているさまざまな立場
の人がつどう団体。さまざまな立場の人がお互いに森林や木に関する情報を
共有しあうことで、木がある山に関わる人から、それを享受する一般市民まで
の暮らしを、「天然志向の木」により健康的で豊かにすることと昔からの伝統
ある日本の木の文化の素晴らしさを世の中にメッセージすることを目的として
設立された。

・事務所住所：〒113-0023　東京都文京区向丘1-3-4
・理事長：吉田就彦（デジタルハリウッド大学大学院教授）
・設立日：2011年5月20日
・ホームページ：http://www.kogurebito.jp