書籍「ホープレスinドナウ川 世界の川を下る旅 ヨーロッパ編」12月25日発売
「第7回斎藤茂太賞」受賞『ホームレス女子大生川を下るinミシシッピ川』の佐藤ジョアナ玲子氏第2弾エッセー。
スポーツ報知を発行する報知新聞社(代表取締役社長・依田裕彦)は12月下旬に書籍「ホープレスinドナウ川 世界の川を下る旅 ヨーロッパ編」を発売します。定価1,650円(税込)。旅行記の文学賞「第7回斎藤茂太賞」を受賞した『ホームレス女子大生川を下るinミシシッピ川』の著者・佐藤ジョアナ玲子氏が贈る、涙と笑いがたっぷり詰まった第2弾旅行エッセーです。
ホームレスの次はクビ⁉夢も希望もなくした“ホープレス”ドナウ川を一人下る
前回のミシシッピ川下りで「剥製職人」という新たな夢を得て、米国の地で仕事にまい進していた著者。生まれて初めて「このまま一生、働いてもいい!」と思える職場に出会え、一目ぼれした彼とのプライベートも充実していたのに、転機は突然やってきた。職場を「クビ」になったのだ。著者に落ち度があったわけではなく、単純にビザの問題からだったのだが、クビには変わりない。このままでは米国にも留まれない。それなら「結婚もありかなあ」と淡い期待を抱いていたけれど、彼からは「幸せは自分の中に見つけないといけない」と言われただけ。もう、どうすれば……。「あれ? 無職なら旅に出られるじゃないの!」
テレビ番組「激レアさんを連れてきた。」に出演するなど話題の著者
ひらめいてしまったら、止まれない。仕事も恋もいったん忘れて、ヨーロッパ10カ国を流れるドナウ川をひと漕ぎ、のカヤック旅に乗り出した。真冬のドイツから黒海に向かい、さらに東西文明が交わるトルコへ。米国内を漕いだ前回とは異なる、国境をいくつも越えながらの旅は困難も多かった分、楽しさも気付きの数もケタ違い。著者が旅路の果てに見た景色は、どんなものだったのか。今もなお世界を揺らし続けている「国境」の意味、そしてそれを巡る各国の歴史、そこに住む人々の想いが、胸に迫る。カラー8ページで紹介するカヤック旅の光景は楽しく美しく、“おまけ”の東南アジア自転車旅も面白さ満載。普通の海外ツアーではなかなかできない珍しい旅を、読むだけで追体験できる一冊に仕上がっている。
カバーは著者の友人で画家の小俣花名氏の書き下ろし。こちらも注目だ。
<出版概要>
書名 「ホープレスinドナウ川 世界の川を下る旅 ヨーロッパ編」
体裁 B6判(128mm×182mm)248頁
発売日 12月25日
定価 1,650円(税込)
<目次>
はじめに
第一部 西ヨーロッパ 編
ドナウ川の禁じられた新国家
無職になって
ドナウ川はなかなか流れない(ドイツ)
レーゲンスブルクの人間流しそうめん(ドイツ)
パッサウとドナウの旅人
ウィーンで貧乏を考える(オーストリア)
コラム「節約料理は調味料から」
初めてなのに懐かしい町(スロバキア)
コマールノで困るのは(スロバキア)
ブダペストと船の家(ハンガリー)
コラム「ハンガリーのどろぼう市」
行くなと言われた町パクシュ(ハンガリー)
コラム「ハンガリーのホームレス事情」
第二部 東ヨーロッパ 編
ブコバルと廃墟群(クロアチア)
リベルランドの秘密とエコビレッジ
ノビサドの酔っ払いたち(セルビア前編)
旧ユーゴスラビア
ジェルダップを越えろ(セルビア後編)
スマホより正確な腹時計
ドナウを空から見下ろして
アウトドアとラグジュアリーの両立
ビディンの宴会文化(ブルガリア)
ルゼのヨット乗り
フルショバと根無し草(ルーマニア)
別れのトゥルチャ
黒海の色は何色か
帰り道
イスラム教国とあの約束
仏教国と自転車旅行
あとがき
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