Oracle Database@Azureの提供を日本で開始
Oracle Cloud Infrastructure上で実行されるOracle DatabaseのサービスをMicrosoft Azureデータセンターに直接導入
CloudWorld Tour, 東京 ― 2025年2月13日
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、取締役 執行役 社長:三澤 智光)は本日、オラクルとマイクロソフトが日本のお客様に向けて「Oracle Database@Azure( https://www.oracle.com/jp/cloud/azure/oracle-database-at-azure/ )」提供していることを発表します。Microsoft Azure東日本リージョンにおけるサービスの開始に伴い、お客様は、Azureのセキュリティ、柔軟性、およびクラス最高のサービスとあわせて、「Oracle Cloud Infrastructure」上の「Oracle Database」の持つパフォーマンス、レジリエンシー、セキュリティ、規模、ワークロード可用性に関するすべてのメリットを活用することが可能となります。 急速に拡大するグローバルな需要に応えるため、オラクルとマイクロソフトは、「Oracle Database@Azure」を、さらに多くの地域で利用可能にするとともに、新たなサービスを追加し続けています。
日本の企業・団体が注目する「Oracle Database@Azure」
お客様は、「Oracle Exadata Database Service( https://www.oracle.com/jp/engineered-systems/exadata/database-service/ )」と「Oracle Autonomous Database( https://www.oracle.com/jp/autonomous-database/ )」(いずれも、「Oracle Exadata」上で「Real Application Clusters」を実行)のサポートを含め、同じ物理データセンター内に導入された「Oracle Database」のサービスとAzureのサービスをネイティブに利用することができます。オラクルとマイクロソフトの共同サポート・モデルは、ミッションクリティカルなワークロードに対する迅速な対応と解決を可能にします。
Microsoft Azure東日本リージョンでは、ベネッセグループ( https://www.benesse-hd.co.jp/ )がクラウド・ジャーニーの加速に向け「Oracle Database@Azure」を採用しました。
ベネッセグループは1万7,000超の従業員数および39の子会社を有し、家庭教育、グローバル教育、介護・育児、暮らしの分野において、ライフステージごとに生じるさまざまな社会課題に取り組んでいます。
株式会社ベネッセコーポレーション コンタクトセンター開発部 部長 稲垣 昇司氏は次のように述べています。「マイクロソフトおよびオラクルと協力し、Microsoft Azure の豊富な開発および AIサービスと、『Oracle Database@Azure』による 『Oracle Autonomous Database 』を組み合わせることで、コールセンター業務における顧客体験を向上させるための概念実証(PoC)を実施しています。日本でも利用可能な『Oracle Database@Azure』の新しいマルチクラウド機能を活用することで、さらなる業務効率化を実現できると期待しています。」
世界的な需要に合わせて強力なクラウド・データベース・サービスを拡大
「Oracle Database@Azure」は現在、オーストラリア東部、ブラジル南部、カナダ中部、米国中部、米国東部、フランス中部、ドイツ中西部、イタリア北部、東日本、東南アジア、英国南部、英国西部、米国西部で利用可能となっています。
さらに、今後12カ月間で、より多くのリージョンで本サービスが利用可能になる予定です。これには、オーストラリア南東部、ブラジル南東部、カナダ東部、インド中部、米国東部2、フランス南部、西日本、ドイツ北部、米国北中部、欧州北部、米国中南部、インド南部、スペイン中部、スウェーデン中部、アラブ首長国連邦中部、アラブ首長国連邦北部、米国西部2、米国西部3が含まれます。
日本オラクル株式会社 取締役 執行役 社長の三澤 智光は次のように述べています。「『Oracle Database@Azure』は、医療、製造、専門サービスなど多岐にわたる分野の日本の大手企業から強い関心を集めています。このような需要の急増は、クラウド技術によるレジリエンス向上や、マルチクラウド環境へのニーズの高まりを反映しています。日本で『Oracle Database@Azure』の提供が開始されることで、AIおよびマルチクラウド導入によるメリットを、オラクルとマイクロソフトのお客様に幅広く提供できるようになります。」
日本マイクロソフト株式会社 代表取締役社長の津坂 美樹氏は次のように述べています。「日本のお客様が『Oracle Database@Azure』により、AIを活用した最新のイノベーションを実現されることを大変嬉しく思います。マイクロソフトはオラクルとの連携をさらに深化させ、クラス最高のソリューションを提供することに全力を尽くしてまいります。また、日本企業の世界規模で展開するクラウド基盤へのワークロード移行を一層効率化し、その促進に向けた取り組みを積極的に推進していきます。」
お客様のためのマルチクラウド
お客様は、Azure Marketplace( https://azuremarketplace.microsoft.com/en-us/marketplace/apps/oracle.oracle_database_at_azure?tab=Overview )を通じてOracle Database@Azureを購入できます。既存のAzureコミットメントや割引プログラム、BYOL(Bring Your Own License)やOracle Support Rewardsなどのオラクル・ライセンス特典も利用可能です。「Oracle Autonomous Database」、「Oracle Exadata Database Service」、「Oracle Database Zero Data Loss Autonomous Recovery Service」は、プライベートオファーで個別見積りとなります。「Oracle Autonomous Database」は従量課金制でも利用でき、お客様はフルマネージド・データベースをほんの数分で導入できます。
AzureデータセンターのOCIで稼働する「Oracle Database@Azure」により、以下のような利点が提供されます。
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「Oracle Zero-Downtime Migration」などの実績ある移行ツールとの互換性を含む、お客様のオラクルのデータベースのクラウド移行を簡素化、加速化する柔軟なオプション
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豊富なAzureの開発やAIサービスなど、OCIやAzureのテクノロジーを活用し、新たなクラウドネイティブ・アプリケーションを構築可能
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「Oracle Database@Azure」を支えるOracle Exadataエンジニアド・システムによってのみ実現可能な、Oracle Databaseの最高レベルのパフォーマンス、スケール、可用性をOCIと同等の価格で提供
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Autonomous DatabaseとAzureサービスとの統合ソリューションを構築するためのシンプルさ、セキュリティ、低レイテンシ
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「Oracle Database」および「Oracle Exadata」のオンプレミス展開との一貫性が確保され、リアーキテクトやリファクタリングのソリューションの必要性を軽減
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オラクルとMicrosoftによる統合されたお客様体験とサポート
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オラクルとMicrosoftのライセンス、コミットメント、割引プログラムの購入や活用の簡素化
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「Oracle Database@Azure」上の「Oracle Exadata Database Service」向けの、検証済みのOracle Maximum Availability Architecture(MAA)Silver、Gold、およびPlatinumレベル
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クラウドで最も信頼される2社が検証、サポートする統合サービスとアーキテクチャの安心感
参考リンク
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Oracle Database@Azure( https://www.oracle.com/jp/cloud/azure/oracle-database-at-azure/ )
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Oracle Database@Azure のOracle Autonomous Database( https://www.oracle.com/news/announcement/oracle-autonomous-database-now-generally-available-on-oracle-database-at-azure-2024-06-20/ )
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Oracle Database Services( https://www.oracle.com/database/ )、Oracle Autonomous Database( https://www.oracle.com/autonomous-database/ )、Oracle Exadata Database Service( https://www.oracle.com/engineered-systems/exadata/database-service/ )、Oracle Base Database Service( https://www.oracle.com/database/base-database-service/ )
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OracleとAzure( https://azure.microsoft.com/ja-jp/solutions/oracle/ )のイノベーション
オラクルの分散クラウドについて
オラクルの分散クラウドは優れた管理性と柔軟性でクラウドのメリットを提供します。オラクルの分散クラウドには以下が含まれます。
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パブリック・クラウド: 厳格なEUの主権制御を求める組織を含むあらゆる規模の組織がハイパースケール・リージョンを活用しています。リージョンのリストはこちら( https://www.oracle.com/jp/cloud/public-cloud-regions/ )をご参照ください。
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専用クラウド: 「OCI Dedicated Region」は、お客様が自社のデータセンターで、オラクルのすべてのクラウドサービスを実行可能にし、「Oracle Alloy」は、パートナー企業がOCIのクラウドサービスを再販し、そのエクスペリエンスをカスタマイズすることを可能にします。オラクルはまた、米国、英国、オーストラリアの各国で「Government Clouds」を、国家安全保障を目的として「Isolated Cloud Regions」を運用しています。これらの製品により、お客様がソブリン・クラウドとして展開可能なクラウドとAIをフルスタックで提供します。
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ハイブリッド・クラウド: OCIは、「Oracle Exadata Cloud@Customer」、「Compute Cloud@Customer」を介してオンプレミス環境でクラウドサービスを提供し、60カ国以上でインフラストラクチャを管理しています。さらに、堅牢でポータブルな高性能デバイスの複数構成から成る「OCI Roving Edge Infrastructure」は、エッジ環境でのリモートAI推論を支援します。
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マルチクラウド: OCIは、AWS、Google Cloud、Microsoft Azureといったすべてのハイパースケール・クラウド・プロバイダー内に物理的に配置され、「Oracle Database@AWS」、「Oracle Database@Azure」、「Oracle Database@Google Cloud」、AWS上の「Oracle HeatWave」など、低遅延でネイティブに統合されたオラクルのデータベース・サービスを提供します。また、「Oracle Interconnect for Microsoft Azure」、「Oracle Interconnect for Google Cloud」により、お客様は複数のクラウドの主要な機能を組み合わせて利用することができます。
Oracle CloudWorld Tourについて
Oracle CloudWorld Tourは、オラクルのお客様とパートナーの成功を称えるグローバルイベントです。本イベントに参加し、ビジネスの重要な課題に取り組むためのインサイトを発見することができます。スキル、知識、人脈を広げ、オラクルのクラウド・インフラストラクチャ、データベース、アプリケーションについて、開発者やユーザーから直接学ぶことができます。ライブ基調講演、セッションの詳細、最新ニュースなどについては、https://www.oracle.com/jp/cloudworld-tour/ または https://www.oracle.com/jp/news/ をご覧ください。
日本オラクルについて
私たちのミッションは、人々が新たな方法でデータを理解し、本質を見極め、無限の可能性を解き放てるよう支援していくことです。データ・ドリブンなアプローチにより情報価値を最大化するクラウド・サービス、それらの利用を支援する各種サービスを提供しています。オラクル・コーポレーションの日本法人。東証スタンダード市場上場(証券コード:4716)。URL https://www.oracle.com/jp
オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、https://www.oracle.com/ をご覧ください。
将来の製品に関する免責事項
上記の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。上記の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料にしないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリース、時期および価格については、弊社の裁量により変更される可能性があります。
商標
Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。
- 種類
- 商品サービス
- ビジネスカテゴリ
- サーバ・周辺機器ネットワーク・ネットワーク機器