【独自調査】競合すら顧客に変える台湾Micro LED業界の「プラットフォーム戦略」。次世代技術の覇権争いを紐解く最新レポートを公開
自前主義を脱却し、ボトルネック工程のソリューション提供で市場を牽引する台湾リーディング企業の戦略と、日系企業が陥りがちな「専用設備開発」の罠を解説
台湾のビジネス・市場動向調査に精通するワイズコンサルティンググループ(本社:中華民国台北市)傘下のワイズリサーチは、次世代技術「Micro LED」業界で見られる台湾企業ならではの事業戦略に迫る最新レポート『自前主義を越え、競合すら顧客に変える〜台湾Micro LEDのデフォルト戦略〜』を公開いたしました。
■ レポートのハイライト(台湾Micro LED業界の事業戦略)
次世代技術の壁となる「巨量移転(Mass Transfer)」工程
OLED(有機EL)の限界を突破する次世代技術「Micro LED」の製造において、微細なLEDチップを基板へ高速かつ高精度に配置する「巨量移転」工程が主要な技術的課題(ボトルネック)となっています。

ボトルネック工程を「業界のプラットフォーム」へ転換
台湾のリーディング企業である錼創科技(PlayNitride)は、自社での技術独占(自前主義)にとどまらず、他社への工場ライン設計・建設(Turnkeyソリューション)の提供や、群創光電(Innolux)等へ自社開発の製造設備を販売する事業を展開しています。大規模な製造リスクを抑えつつ、工程技術を業界のプラットフォームとして提供し、市場全体の拡大を自社収益に結びつけています。
成長市場の裏に潜む「専用設備不在」と日系企業の課題
Micro LED市場は専用設備の共同開発が求められていますが、日系企業は黎明期ゆえの市場規模の小ささから早期の共同開発を見送るケースが少なくありません。その結果、将来の業界標準(デファクトスタンダード)づくりに関わる好機を見落としがちになっています。
■ 経営へのヒント:自前主義の脱却とデファクトスタンダードの獲得
自社のコア技術を過度にブラックボックス化し、自社工場での製造にこだわりすぎる罠を避けるべきです。「ボトルネックの解消=コスト」という過去の認識から脱却し、それを業界標準へと昇華させて競合さえも自社の顧客に変えていく視点が、新たなビジネスモデル創出の鍵となります。
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