全国の20歳以上の男女1,000人に聞いた「日焼け止めに関する意識調査」

~日焼け止めの塗り直しを徹底できていない人が8割を超えることもあり、約8割が「日焼け止めを使用したのに日焼けしてしまった経験がある」~

株式会社ネオマーケティング

生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なう株式会社ネオマーケティング(所在地:東京都渋谷区)は2023年7月12日(水)~2023年7月14日(金)の3日間、全国の20歳以上の男女を対象に「日焼け止めに関する意識」をテーマにインターネットリサーチを実施いたしました。

<調査背景>

夏本番となり、日差しがますます強くなってきました。屋外で過ごす際に欠かせないのが「日焼け止め」。今回、生活者は日焼け止めをどの程度重要視しているのか、効果への理解度合い、また日焼け止めの使用方法の実態や選定基準など、日焼け止めに関する様々な事柄を調査しました。

是非今後のマーケティング活動の一資料としてご活用ください。


【調査概要】

調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートシステムを利用したWEBアンケート方式で実施

調査の対象:全国の20歳以上69歳以下の男女で、日焼け止めの使用経験有かつ「日焼けしたくない」と回答した方

有効回答数:1,000名 

調査実施日:2023年7月12日(水)~2023年7月14日(金)


◆「日焼け止めに関する意識調査」主な質問と回答


■3人に1人は塗り直さないという結果に。
「タイミングがあれば塗りなおす」が最多で52.7%。「1度塗ったら塗りなおすことはない」と回答した割合も31.7%となっており、80%以上が日焼け止めの塗り直しを徹底できていない、という実態がわかった。


■日焼け止めを使用しても約8割が日焼けの経験あり

日焼け止めの塗り直しを徹底できていない人の割合が多いことから推測するに、この失敗の多くは、日焼け止めの塗り直しを怠ったことによるものであると考えられる。


・はじめに、直近1年間の、「日焼け止め」の使用頻度をお聞きしました。(※化粧品やスプレータイプなど、日焼け止め効果が表記されている商品をすべて含めて回答)


■直近1年間の「日焼け止め」の使用頻度(n=1,000)


47.6%と、約半数が「紫外線が気になる時期だけ使用している」と回答しました。

また「屋外レジャーやイベントなど、長時間外にいる時だけ使用している」と回答した割合も17.6%と少なくありません。これらを合わせると全体の65.2%が日焼け止めをスポット的に使用していることがわかります。

日焼け止めは、“毎年夏になったら購入するもの”や“海やテーマパークなどに行くタイミングで購入するもの”と捉えている人も多いのかもしれません。


日焼け止めの効果を持続させるために、1日の間で塗りなおすことはあるかお聞きしました。

 

■日焼け止めの効果を持続させるため、1日の間で塗りなおすことはあるか(n=1,000)


52.7%と、半数以上が「タイミングがあれば塗りなおす」と回答。さらに「1度塗ったら塗りなおすことはない」と回答した割合も31.7%となっており、80%以上が日焼け止めの塗り直しを徹底できていない、という実態がわかりました。

一般的に、屋外で過ごす場合、日焼け止めは汗や皮脂、摩擦により落ちてしまうため、2~3時間おきに塗り直す必要があると言われています。またクリームやジェルタイプの日焼け止めについて、効果をきちんと発揮するためには、薄く塗り広げず、何度も重ね厚く塗る必要がある、という見解も。

近年はメディアを通してこういった情報が多く発信されていますが、実際は塗り直すタイミングが無かったり、手間に感じてしまったりと、なかなか実践できていないようです。



日焼け止め効果のある商品に記載されている「SPF」「PA」の意味を知っているか、お聞きしました。

 

■「SPF●●PA●●」の意味を知っているか(n=1,000)


「正しく説明できる」と回答した割合は9.4%にとどまり、大多数が「SPF●●PA●●」の意味について明確には理解できていないようです。

“「PA」の横の「+」の数が多いほど日焼けしにくい”や“「SPF50」なら日焼け止め効果が高い”など、ざっくりとした認識でいる人がほとんどなのかもしれません。



日焼け止めを使用したのに、日焼けしてしまった経験はあるかお聞きしました。

 

■日焼け止めを使用したのに、日焼けしてしまった経験(n=1,000)


78.0%と、大多数が「日焼け止め」を使用したにもかかわらず焼けてしまった経験があるようです。

前掲した設問【日焼け止めの効果を持続させるため、1日の間で塗りなおすことはあるか】では「ある程度の時間経過ごとに塗りなおすようにしている」割合は15.6%にとどまり、

また【「SPF●●PA●●」の意味を知っているか】においては「正しく説明できる」と回答した割合はわずか9.4%でした。


この実態から推測するに“「日焼け止め」を使用したにもかかわらず焼けてしまった経験”の多くは、塗り直しを怠ったことによるもの、さらに踏み込むと「SPF50」「PA++++」など“効果が高いと思われる日焼け止めを使用していることへの安心感”から、塗り直しをしなくても大丈夫と思ってしまうことによるものではないでしょうか。

いくら効果の高い日焼け止めを使用しても、塗り直しを怠ったり、薄く伸ばし過ぎてしまったり、塗りにムラがあったりした場合、日焼けを防ぐことはできません。


「日焼け止め」を使用したにもかかわらず焼けてしまった過去の経験から、もっと日焼け止め効果の高いものを購入しよう、と考える人も多いかもしれませんが、使用方法と習慣の見直しで十分日焼け止めの効果を発揮することは可能でしょう。


直近1年間において「日焼け止め」を「使用している」と回答した人に対し、自分が使っている日焼け止め商品は自分で選んだものなのか、お聞きしました。

 

■日焼け止め商品を自分で選んで使用しているか(n=861)


87.8%が自分で選定していることがわかりました。

家族が選定・購入したものなどをそのまま使うのではなく、自分の好みに合わせて日焼け止めの機能やテクスチャを判断している人が大半のようです。

最後に、日焼け止め商品を選ぶ基準についてお聞きしました。



以下のグラフは、もし【同じ価格・同じ容量】の商品の中から選ぶ場合、重視するポイントを1番~3番目までランキング形式でお答えいただいたものです。

 

■日焼け止め商品を選ぶ基準(n=756)


【1番重視するポイント】のトップとして挙がったのが「日焼け止め効果の数値(SPF,PA)が高いこと」で、50.8%でした。

前掲した設問【「SPF●●PA●●」の意味を知っているか】では「SPF●●PA●●」を「正しく説明できる」と回答した割合はわずか9.4%でしたが、商品選定に迷ったら(日焼け止め効果がより高いか・低いかというざっくりとした認識でも)数値で選ぶ、という人が多いようです。

一方【2番目に重視するポイント】以降は「肌にやさしい、敏感肌でも使用できること」がトップとなり、そこに美容効果やテクスチャなどの要素が続く流れとなっています。

紫外線を防ぐ効果の高い日焼け止めは肌への負担が大きい、ということをある程度認識しているのか、“肌へのやさしさ”も考慮した商品を選ぼうという意識が見えました。


■この調査のその他の質問

・直近1年で日焼け止めを使用していない/使用しなくなった理由(複数回答)

など

■この調査で使用した調査サービスはコチラ

ネットリサーチ:https://neo-m.jp/research-service/netresearch/

■引用・転載時のクレジット表記のお願い

※本リリースの引用・転載は、必ずクレジットを明記していただきますようお願い申し上げます。

<例>「生活者起点のリサーチ&マーケティング支援を行なうネオマーケティングが実施した調査結果によると……」

■「ネオマーケティング」

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会社概要

株式会社ネオマーケティング

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URL
https://corp.neo-m.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都渋谷区南平台町16-25 養命酒ビル
電話番号
03-6328-2880
代表者名
橋本 光伸
上場
東証スタンダード
資本金
8518万円
設立
2000年10月