業務と育児の両立を目指して育児時短勤務を「小学校入学まで」から「小学校卒業まで」に6年延長
~〝ベビーシッター割引券〟の配布と〝勤務時間柔軟化〟も実施 ~
■「育児時短勤務の期間拡大」の背景
育児・介護休業法により定められた、育児のための短時間勤務制度では、社員が申し出れば子どもが3歳になるまで、1日の所定労働時間を6時間とすることができます。ネオキャリアの育児時短勤務では、2023年5月までは子どもが「小学校入学まで」と、法定上の「3歳未満」よりも期間が長いことが特徴でした。しかし、今回、育児時短勤務の可能な期間を「小学校卒業まで」とさらに延長します。
延長の背景は、「小1の壁」と「小4の壁」の社会問題に直面しても、ネオキャリアの社員が仕事と育児の両立を継続できる環境を構築することにあります。「小1の壁」とは、子どもが小学校に上がった際、保育園に通っていた時よりも仕事と育児の両立が難しくなる社会問題を指します。一方、「小4の壁」とは、小学4年生以降は学童保育など、放課後に子どもを預けられる場所が少なくなるため、親が働き方の見直しを迫られる社会問題を指します。
厚生労働省の「令和4年度雇用均等基本調査」(事業所の有効回答数は3,339)※では、有効回答をした事業所の71.6%が育児のための「短時間勤務制度」を導入しており、そのうち3歳未満は55.8%で最大であり、小学校4年生から小学校卒業(または12歳)までは9.0%となっています。
※「令和4年度雇用均等基本調査」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/71-r04/03.pdf
■「企業主導型ベビーシッター割引券」の配布と「勤務時間の柔軟化」も実施
また、6月から「企業主導型ベビーシッター割引券」の配布、7月から「勤務時間の柔軟化」の施策も開始しました。
「企業主導型ベビーシッター割引券」の配布では、勤務日にベビーシッターを利用する場合、児童1人につき1日に4,400円(1カ月最大で52,800円分の利用が可能)の電子割引券を渡し、社員の子育て環境を支援します。対象者となるのは、小学校3年生までの児童を養育している全社員(正社員と契約社員)。在宅勤務も含めた就業時間内に家庭内保育、および保育に付随する施設の送迎のために利用することができます。
「勤務時間の柔軟化」では、これまで上長の勤務外では社員は勤務できないルールでしたが、8時から20時30分の間で上長がいない時間でも勤務が可能になります。例えば、1日8時間の勤務で16時に業務を終了する際、始業時間の9時30分よりも早い時間は、上長の勤務時間外であるため勤務できませんでした。それが上長がいない始業時間前でも勤務が可能になります。これにより、1日8時間の通常の勤務を行いながら、夕方に保育所に子どもを迎えに行けるなど、仕事と子育ての時間を両立させやすくなります。
■今後について
ネオキャリアでは、入学式や卒業式、運動会、授業参観など子どもの大事なイベントを見逃さないための有給の特別休暇である「成長見逃さないDay」、子どもを認可保育所に預けられず、認可外保育所等を利用する場合に保育料の差額を支給する「育児サポート手当」など、育児に関する独自の制度を設けてきました。社員の業務と育児が両立できる環境を整えるため、今後も様々な施策を打ち出してまいります。
■会社概要
会社名 :株式会社ネオキャリア
所在地 :東京都新宿区西新宿1-22-2 新宿サンエービル
代表者 :代表取締役 西澤 亮一
事業概要:人材事業、ヘルスケア事業、グローバル事業他